僕は悩んでいた・・・。
賑やかな休日の街を歩きながら、悩んだ・・・。
優先順位は大事なことだ。
どんな好きなことでも、やりたいことでも。
その優先順位をちょっと間違うと、本来の目的を遂げることができない。
今、僕はラーメンが食べたい・・・。
ガガによれば、その時「食べたい」と強く感じるものは身体が欲しているのだという。
ならば今の僕に必要なのは、こってりとしたスープが麺にからみつく・・・ラーメンではないだろうか。
だがしかし・・・
僕はぶんぶんと頭を振って、その考えを振り払う。
2週間後には「ガガ祭り」が控えているのだ。
この大事な時期に不摂生をした状態でファンの方々に会うなんてことはできない。
ラーメンは脂が多いので、たまに胃もたれしてしまうことがある。
若い時にはそれくらいなんともなかったのだが、僕も40代半ば。消化機能が若干低下してもおかしくはない年齢だ。
いつもイベントのひと月前からコンディションを整えている僕としては、
ここからは、ますます食事にも気を配るのが一番やるべきことである。
そう
僕の優先順位筆頭は、「ガガ祭りの成功」であって、ラーメンを食べることではない
そんなものは、目的を達成してから美味しく食べればいいのだ。
大仕事に関わった友人たちも皆口を揃えてこう言う。
これが終わったら濃厚なクリームパスタを食べよう。
アイネクライネマハトマジ―クを観に行こう(この映画は仙台が舞台だ)。
流行りのカフェで焼きたてのワッフルを食べよう、アイスクリームをたっぷり乗せて(この友人はまるで格闘家のようなヤツなのだがスイーツが好きでとてもかわいい)。
ずっと断っていた麻雀をしよう(しかし麻雀は4人揃わないとできないところが悩ましい)などなど・・・
闘う男たちは戦闘の時には何かを断ち、相手に立ち向かっているのだ
人は皆、苦悩の中にいるのである。
僕はふう、と息を吐き出し、さりげなくラーメン屋の前を通過する。
ウマそうなスープの香りが鼻孔を優しくなでてくる。
僕はピタリと足を止めると、後ろを振り返る。
その先には、何を食べようかとメニューを覗き込みながら並ぶ人たちの姿があった。
「で、1時間もラーメン屋の周りをウロウロした挙句に、ジムに行ってきたわけ?」
帰還した僕にワカが言った。
僕が持っているスポーツバッグを指差して、呆れた顔をして・・・。
「そうさ。もうこうなったら、カロリーを増やさず、ひたすら消費してくる。
ラーメンへの雑念も消えて、一石二鳥。
どうだい?非常に論理的な考えだろう」
僕は胸を張って答える。
「まったく考えが極端すぎるわよ、おもしろいからまあいいけど」
「やはりタカはバカなのだよ、ガハハ」
ワカとガガが矢継ぎ早に言うと、彼らは声を上げて笑った。
そんなワカとガガに
「チャーリーチャップリンのこんな名言を知っているかい?」
と、僕は人差し指を立てる。
「『無駄な1日とは、笑いのなかった日のことである』。
僕は君たちの無駄な一日を笑いによって有意義なものに変えてやったのさ」
ま、好きなことで迷うのもまた、楽しみのひとつということで(笑)。
一杯のラーメンはガガ祭りが終わるまでのお楽しみです、ハイ(*^-^*)
絶賛発売中!!
【Amazon.co.jp 限定】龍神ガガ様のしおり付き 龍神の教え手帳 令和2年版 1,782円 Amazon |
好評発売中!
龍神ガガの日めくり格言――毎日を幸福に生きるための31の言葉 1,404円 Amazon |
初月は無料です。
メルマガはこちら
龍神と巡る 命と魂の長いお話 1,512円 Amazon |
龍神ガガシリーズ第2弾!
日本一役に立つ! 龍の授業 1,500円 Amazon |
妻に龍が付きまして・・・ 1,500円 Amazon |
今日もご愛読ありがとうございました!