「タカや。今、我々は神話の国、出雲にいるわけだが……」




偉大なる龍神が声をかけてきた。


「はい、相変わらず出雲の国は雄大で素晴らしいですね。ここに来ると、体と心に力が湧いてきます」


僕は答える。



「図らずもおまえは世の中に、見えぬ世界のまじめな話を伝えているわけだが……神様の話をする時に、一番大切なことはなんだかわかるかね?」

「大切なこと?」

僕は腕を組んで首を捻る。

はて?


「神様に敬意を払うとか、そういうことですか?」


僕の答えにガガはゆっくりと首を横に振った。


「そりゃもちろんそうだが、もっと簡単なことだがね」


「というと……」


「正しさばかりを追い求めないことさ」

 


ガガはそう言うと、ゆっくりと話を始めた。


「人間は神様の話だと、どうしても『ちゃんとしないと』『正しくやらないと』と考えがちだろう?」


それはそうだ。

神様の教えに、人間はなかなか逆らわない。いや、そもそも逆らおうとはしないだろう。(たまに逆らう人もいるけど……例えば、妻のような……)

 


 

「しかしだ。

神様という名のもとの正しさは、多くの人を救い心の拠り所になる一方で、

恐ろしい毒にもなりかねんのだよ」

 


毒?


「それって人間が『神様のためにこうしなければいけない』と相手にも押し付けたり、他のやり方を否定し始めるってことでしょうか?」


僕の言葉にガガは静かに頷き、ふうと息を吐き出した。


「さよう。そうなると人間は争いを始めるのだ。自分も相手も、神様のためだと思っているから必死さ。

自分こそが正しい。神様のためだと思っているから絶対に譲らんのだ」


それで、世界中で争いが絶えないのだろう。

悲しいことだと思う・・・。


「神様はこうしろとか、ああしろなどと決して命令せんがね。

神社参拝の作法だって、人間の解釈で作られたものなのだ。

自分なりに調べた作法に則って、心を込めて参拝してくれれば、それでいいのだよ。もちろん、神様に失礼のないようにな」


穏やかで、それでいて優しい口調でガガが語りかけてくる。

いつもはバカだのヌケ作だの、ガーガーうるさいのに、さすがにここ出雲の地では紳士的である。

これが、ガガの出雲の神様に対する敬意なのだろうと思った。


そう、大事なのは心があること。

 

その心があって、作法を学ぼうと思う。

 

この順番こそが大事なのだ。

 


だけど、

「こうじゃなきゃダメ!」

「それは違う!!」

そうやって、せっかく気持ちいい参拝が嫌な気持ちになってはもったいないじゃないですか。

特にそれで喧嘩になったりしたら、神様だってきっとお嘆きになります。


特に神様のことをお話する時は、正しさばかりを求めすぎないこと。

自分なりの解釈を大切に、そして神様を敬う心があれば大丈夫です。


だって、オオクニヌシさまもせっかく造った地上の国を

「私に譲って!」

と言われて、お互いが争わず、損をしない方法を考えて気持ちよく譲ったのですから。


いろんな方法がある。

いろんな形がある。

なぜなら、日本は性格も姿もみんな千差万別の、

八百万の神様の国なんですから。



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