「おいタカや!我は今モーレツに感動しているのだよ」


ガガが感極まった声を上げた。



実は僕たちは昨日、茨城県の笠間市へお邪魔していた。

なぜかというと・・・






陶芸家・陶人形作家の田崎太郎さんに会いに行ったのである。


田崎太郎さんは





銀座の三越で個展を開催すれば、初日で即完売という一流の陶芸家。

なぜそんなすごい方に?それはですね、


田崎さんの産み出す




個性あふれる神様や狛犬さんにズドンと心を撃ち抜かれた妻ワカが、熱烈なラブコールを送り。

しかも、田崎ご夫妻も龍神ガガの大ファンだったことで、なんと直接お目にかかれることになったのです。嬉し~(涙)。


僕たちの恋のキューピットとなってくれたガガさん(笑)。

そのガガが叫び声を上げたのは僕たちが自己紹介を終え、テーブルについたときのことでした。


な・・・なんと!





先日のブログ(⇒こちら)でガガが

「プリンを食べてみたいのだ!」

と言っていたのを見て、奥様がガガと黒龍の分のプリンを用意してくれていたのです。

しかも冷たいお茶まで。



ガガが興奮気味にしゃべりだす。


「我はこんなふうに接待されたのは初めてなのだ。ああ、我が実際にこのプリンにさじを入れてパクリと食べることができたなら・・・」

まるでシェイクスピアの戯曲のようである。

そして、ガガはうれし涙をグッと拭った・・・かはわからないが、感動した様子で続けた。


「いいかね。我はいつも『他人を喜ばせるがね』と言っているだろう?心を配れと」


「はい。僕もそれを心がけるようにしています」

僕はもちろん、という顔で答える。


するとガガは呆れ顔で息をひとつ吐いた。

「ふん。その意味を勘違いしているヤツのなんと多いことよ。タカや、おまえもそのうちのひとりだがね!」


えっ、な、な、なぜ??

俺、ちゃんとやってるつもりなんだけどなあ(^^;)


「まさか気付いておらんのか?おまえが普段やっていることは、とにかく押し付けが多いのだ。

『この本、面白いから読んでみてよ』

『このお菓子、美味しいから食べてみて』

そうやって、自分の価値を押し付ける。しかし、相手がおまえと同じ感覚とは限らんだろ。そんなのは心配りとはいわん!!」


「ま、たしかにタカは、自分が楽しいことを私に押し付けてくるわね」

ワカが今が攻め時、とばかりに切り込んでくる。いやいや・・・そんな・・・。

僕がたじろいでいるとガガは再び、田崎ご夫妻の方を向き直って続けた。


「いいかね。本当の心配りとは相手の立場になり何を求めているか?それを考えて行うことだ」

 


ワカが自然の野菜が大好きだと僕の本で知ると、





栽培した新鮮なトマトをワカに採らせて、





こんなにきれいに用意してくださったり。


和菓子が好きだとブログを読み、




季節の美味しい和菓子を。


そして何よりワカの大好物





うなぎまで!!


「そうやって、相手が何が好きかを考える、相手の気持ちを想像して行動する。それこそが心配りなのだよ。だからこそ、田崎工房長の作る神様や狛犬は心を持っているのだ。人間の心だけでなく、天地(あめつち)の心まで感じ、それを土に込める。だから火の神様も大いに力を貸してくれるのさ」


陶芸作品のできは、最後は火の神様に委ねられる。

窯から出た瞬間、その作品に命が吹き込まれているのがわかるのだという。


他人を思う気持ち。

それが火の神様にも愛され、命宿る素晴らしい作品が産み出される。


「まあ、いい機会だがね。おまえら、しっかり学びたまえ」


そう言いながらも、よっぽど嬉しかったのかガガの声はいつになく弾んでいた。

でもそれは僕たちも一緒、本当に楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。

見て、触れて、嗅いで、聞いて、味わって、はしゃぐ、みんなで咲う(わらう)。

まるで夏休みの冒険のような一日!!


しかも、





笠間稲荷神社にもご一緒することができました。


ちなみに参道脇の黒板に





ガガさんの絵を描いたのは僕たちです(笑)。


笠間が大好きになりました。

よしっ!また行くぞ!!


田崎ご夫妻、本当に素敵な時間をありがとうございました!

 







「工房長、我は楽しかったのだ!!ありがとうだがね!!!!!」








陶芸家・陶人形作家 田崎太郎先生のブログはこちら

『土から生まれる』



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