ゲンドゥン・シェラプ師のエピソードですが。

これまでにも書いたようにゲンドゥン・シェラプ師は1年の8ヶ月を洞窟での
修行、残りの4ヶ月を指導、相談にあてます。

もっと若いころは1年の大半は修行のため洞窟暮らしだったようです。
洞窟というとすごい事のようですが、チベットのお坊さんにとっては
洞窟にこもって一人修行するのは珍しい話ではないようです。

そんなある日、2ヶ月も誰にも会うことなく、食べ物も尽きてもう駄目だろ
みたいな状況になったそうです。こういうのも洞窟修行では想定の範囲の
事柄だそうです。

想定の範囲と言っても。。。。。その傾向と対策はあるはずもなく。
そうなれば死ぬだけです。

夢の中に女性が現れて肉と脂を差し出したとか。
これで2,3日しのげ、あとは段取りしておくと言い残して。

そして目が覚めて暖を取る小枝を拾いに洞窟から出て、枝を拾おうとすると
小枝は風に流されころがっていく。。。。。
それを追っていくとウサギの死体があったそうです。
夢のお告げはこのこと?と喜びウサギを拾うと内臓が腐って流れ落ちます。

これ腐ってるじゃないの。。。。。
これ食べたら食中毒で死ぬな、とか思いながら、でも食べなくても死ぬよな。
で、お告げを信じてウサギの肉を食べて数日をしのいだそうです。

数日後、村人が洞窟に来て行方不明者をの消息を占って欲しいと
ゲンドゥン・シェラプ師に依頼してきたそうです。

そこで師はMO(モ)で占います。
すると占いに出た場所に行方不明者は発見されました。
その噂は百発百中のすごいお坊さんがいるってことになってしまいました。

1回当たっただけなんですけど。。。。。でも人命救助ですから。

ゲンドゥン・シェラプ師の洞窟は占いの依頼者でいっぱいになり、お布施の食べ物
も食べきれないほどになったのはいいんですが。。。。。

師は占いに忙しくなって修行が出来なくなったためその洞窟から逃げたとか。

パルデン・ラモさまはこのような形で修行者の夢に登場すると言います。
パルデン・ラモさまはダライ・ラマさまを護衛する護法神です。

MO(モ)は普通はサイコロ占いで、吉祥天さま、文殊菩薩さま、
パルデン・ラモさまのもの等があるそうです。
私が使うMOでも2種類あります。

で、最初は私はMOだからゲンドゥン・シェラプ師はサイコロで
占ったと思ったんですけど。。。。。よく考えたら違うかも。

確認したわけじゃないですが。。。。
違うとすれば。。。。。おそらく使ったのは数珠でしょう。

プロフィールをみて考えたのですが。。。。。
http://www.gendunsherab.org/profile.html
師は何かを。。。。モノ、地位、お金の所有を好まないようです。

要は修行がしたい人のようで、修行に必要なもの以外に持つとも
考えにくいし。それに道具を失った場合、それで占いが出来ない
なら使えないって考えるでしょう。
厳しい環境では荷物を減らすことにトコトン拘ることも必要です。

サイコロを使うのは偶然性で数を得るためです。
それなら数珠を持って数珠をつまんだ場所から数珠の房まで
カウントすれば数は同様に得られます。

数珠はお経や真言を唱えるときに唱えた数を数え憶えるため
の道具でもあります。そして数珠を使った占い方の1例が
ダライラマ法王のWEBにもあります。
http://www.tibethouse.jp/culture/fotune.html

数珠で占う方法、詳細は知りませんが日本でもあるそうです。