昨日のテニチャは、作品内で最後の試合である決勝戦S3を読んだ上で見たから、より味わい深かった…

あの生意気な日吉若が、崖っぷちの跡部様が一矢報いた場面で泣いちゃってる姿を知ってるし

本当に日吉にとっては、テニス=跡部景吾なんだろうね

作品内でどんなに強い相手が出てこようとも、そのキャラにとっては揺らがない人がいるのはテニプリの凄み

不動峰にとっての橘さんもそうだしね


あの「幻の」氷帝コールは、日吉若にとってテニスそのものである跡部景吾と対戦したから表れたものだったんじゃないかな?

美術館に展示物が置いてあるだけでは成立せず、鑑賞する人々の感想や意見交換で完成するようなもの。

だから、試合を始める前にわざわざ氷帝コールがない描写をいれたんだろうなー

跡部様だけじゃなく、(崇拝者である)日吉がいたから、皆に氷帝コールが鳴り響いたんだと思う


計らずも日吉は、幼稚舎時代に新入生から氷帝のキングになった日を目撃したし、大会にまつわる悲喜交々も共に味わったし、一個人として日本代表として戦う姿も見届けられたし、3年間リミットの跡部景吾の日本生活のハイライトを見ることになったんだな

3歳からの腹心の樺地君と同じように


しかも、初めてのときは観戦者だった破滅への輪舞曲を、2年後に対戦者であびれるとは…

「お前の氷帝コールを見つけろ」て台詞は、よく何それ?wとネタにされるけど、本当に台詞そのものの精神を跡部様は日吉に願ってるんだと思う

テニスを始める決意からして、あまりにも自分の存在が大きくなりすぎた

樺地君が氷帝に残る選択をしてくれたのも、跡部様にとっては心強いだろうな

しかし、15歳なのに色々と背負い込みすぎなのよ跡部様は…