【提言その6】出してもまれてから戻せ! | 勝手に☆とやまの定住コンシェルジュのBlog
2010-09-08 11:34:38

【提言その6】出してもまれてから戻せ!

テーマ:◎定住・移住の提言
久しぶりの提言です。

Uターンして…とうとう4か月が経ってしまいました。

自分の経験と苦労エピソードに基づき、
スムーズに定住できるかもしれないコツを
「定住・移住の提言」という形でお伝えしていくというコーナー。

このテーマ、8月は投稿ナシでございました…。

独断と偏見…の部分が大半でしょうが、
なにかの参考になればいいなぁと妄想しております。

今回は、富山県のおとうさん・おかあさんへです。

私は保育園の途中から、高校卒業までの多感な時期を富山県で過ごしました。

とくに高校の頃には〝コスモ〟という心理状態でした。

これは自分たちの中で使っていた言葉で、
友人が生み出したものだったと思います。

自分のちっぽけさに嫌気がさす
広がる宇宙に思いをはせ、切なくなる

というような意味だったかと思います。

今思いだすと笑っちゃうけど、言い得て妙な言葉だったんですよ、コスモ。


私が高校生の頃、自分がなりたいものなんて、わからなかった。
もちろん、自分にどんな可能性があるかなんて、もっとわからなかった。

ただ、この富山を出たかったし、
親元を離れたかった。


自分は何がしたいかわからなかったけど、
胸を張って富山を出ていけるのが進学だったので、
一生懸命勉強して大学に行きました。…それが当時、〝コスモ〟から脱却する、私の唯一の方法だったからだと思います。

(晴れて大学に行くと、すっかり目的をなくし、朝昼晩そしてまたエンドレスで朝まで、とバイトばっかりしてました。そして、大学卒業後ふらふらしてたところを知人に拾われたんですが…)

富山から出てよかったこと…それは、
自分で動かないと何もできないことがわかった
ことでした。

(親からの仕送りはあり、金銭面はおんぶにだっこでしたが)

たとえば、

超チカンの多い満員電車に乗って朝早く学校に行くのも

食費がなくなりなけなしの小銭を集めて電車に乗って友人宅へ行くのも

新しいアルバイトの面接のために新しいまちに出かけて行くのも

お金があるときに下町の八百屋で自炊の買い物をするのも

もちろん大学の教室で英語しか話さない外国の先生の授業をうけるのも…

最初にそれをやったときは、ドキドキして、うまく行くんだろうか?と不安で仕方ありませんでした。…ひとりっこなので、基本、過保護に育っていますからね…。

実際、うまく行かなかったこともあるし、思わぬ成果が得られたこともある。

…今となっては、
電車の乗り継ぎや下町のおじちゃんおばちゃんとの会話は
恐れるに足りないどころか、楽しいことになっています。

かわいい子には旅をさせよといいますけども、
旅こそが成長なのではないかと、
一回出てみて強く思うようになりました。

最近お会いした富山出身でない方が
「小中学生を車で送り迎えする親は何を考えているのか?」
とおっしゃってました。

…すんません。私、送り迎えされてたクチですわ。

さらに、
「自分ひとりでバスや電車にも乗れない、歩かないから基礎体力もつかない、ひいては自分で考え行動する力もなくしてしまうんじゃないか?」と。

…すんません。私、高校生になっても一人で何かを買いに行くことができなかったクチですわ。

そんな私が都会に出たから…いろいろ失敗しましたね。

満員電車に乗るタイミングが難しくて、何本も電車を見送ったり、

チカンに思わずビンタを食らわしてしまい、仕返しが怖くなって逃げたり、

小銭がどーしてもなくなって、駅員さんに泣きついたり、

駅を間違えて大事な面接に行けなかったり、

おばちゃんが怖くて買いたい野菜が買えなかったり、

先生と目が合わせられなくて単位を落としたり…



…大人ならだれでもできること、と笑われてしまいそうですが、
eラーニングで資格がバンバンとれてしまうこの時代、
こんなに便利な世の中だからこそ、

ひとりで電車やバスに乗ることで、
どれだけ多くのことを学べることか。


車が悪いと言っているわけではありません。
防犯面を考えると難しいのかもしれません。

でも旅をした方が効率よく学べるんです。

荒波にもまれればもまれるほど、
人間はたくましくなる。


鮭と同じです。
獅子の子と同じです。

「もまれる」経験のタネは、富山県内にだってたくさんあると思うのです。


そして、定住・交流のご関係のみなさん

県内からの流出人口を止めることよりも
一回荒波にもまれた人たちを、また戻すことを考えませんか。

県外に「出さない」ではなく
県外に「出してもまれて」から富山に「戻せ」
です。

出られるんなら、一度は出たほうがいい。

毎年7000人の若者が進学・就職のために富山から出るというデータがあるそうですが、
「いっぱい出て行って…」と、嘆く必要はないと思いますね。

むしろ、ホクホクすべきことだと思いますね。

ぐひひ。こいつら、
もまれてたくましくなって、
いずれ帰ってくるんだな~
と。

…もちろん、帰ってくることのできる条件が揃っている必要はあると思いますが。


久しぶりに、生意気なことをお話ししてしまいました。
諸先輩方、失礼いたしました。

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