【魚津市】日本一美しい、円○○水 | 勝手に☆とやまの定住コンシェルジュのBlog
2010-07-14 17:21:10

【魚津市】日本一美しい、円○○水

テーマ:これ、知ってます?
$とやま・定住コンシェルジュのBlog
【魚津市東山の円筒分水槽】富山県で初めてつくられた円筒分水。

魚津にお邪魔した際、定住・交流担当の前田さんにいろいろ案内していただきました。

人がつくったもの、ナゾの建物に弱い私。…そこには必ず、そうなるいきさつと思いと歴史があるから。

「それなら、すんごいオススメのとこ、ありますよ(°∀°)b 」と、
前田さんが連れてきてくださったのは「円筒分水」でした。

前回紹介した山女エリアに行く途中にある、ものすごく意味のある場所。

●水争い解消の救世主

今こそ、美しく澄んだ流れを楽しめる片貝川ですが、急流なので、周辺に住む方々は、いろいろ苦労されたようです。

豪雨には水害、夏には水不足が絶えなかったらしい。

これじゃヤバいから、とみんなで話し合って〝水利組合〟をつくったのは明治43年。1910年のこと。おお!今からちょうど100年前ではないですか!

民主的にやろうとした志はよかったんだけど、水路自体が粗悪なので、なかなか水不足が解消できないでいたそう。

$とやま・定住コンシェルジュのBlog
【用水ひとつにも】必ず大切な歴史がひそんでいる。

それからだいぶ経った昭和13年~30年(1938年~1955年)にかけて、一連の農業用水利施設が作り上げられました。(…戦時中は一時中断されたそうですが)

県内で初めて設置されたというこの円筒分水。

$とやま・定住コンシェルジュのBlog
【円筒分水槽】公平に分配するしくみ

直径9m12cmという、大きな分水槽の中心から各水路へ分配される水。この分配量は円筒の円周の長さ(中心の角度)で決まります。

$とやま・定住コンシェルジュのBlog
【中心から】わき水のように…

…この分配率を最初から決めておけば、上流からの水量の変化に影響されることなく、多いなら多いだけ、少ないなら少ないなりに公平に分配されるわけです。

ほほぅ!すごい発明!

●〝日本一美しい〟円筒分水

$とやま・定住コンシェルジュのBlog
【階段ついてます】この階段が大事な分配率を決めるしきりにもなっている

$とやま・定住コンシェルジュのBlog
【説明板あり】…ふむふむ。

この円筒分水槽は、対岸から片貝川を逆サイフォンで横断し、水路のトンネルを使って水を引っ張ってきています。

天神野用水、青柳用水、東山用水の3つの用水に、公平に分配されるんですね…。

$とやま・定住コンシェルジュのBlog
【しきり】この円筒分水にはしきりが3つ。

水色の矢印の部分が東山用水分の取り分、ということになるんですね。

この円筒分水、米どころや水で苦労した地域にはあって、全国にいろんな形のが存在します。富山県内には4つ、うち2つが魚津にあるようです。

すごいサイト、見つけました。「円筒分水ドット・コム」

ここには、なぜ円筒分水が必要だったのか、全国の円筒分水データベースなど、貴重なデータが満載です。

この円筒分水ドット・コムの管理人さん曰く、この魚津の円筒分水が〝日本一美しい〟と。円筒から溢れる水の落差がこれだけあるものは珍しく、急流河川ならではの構造だとのこと。

$とやま・定住コンシェルジュのBlog
【片貝川黒谷頭首工】農地用の農業用水を取水する施設。

今でも、全く支障なく、用水に片貝川のおいしい水を供給し続けている円筒分水。

米どころならでは、そして急流・片貝川ならではの思いと技術のつまった施設。

これこそ機能美。

勝手に☆とやまの定住コンシェルジュ(明石あおい)さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントする]