マイカー
我が家のマイカー。
それは、2台の自転車。
最近みかける電動タイプではなく、自分の走力だけが頼りです(笑)。
両方とも、チェーンの部分がゴムベルトになっている変り種。
ブリヂストン社製で、同じタイプにお目にかかったことはありません。
1台目は18年近く、2台目は14年近く乗り続けています。
実は、なかなかにいいお値段です。
結婚祝いとして1台目、引越祝いに2台目をプレゼントしてもらいました。
チェーンがはずれる心配もなく、踏み込んだときの力が伝わりやすいので、走りも快適。
おまけに、タイヤを数度変えた以外は、これといったトラブルもない働き者。
丈夫で長持ち。
自分で買ったわけではないけれど、充分に元は取りました。
自転車って、適度な疾走感を覚えつつ、周囲の様子や空気を感じることができると思いませんか?
一番よく使うルートは、自分のスタジオがある根岸までの道のり。
いつも通っているけれど、空気の感触・変化や季節ごとに咲く花、緑の移ろいなど、四季のメッセージに気付かされます。
もうすぐ、一番大好きな新緑の季節がやっています。
木々が芽吹き、葉がだんだん大きくなっていく変化を感じながらペダルを漕ぐのは、とってもいい気分。
目に青葉というけれど、若い緑が目にも心にも沁み込んでくるようで、なんとも清々しく軽やかな気持ちになります。
嫌なことがあっても、癒されますね。
唯一の難点といえば、わが地元は坂が多いこと。
坂のある街は風情がありますが、自らが動力である場合(徒歩でも自転車でも)、それなりの気合が必要かと…。
スタジオからの復路は、最後に長くて急な上り坂が待ち構えており、どうがんばっても1/4が限界。
残りは、降りて自転車を引きながら登ります。
お陰で、冬場どんなに寒さに震えながら漕いてきても、ここで一気に自家発電。
サーモグラフで見たら、全身熱を発していること間違いなし。
住んでいるマンションには、電動自転車が増えてきました。
価格も以前に比べたら随分安くなり、購入しやすくなったと思います。
でもね…。
主人も私も、この優秀なママチャリを手放したくないんです。
よほど急でない限り、坂の上り下りには自分の力で対応できるし、何より愛着があるんですよねえ。
最寄り駅から家までの上り坂を登りきれなくなった時、その頃にはこの愛車たちにも寿命が訪れ、自ずと代替わりになるんじゃあないかしら?
多分、その頃には電動自転車は、もっと安くもっと機能がよくなっているに違いない。
のんべい夫婦の私たちは、晩酌にはまずビール。
だから…
私待~つ~わ
そのビール1ケース
積んで、いつもの坂登りきれなくなるまで~