vol.28. 「歯周病」と「認知症」の切っても切れない関係 2 | 竹内歯科医院のブログ日記

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「歯周病」と「認知症」の切っても切れない関係 1 の続きです。

 

 

 

歯周病が認知症の原因の多くを占めるアルツハイマー型認知症(AD)を

悪化させる」という動物実験の結果もあります。

 

人工的にADにかからせたマウスを2グループに分けて、

一方だけを歯周病菌に感染させました。

 

4カ月後にマウスの脳を調べると、

いずれのグループでも記憶力に関係する脳の「海馬」という部分に

ADの原因となるタンパク質(アミロイドベータ、Aβ)が増えていたのですが、

歯周病のマウスのほうが面積で約2.5倍、量で約1.5倍多くなっていました。

 


これまで歯周病とADの関係は科学的に研究されておらず

歯周病治療で、認知症の進行を遅らせられる可能性が出てきた」そうです。

 

 

別の実験では、マウスに歯周病の原因菌として

いちばん有力なジンジバリス菌(P.g菌)がもつ毒素(LPS)を注入すると

Aβがたまりやすくなるとの結果もあります。

 

ヒトでの調査でも見逃せない結果が出ています。

 

ADで亡くなった人の脳を調べると、

P.g菌がもつ毒素(LPS)が高頻度で検出されます。

 

それに対しADでないヒトの脳からはまったく検出されませんでした。

 

またADが発病すると、

発病前よりもP.g菌とその仲間の血液検査での陽性反応が強くなるという報告もあります。


日本と米国では、歯周病に対するとらえ方が違うということを痛感しています。

 

特に米国では、循環器系の疾患が日本以上に多いのが現状ですが、

循環器疾患と歯周病が深くかかわっているというのは常識となっています。

 

そのため、医師たちは歯周病を非常に重視しています。

残念ながらこの認識は日本ではまだまだ十分ではありません。

 

 

 


いかがでしょうか?
色々な病気はお口の中から始まります。

 

お手入れをする、問題の細菌を減らす、など日常でできることから、
毎日の生活の中にその時間を作ってはいかがでしょうか。
ご一緒に目標を立てて治療していきましょう。

 

 

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