人間は、しょせん1人では生きてゆけない。

2人以上の人が生活を営む社会で、

最も基本となるのは「仁」だそうだ。

 

 

「仁」と言う字は「人」に「二」と書く。

すなわち1人でないことである。

常に人間の社会は、複数で構成されてことを表している。

東洋思想では、人として守るべき徳目、

五常の第一に「仁」があげられている。

 

自然をベストとしているのが東洋思想の考え方。

でも、人間は発展を求めて進化・簡単・便利を創造してきた。

その恩恵を自分も大いに受けてきたのも事実。

もちろん先人達の感謝している。

でも、そこに陰陽が隠れている。

 

 

発展・進化・簡単・便利はを陰陽で考えると「陽」である。

陰陽思想で考えると「陰極まれば陽、陽きわまれば陰」

易経の乾為天にもあるように、

調子に乗ってイケイケだけで人生を過ごしていると

必ず大怪我をすると書かれている。

こんなこと5000年以上も前から記されていること。

 

 

今の人間社会だってそうである。

発展・進化・簡単便利ばかりが先立って、

どんどん自然から離れていく。

人間の潜在は自然を求めているはずなのにである。

 

周りは便利で進化したけど、

人間は逆に自分の代わりに

やってくれる「もの」に頼りすぎ、

退化しているように思えてならない。

どうも人間という動物は、

脳が進化すると、

体が退化し、

バランスが崩れて、

病んでいくようだ。

 

 

社会の進化が人間の退化を生む。

日頃の生活で「自分自身が退化している!」と

感じている人は少なからずいるはずだ。

 

とは言え、自分自身も便利さには勝てない。

それも人間だからなのか?

 

END