キャンプ技術五拾壱 初心を更新する技術 | キャンプ協会なにしてる

キャンプ協会なにしてる

東京都キャンプ協会の理事の一人が勝手に書いているブログです。キャンプのためになる可能性があります。

しばしば、初心を忘れちゃいけないよ
と言われたりする。

が、俺はそうは思わない。

初心は、常にあればいいものであり
形や様子は変わっても良い。はず。


東京キャンピングセミナー2009
↑これをね。ぽちっとなというやつでどうぞ。
たぶん人気だけ確かめるものらしいから
俺は1位になったら、しゃぶしゃぶ行こうときめた。


最近、幾人かに「初心を思わなければいけないよ」と言った。

慣れや経験や慢心が、初心をどこかヨソに追いやってしまい、新鮮さや好奇心や向上心のはぐくみを邪魔してしまうことを恐れてのことだ。

私は、いつでも初心に返ることができる。これは、記憶力の希薄さと深い関係があると思っている。最初の印象は強く色濃く描かれ、そこから今に至るまでの事柄を淡色で重ね、濃い初心はいつでも透かし見える、そんな感じだ。私の儚い記憶力も良いものだ。

 初心が見えなくなるくらいに色を重ねる人もあるだろう、遠い記憶は薄くなってゆく人もあるだろう、一つ一つを強く刻んでどれが初心かわからなくなる人もあるかもしれない。そんな人は、その物や事や人が自分に良い影響を与えてくれた様々を思い返し「だから今の私があるのだ」と噛み締め、その気持ちを「今からの初心」として再構築し初心を更新するのがすてきだ。


 そうは言っても、常に初心を前に置いておくのは難しい。


 キャンプに行き始めた頃、様々なことが新鮮で、自分が膨らんでいると思う満帆な感じ。この人の一言をもらさずに心にとめようと思ったきっかけや意欲。ここに居たいと思った景色や風光やその中の人たち。いつまでも忘れない、と本当に思ったあの頃。

 色は重ねると暗い色になってゆくし、嫌なことや大いなる反省の色は濃くなりがちで、初心を隠してしまう。初心が見えないだけで陰鬱になることはなく、また気分良くつくりなおせばいい。


 初心は、忘れても構わない。忘れたらまた新たにすてきな初心を持てば良い。きっとそもそもの初心に好みの色が加わり、もっとすてきな初心ができる。

 あとそう、初心は、すてきでなければならない。すてきだから忘れたくない。でも初心を忘れていたらもう一度つくればいい。だから「初心を思わなければいけないよ」なのだ。忘れたくらいどうってことはない。
 
 すてきなことを重ね「今の初心」を見出せたなら、そんな自分に安心し、新しい初心を抱きしめて歩き出せばよい。



年はじめにふさわしいような気がするだろ?
"初" ってつくと。


今日は、資格取得者を増やすために
専門学校でホラ吹いたりする日です。

そういえば、ホラ貝ふけますか?

俺は吹けます。
ステージでそういうのやる活動してましたからね。

本当のホラ吹きです。




じゃ、ウィウィー。