キャンプと言えば・・・と、先入観と既成概念で脳ミソのキャンプ棚を
埋め尽くしているお気の毒な人も居ると聞きます。
キャンプと言えばカレーでしょ!っていうね。
キャンプと言えばキャンプファイアーでしょ!っていうのもね。
かといって、カレーを作る意味と意義を知らずに(考えずに)
奇を衒って(てらって)、別のメニューを自慢げに持ってくる人も
なんだか気の毒に見えます。
火おこしも同様で、
火を起こす前にいろいろ考えなければならないことがあります。
どのような方法が一番かは
どのような火起こしをしたいかで決まるのです。
」」」
今回は、火おこしです。
東京キャンフェスでも実践していました。
キャンプ技術②上手に火を燃やす方法。
火を燃やすために必要な要件は
・燃えるもの
・空気(さんそ)
・熱
です。
燃えるものより、燃えやすいもののほうが
火付きが良いのはあたりまえです。
火が燃えりゃいいなら、火を上手に燃やすのは簡単。
・カセットガスとコンロを用意する。(燃えるもの)
・コンロのつまみをカチッというまで押しまわす。(熱)
・火が着いたら、大成功!
おわり。
でも、それじゃないよな。
やりたいことは。
何をやりたいですかー?
「やりたいことは何か」によって、技術が変わるんですね。
Nちや○んみたいに
細かいマキをしっかり用意して
新聞紙も使わずに火起こしをする(したい)。
そいう言う仲間に、新聞紙を差し出してもだめ。
なので
ほとんどの仲間に受け入れられやすい、私がお勧めしたい方法を
書いてみましょう。
まずは条件から。
◎熱源はライターを使う。
◎新聞紙を1~3枚くらい使ってもいい
◎薪は現地にあるものをつかう
としましょう。
これなら、ストイックなナチュラリストも文句ないでしょうし、
様々な団体で準備しているものと同じです。
で、心配は「新聞紙3枚で足りるのか?」。
湿っていたり、雨が降っていたりなどの不安で
新聞紙を厚さ10センチも用意するのは知恵が無いってもんです。
智恵を発揮し、工夫するためにも、先に書いたある程度の条件は
自分で決めたほうがいいです。
大事なことを書きます。
「条件を考える」と言う作業が
「どういう風に火起こしをしたいのか」を考えることに直結し
「どんなキャンプにしたいのか」を考えることにつながるわけです。
そんなこと考えないなら
・ガスバーナーを使って火を起こす
・灯油付けのチップを常備
・随行の大人の楽しみで火をつけちゃう
など、何でもありです。
なんでもありなら、誰かの火おこしに難癖つけることはできません。
そんなへそ曲がりなことばかり言っていると嫌われるので
バランスをとろうとします。
①つかんでもつかみきれないくらい太い薪を二本、
縦に置く。二の字ではなく l l ね。
②その上に、ひとつかみの割り箸くらいの薪を渡し乗せる。
空気はそこらへんにあるので、気にしないで乗せる。
③新聞紙半分を、ハリセンを作るようなイメージで蛇腹の棒にする。
それを二つ折りし、すこしネジって、 l l の中に入れる。
(この新聞紙を苦労せずに入れられるくらいの太い薪が、①で必要。)
④新聞紙の端に火をつける。
新聞紙は徐々に燃え進み、渡した割り箸サイズの薪を乾かしながら
燃えてゆく。
⑤失敗してもやり直しやすい形なので、やたらにあわてずに、
新聞紙が燃えていく様子を 見守る。
⑥火がついたら、次の薪をくべてゆく。
⑥-2 もしも新聞紙が立ち消えたら、もう一度新聞紙だけ入れ替えればいい。
⑥-3 さらに裏技があるけど、それは、TCSで!
この方法の利点は
・失敗しても、新聞紙だけ入れ替えればいい。
・最初に要する、割り箸くらいの薪はひとつかみだけ、と少なめで済む。
・最初の太い薪があるので、着火してからも空気のとおりを確保できる。
・濡れている薪を乾かしながら着火させることも可能。
というあたりでしょう。
もちろん、デメリットもあります。
・合理的な方法だが、こどもたちの持つ、焚き火の形のイメージとは
離れているのではないか。
・着火までの苦労が少なすぎる。
などです。
苦労したいのに、割合簡単に火がついてしまいますし、
ティピー型のイメージが強いのに、その形とは違います。
メリット、デメリットを考え、自分また自分の団体、またそのキャンプでの
火おこしの仕方を決めるといいです。
長くなったので
これで。
こないだの投稿は
ポリスの動画を携帯で撮ったやつね。
クラプトンも動画で見れる。
U2も、シンディーローパーも。
インターネットは、やっぱりありがたい。