大阪府堺市からご来店のBMW328i F30 車検 | 大阪の外車輸入車専門の修理工場「トータルカーサービスアプリル」

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今回の作業車はBMW328i

F30

ご予約通りにご来店して頂きおクルマをお預かりしました。

今回の作業内容は、

「車検」

リフトUPする前にBMW専用テスターを接続し問題が無いかチェックしておきます。

チェックが終わればリフトUPして下廻りの点検を進めていきましょう。

ボルトやナットの締付けをやりながらブッシュやブーツに亀裂や損傷、ボールジョイントのガタやグリス漏れ、オイル漏れや水漏れなど確認をしリフトを下げてバッテリーの点検をバッテリーテスターを使用し確実に診断します。

ブレーキ廻りも点検確認。

エンジンルームの点検に進みます。

エアーエレメントの汚れ、ベルトの摩耗や亀裂、プーリーの異音やガタ、プラグ摩耗、その他の車検項目と私の経験での点検をしておきます。

車により全く違いますが、このエンジンならこの辺りを良く点検しておかないといけない箇所があるのでね。

よくある「1日車検」「低価格」。。。できる訳が無い。と言うかそこまでする必要もないでしょうね。キチンと丁寧な作業をすれば「1日でやります」「安くしますよ」にそんな時間取れる訳が無いです。キチンと作業しても料金は一緒なのに時間をかけても無駄、流れ作業で進めていくしかありません。その通りです。私が無駄に勝手にしてる点検なのでね。でも2年に1度の車検ぐらいキチンと点検しておかないといけないのではと思います。クルマと言うのはとても便利な道具ですが一歩間違えば凶器となるのです。作業スピードに追われて見落としする事もあるのではないでしょうか?(事故が起こってからでは遅いですからね。最近よくあるニュースでブレーキ踏んでるのに止まらなかったと言われてる事は自分の踏み間違いと思いますが、もし本当にブレーキを踏んでるのに効かなかった事を考えると。。。)

本題の車検にもどり、今回の作業内容を作成してきます。

作業内容ができればお客様へご連絡しご説明。

とてもご理解のあるお客様。

「全てお願いします」

素早いご返事頂きました。

それでは作業開始。

エンジンオイル交換。

エンジンオイルを抜いてる間にオイルエレメント交換を進めます。

↑左側、今まで使用していたドレンコック 右側、新品のドレンコック

エレメント交換ができればエンジンオイルも抜けてるのドレンコックを交換しトルクレンチで締め付けます。このエンジンはドレンコック交換になります。

エンジンオイル量は後で確認します。

次の作業はエアーエレメント交換。

↑左側、今まで使用していたエアーエレメント 右側、新品のエアーエレメント

次はクーラント添加剤を補充。

次の作業はプルストラットアームブッシュの交換。

↑プルストラットアーム

↑ブッシュからオイルが出てきてます

↑ブッシュ側のみ取り外します。

プルストラットアームを取外しプレスを使いブッシュの交換するのですが当店ではボールジョイントが大丈夫であればアームAss‘yの取外しをする事なくブッシュの部分のみ取外し特殊工具でブッシュ交換をします。(その方が料金も抑える事ができるので)

↑ブッシュを取外しました

↑左側、オイルが漏れていたブッシュ 右側、新品のブッシュ

↑新品のブッシュを圧入しました

↑左側、今まで使用していたボルト 右側、新品のボルト

同時交換部品なので取付けボルトも交換します。

反対側もブッシュ交換します。

↑反対側のプルストラットアーム

↑ブッシュに亀裂があります

↑ブッシュ交換します

↑左側、亀裂があったブッシュ 右側、新品のブッシュ

ボルトも交換し完成。(交換後の締付け方や締め付けトルクをキチンと守りましょう)

次の作業は前後ブレーキパットとディスクローター交換。

↑前側のブレーキ

↑パッドも摩耗

↑パッド、キャリパー、ディスクローター取外しました

↑左側、摩耗していたディスクローター 右側、新品のディスクローター

↑左側、摩耗してるローターは摩耗分光が見えます 右側、新品のディスクローターは光が見えません

↑上側、新品のブレーキパッド 下側、摩耗してるブレーキパッド

↑新品のディスクローターとブレーキパッドに交換しました

↑新品のブレーキパッドに交換しました

反対側も同じように交換します。

↑パッド、キャリパー、ディスクローター取外しました

↑新品のディスクローターとブレーキパッドに交換しました

次は後ろ側のブレーキパッドとディスクローターを交換します。

(前後ともブレーキパッドは低ダストに交換)

↑後ろ側のブレーキパッドとディスクローター

↑ブレーキパッド摩耗しています

↑ブレーキパッド、キャリパー、ディスクローター取外しました

↑左側、摩耗していたディスクローター 右側、新品のディスクローター

↑左側、摩耗してるローターは摩耗分光が見えます 右側、新品のディスクローターは光が見えません

↑上側、新品のブレーキパッド 下側、摩耗してるブレーキパッド

↑新品のディスクローターとブレーキパッドに交換しました

↑新品のブレーキパッドに交換しました

反対側も同じように交換します

↑ブレーキパッドとディスクローター交換前

↑ブレーキパッドとディスクローター交換後

次の作業はブレーキオイル交換。

↑ブレーキオイル交換前

ブレーキ専用の機械を取付けて交換します。

↑ブレーキ専用の機械

↑機械取付けます

↑ブレーキオイル交換後

↑左側、今まで使用していたブレーキオイル 右側、新しいブレーキオイル

次の作業はワイパーブレード交換。

↑ワイパーブレード

↑左側、今まで使用していたワイパーブレード2本 右側、新品のワイパーブレード2本

↑ワイパーゴムが左に傾いてます

次の作業はエアコンフィルター交換。

↑助手席足元奥のカバーを取り外します

↑エアコンフィルターのカバーを取外します

↑エアコンフィルターが出てきました

↑エアコンフィルターにゴミがあります

↑左側、汚れていたエアコンフィルター 右側、新品エアコンフィルター

↑エアコンフィルターにゴミがあります

次の作業はエアコンガスクリーニング。

TEXA760Rを接続しBMW328i F30を選択できればスタート!

後は自動で全て作業を進めていきます。

↑エアコンガスクリーニングマシーンTEXA760R

↑エアコンガスクリーニングの結果

BMWに必要なガス量は550gです。今回エアコンガスを回収すれば387gしか入ってませんでした。

163g減っています。これではエアコンの仕事がキチンとできませんね。

これで作業は完成したのでエンジン始動。

エンジンオイル量の測定をします。このタイプはエンジンオイル量測定に時間が掛かります。

エンジンオイル量OK。

すべての作業が終ればBMW専用テスターをつなげて再度点検とCBSリセット。

↑エラーコードなし

↑CBSリセット前

それでは大阪陸運局へ走行テストも兼ねて行きましょう。

陸運局で検査員の方に厳しくチェックして頂き合格。

新しい車検証と車検ステッカーをもらい工場へ帰ります。

工場に戻り、新しい車検ステッカーと点検ステッカーの張替えをしてから新しい車検証、自賠責保険、分解整備記録簿を忘れる事無くご用意しておきます。

お客様へご連絡しお引き取りに来て頂きました。

K様、当店をいつもご利用して頂き誠にありがとうございます。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

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