皆様こんばんは
スタッフの車田です
続いて、おうちセラピストコースのレポートです
サロンコースが富士山クラスの本格的山登りコースなら、
おうちセラピストコースは、散歩のようなもの。
風景を楽しみながら山道をゆく。そんなコースです。
ちょっと自信がなさそうだったり、ちょっと気が弱かったり、ちょっと緊張しやすかったり。。。
そんなどこにでもいる女の子たちが、
自分の体のこと、家族の体のこと、なんとかしたい!
自分にもできることはなんだろう?
そんな風にあれこれ考えて、あれこれ探し回って、Xiangの門をたたいてくれています。
他にもたくさんスクールはあって、だけど自分にはここなんだと思っておもいきってとびこんできてくれている方々に、出会えてよかったと思ってもらえるような、風景を見せるために、私は日々案内人として出来ることは何かと考えます。
去年の夏、富士山に登った時に知ったことがありました。
ツアーに参加する形で友達数名と登りました。
見ず知らずの人たちとチームとして1列になって登るのですが、登るうえできキツイポジションというのがあって、それが最後尾のポジションなのです。
富士山の案内人のお兄さんが先頭。そして、そのキツイポジションを誰かやってくれませんか?
という問いかけに、一人で参加している男性がそのポジションを買って出てくれました。
富士山は慣れているからとのこと。
私としては、先頭きって歩くことの方が大変なのではないかと思っていただけに、なぜそのポジションがきついのか、実際にはよく分かっていませんでした。
高度が上がるにつれ、みんなの脚が重くなり始めます。
一緒に参加している友達数名の声が後ろへ遠のいていきます。
何度かとる休憩のたびに、酸素を吸います。
必ずみんな揃っての出発なので、最後の人たちは先について休んでいる人たちより休憩時間が少ない。
私は割と前の方の位置をなんとかキープしながら、8合目の山小屋に着きましたが、その夜高山病で空気を吸っても吸っても吸った気がしないという事態に。執拗に胸のあたりにとどまり続ける吐き気にも見舞われ、自分のペースを崩してまでがむしゃらに登ったことをちょっと後悔。
朝日を見るため深夜に頂上目指して出発してからが大変でした。
そこからは、みんな自由行動。
誰が先頭でも最後尾でもない。
気が付くと私は後ろを歩いてくれている友達に支えられていました。
実際に支えられていたのではなく、精神的にです。
後ろを歩く人というのは、自分のペースでその位置をキープしている分にはいいのですが、自分のペースを崩して前を行く人に合わせている場合、山登りにおいてはだいぶきついものです。
でも友達は、最後まで私のことを精神的に支えてくれていました。
後ろにいるというだけで、自分は前に進まなくてはならないし、くじけそうな時というのは嫌な意味でなくプレッシャーも必要です。しかもそれは、「自分はこの人に支えられている」という面も同時に持っている。
先に行ってと友達を促し、自分が後ろになってみて、いよいよわかってきました。
富士山は、8合目から上は、手も足も使ってゴツゴツした岩肌を這い上がっていかなくてはならないシーンがいくつも出てきます。自分のタイミングで足をかけたり、呼吸をしたり、一気に踏ん張ったりするので、訓練している人たちでないと「集団で」とか「みんなで一緒に」というのは中々大変。
特に呼吸を合わせる術のない初心者には、本当にキツイことでした。
前置きが長くなったのですが、おうちセラピトコースでの私の役割は、この最後尾を守ることだと思っているのです。
どんなに先頭から遅れてしまっても、途中で息切れして休憩を余儀なくされても、私は最後尾に立ち続けて、皆さんを励まし、目的地に送り届けます。
その先を目指すかどうかはその人次第ですが、皆さんがせっかく見つけた道ですから、その人なりの見たい風景に出会ってほしいと思います。
出来れば皆さんと富士山の頂上まで一緒に行けたらいいですが、登りたい山は人それぞれです。
自分の登りたい山を見つけてくれればおうちセラピストコースの散歩に参加して頂けた意味はあるのではないかと思っています。
世界中に山はたくさんありますしね。。。
ということで、今日の8Aクラスの皆様、お疲れ様でした!
今日はこんな場所での授業ですみません。。。
また次回、お会いできるのを楽しみにしております
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