在庫差異について | ベトナム現地法人ブログ|東京コンサルティンググループ

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東京コンサルティングループは2007年に独立系会計事務所として初めてインドに事務所を設立して以降、アジア各国の現地事務所を拠点とし、サービスを提供しております。
弊社のベトナム現地駐在員が、皆様のベトナムビジネスに役立つ情報を掲載して参ります。
毎週金曜日更新


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皆さん、こんにちは。

ベトナム、ホーチミンの川村 拓己です。

 

Q: 在庫差異はなぜ起こるのでしょうか、教えてください。

 

A: まず、在庫差異とは、税関側と会社側の在庫残高の差異のことです。

・税関側→あらかじめ会社が登録した*BOMに基づいて計算された在庫残高
・会社側→実際の在庫残高

*BOMとは標準で設定した消費量のことです。製造業で用いられる部品表の一形態です。製品を組み立てる時の部品の一覧と、場合によっては階層構造を表します。
例えば、製品1個作るのに100の投入が必要だとします。そのうち20がどうしても製品にならず、80が製品となります。この場合、製品1個を製造するには、100を消費すると定義されます。また、実際には不可避の不良も発生します。

実際の製造過程は複雑な場合ケースが多いため、BOM(標準)通り製造が進まないことがほとんどです。
加えて、試作品を製造する必要があるかもしれません。また、社内で利用する場合や、販売促進費用のサンプルで消費する可能性もあります。盗難もあるかもしれません。
すなわち、税関側で計算した在庫と会社で把握している在庫が一致する可能性はほぼゼロに近いのです。

そして、ほとんどの場合は、税関在庫>会社在庫となる傾向があります。

なぜなら、販売以外にも製品を消費(試作品や販売促進、社内利用など)しているからです。EPE(輸出加工企業)は、VATと輸出入関税の免税という優遇を受けることができます。
しかし、税関在庫(標準在庫)>会社在庫である超過分については、税関側に損金不算入にすると指摘されることがあります。

弊社では、月次決算書や財務諸表など会社の健康診断書となる会計処理をお手伝いしております。在庫差異を未然に予防したい方、在庫差異が既に発生しお困りの方は下記の連絡先にご連絡いただければと思います。

 

東京コンサルティングファーム

ベトナム ホーチミン

川村 拓己

Mail: kawamura.hiroki@tokyoconsultinggroup.com

 

 

 

 

 

 


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