明るい話題だけでもよかったのですが、見聞きしてしまったので。
本日スカイステージ内番組で宙組公演のリポートがあったようです。そこには疑惑とされている方々の出演もあったとのこと。
また先日SNSで情報をキャッチしたのですが、宙組プロデューサーも異動等の変更は確認されなかったとのことです。こちらはファクトチェックできる情報を持ち合わせていないため何とも言いようがないのですが、事実ならこちらも処分なしという見方ができます。

結局のところ、被災者は自らの命を断つまでに追いやられ、実の妹さんも苦悩し絶望のなか歌劇団を去りました。ご両親は大切なお子さんの命と夢を繰り返し裏切られる形で踏み躙られました。
一方、疑惑の人物達はパワハラを認定されながらも特段の処分も受けることなく舞台に立つこととなりそうです。管理者の責任すらなんら問われず、まるで何事もなかったかのように。


本当に、本当にこのままで良いのでしょうか。正直者が馬鹿を見るような、そんな世界がまかり通って良いのでしょうか。
曲がりなりにも夢や希望を与える世界です。こんな醜態を改善しないままで今まで通りに楽しんで貰える場を提供できるのでしょうか。
厳しい世界なのは承知しています。煌びやかな世界の裏には血の滲むような努力や汗の結晶があることも。そこ自体を否定するわけではありません。
その中でも、ブレてはいけない芯である命の倫理観を捨ててはならないのではないのでしょうか。


プロデューサーレベルすら処分されていないのを見るに、今回の問題を体制不備としたことで誰も処分できない形を自ら作ってしまったことに他ならないと思います。1人でも処分すれば、やはり問題があったのだと暗に認めた形となり、そこから決壊するからです。処分を下手にすればまたリーク者が現れることも懸念しているのでしょう。もはや疑心暗鬼です。

しかし、その処分なしが生んだこの状況にもはや信頼関係などありません。結局のところ誰が裏切るかを見張る非常に緊張した状態だからです。そうした不信感はまた同じような問題を生むでしょう。今度こそ取り返しのつかない崩壊の一歩です。


処分の基準を例外なく全てに適用する。これだけで良かった。こんな簡単なことなのにそれすら英断できなかった胆力の無さのツケはいつか払わせられると思います。その代償が命でないことを、願うばかりです。