今朝はサントリーホールブルーローズにて「廣津留すみれの室内楽ラボ」を鑑賞。


先日廣津留さんが番組にいらしてお話しくださった、マックス・リヒターがリコンポーズド(再作曲)したヴィヴァルディの四季の夏と冬をライブで、廣津留さんのソロで聞くことができました!

春のリコンポーズドを番組では聴けましたが、夏も冬も素晴らしかった!!冬の第一楽章なんてcoldplayすら思わせるような攻めたリズムで、二楽章の弦合奏は、まるでシンセサイザーを思わすような音が生まれ、その中を廣津留さんが素晴らしいソロを奏でていて、三楽章のミニマルミュージックもクセになるメロディ!


リヒター版の前にはそれぞれヴィヴァルディの原曲を廣津留さんが弓をバロックボウに持ち替えて弾き、そちらもまた、素晴らしく、弾き比べを堪能しました。


これだけでも十分すごいのに、ラボ、の名前をタイトルにつけているからこそ、傑作現代音楽を披露。

カール・ベアストレム=ニールセンの「Towards an unbearable Lightness」(耐え難い明るさに向かって)は、楽譜ではなく渦巻きの絵を見て奏者が演奏する作品!!

会場の観客にもその絵!を見せてくださいましたが、渦巻きの周りには、三角や四角や、一言文章が書いてありました。それを見ながら奏者の皆さんが思い思いに音を出して、いま、ここでしか聴けない音を会場中で共有できたのは、とてもユニークな体験でした!!


廣津留さんは、「beyond boarders」をこうして実践し、そのオリジナルなプログラムをサントリーホール室内楽アカデミーの受講生の未来溢れる皆さんが、ともに演奏をすることで様々な形で吸収され、いろんな形でこれから化学反応も生まれることでしょう!

廣津留さんが学生の頃、ヨーヨーマさんと共演しながらたくさんのことを学んだ、とおっしゃっていたことを思い出しながら、アンサンブルの真ん中でおじきをする廣津留さんに大きな拍手を送ったのでした。



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