養生サロンたゆたう
たゆたうは、アロマトリートメント等のボディーワークと漢方茶を提供するサロンです。
便秘や頭痛・肌荒れ・イライラ…病気ではないけれど抱えている不調。身体のバランスを整えていくことで軽減できるかもしれません。ちょっとした不調のうちに、少し身体とココロと向き合う時間・自分を大切にする時間を作りませんか?
 
ブログではアロマや漢方、そして大好きなトリートメントやロッキングの事を綴らせていただきます。

たゆたう くまもとさきこ
♦アロマセラピスト
♦アロマインストラクター
♦リフレクソロジスト
♦漢方茶ブレンダー 詳しくはこちら→☆☆☆
♦漢方養生指導士 他

 

 

 

髪が抜けた当時はほとんどアロマテラピーを学んだことは無く、精油の成分についてはもちろん、注意点や禁忌も知りませんでした。『ほとんど』というのも、髪が抜ける何年か前に、個人でフランスのメディカルアロマレッスンをされている方の教室に2度ほど通ったことがあり、パナセアファルマの「真正ラベンダー」と「レモン」を手元に持っていました。

 

 

 

そのクラスでは、特に使用上の注意や禁忌のレッスンはなく、購入した小冊子には色々な使用方法が記載されていましたが、今改めてその小冊子を見てみると…初心者が始めて手にするにはハードルが高いな~という印象。

 

 

 

原液使用・飲用は当たり前。水またはぬるま湯にたらしてうがいをするとか…ハチミツや砂糖に垂らして飲むとか…(著者はフランスでアロマテラピーを学んだ日本人です)。当時は何も知識がなかったので、ふーん精油ってそういう使用の仕方もあるんだ位の認識だったし、もの珍しくて実際にレモン精油をハチミツに垂らして飲用したことがありますが、あまり必要性を感じず直ぐにやめましたし、スクール通いは2回だけでここで受けたアロマレッスンの事はすっかり忘れていました。

 

 

 

久しぶりに手にした、私が初めて触れたメディカルアロマの小冊子。今日はテーマを変えて、初心者の立場で本格的なメディカルアロマのレシピを実践することの危険性を書かせていただこうと思います。

 

 

 

 

 

パナセアファルマの精油を否定しているのではありません。

パナセアファルマの真正ラベンダーは、私が今まで知っているラベンダー精油の中では一番好きな香りです。精油の知識は全くありませんでしたが、初めてあの香りを体験した時の感動をはっきりと覚えていますし、今でも大好きなメーカーです。それ以外のメーカーで、ラベンダーの香りを好きだ~と思ったことがないくらいです。

 

また、品質に関しても残留農薬検査はもちろん、成分も微量成分までしっかりと分析されていて、その解析率は100%近く(100%のものもあったと思います)。精油はその主要成分に目がいきがちですが、非常に微量成分が重要なこともあるし、少しのバランスで香りがまったく変わってしまうものなので、やはりメーカーの品質に対する想いは強いと思います。

 

また、著者はフランス・スイス・インド・ベルギーなどでアロマテラピーを学び講師もされている方です。NARDJAPANのインストラクターを学ぶ際に手にする実践集にも、高濃度使用・飲用のレシピが沢山記載されていますし、これが本場のレシピなのかもしれません。薬理作用を期待して使用する時に必要な利用の仕方なのかもしれません。。

ただ、アロマ初心者や、精油成分についての知識がないままに、この冊子だけを手にして実践するのは私はお勧めできません。

 

 

 

日本では、『フランスやベルギーでは、アロマテラピーが医療として使用されている』と伝えられることもありますが、以前、フランス在住日本人のアロマスクール講師の方のブログで、『フランスでは一般的な医療保険でアロマテラピーは保険対象外だし、一部の危険性のある精油以外は一般の方が薬局で購入できる』と書いてあるのを読んだことがあります。

 

医師が治療のために精油を処方することはほとんどない…中には治療の一環として精油を使用する医師もいるかもしれないが、めったにない…そうです。

 

 

一般の方が身体の不調改善のために、実際に高濃度塗布使用や飲用使用することはあるそうですが、そういう使用方法をするには、精油の化学や禁忌・医療の知識などを理解することが必要になってくる…つまり、気軽に飲用・原液塗布するものではないということですね。

 

 

 

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私自身が、フランスやベルギーなどで実際に確認をしたわけではないので、何が本当かはわかりません。でも、精油の化学・成分について学び、精油の中には非常に危険な成分が含まれていることは知ることができました。

 

 

精油の中には

 

 

興奮・麻痺状態を伴う神経毒性

鬱状態・昏睡状態を引き起こす

流産を引き起こす

強い皮膚刺激(つまり飲用すると粘膜を傷つける可能性もある)

 

 

 

こんな危険性のある成分を含む精油もあります。たとえ、一般的には危険だという認識がない精油でも、高濃度・長期間の使用は危険なのではないでしょうか?食べ物だってそうですよね。どんなに良いものでも、過剰に摂取するのは控えた方が身体のためだと思います。精油でアレルギーが発症することもあります。

 

 

 

もし、どうしても飲用・原液塗布をしようと思うならば、身体の仕組みや精油の危険性をしっかりと学び、デメリットも理解したうえでどのくらいの期間でどのくらいの量ならば今の自分は大丈夫かを把握する必要があるし、人には決して薦めてはいけません。人それぞれ耐性が違います。自分が大丈夫だからといって、他の人が大丈夫というわけではないですよね。同じ人でも体調によってその影響は変わります。

 

 

そして、どんな使用方法でも繰り返し同じ精油ばかりを使用するのはアレルギーの原因ともなるし、時々変えることも大切です。

 

 

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今日は、私が髪が抜けたときのアロマの活用法、失敗談では無いけれど間違った利用法をしていたことを書く予定でした。

久しぶりに初めて出会ったアロマテラピーの小冊子を手にして、そのレシピを見て、精油について何も知識が無い方が(昔の私のような)このままを信じて日常に取り入れるのは非常に危険だと思い、内容を変えさせていただきました。

 

 

 

精油の品質はもちろん大切です。ただ、『しっかりとしたメーカーの精油=飲用・原液塗布して安全』なのではありません。精油は雑貨ですし、『食品添加物と認められている精油=食品(飲用可能)』ではありません。

 

アロマテラピーに限らず、健康情報などは良い面ばかりが表に出てくることが多いですね。実際にアロマテラピーは素晴らしいと思いますが、危険性もあることも知っておくことはとても大切な事ではないでしょうか?

 

 

 

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補足ですが、、以前『NARDJAPANのセラピストは、高濃度でトリートメントするんですよね?』と尋ねられたことがあります。確か5%だったかな?

 

『そんなことはないですよ。体調や体重・皮膚の状態・使用範囲・使用頻度・使用歴・年齢等々を考慮して使用濃度は決めますし、健康な大人でも全身トリートメントは基本的に1%です』とお答えしました。(テキストには1~3%とありますが、私は『基本は1%』で学びました)。

 

 

身体が大きければ大きいほど、使用するオイルの量は増えるわけで、体重40㎏の人と体重80㎏の人に同じ1%でトリートメントしても、精油の使用量は変わってきます。また、高濃度であれば効果が高まるというわけではありません。特に、精神的な事へのアプローチのために精油を取り入れる場合、むしろ極々薄い香りの方が効果を感じられることだってあります。

 

 

基本の数値があるにしても、色々な条件を考慮してより安全にそして有効にアロマトリートメントを提供できるのがプロだと思いますし、私ももっと勉強を重ねたいと思います!

 

 

 

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

 

次回は『脱毛症とアロマテラピー』…私の間違った使用体験も併せて書きたいと思います。

 

 

良かったらこちらの記事も読んでくださいね♡

 

click→『髪の毛が抜けて知った、ココロと身体のケアの大切さ』

click→『脱毛症とリフレクソロジー』

click→『成分分析表は必要?①』

click→『成分分析表は必要?②』

 

 

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