594号 タワマン節税敗れる… | たっくすニュース

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  「たっくすニュース」 2022年5月2日(第594号)
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│■│ タワマン節税敗れる…
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 タワマン節税をご存知でしょうか?
 先月19日、タワーマンションの実勢価格と相続税評価額のかい離を利用して税額を少なく申告した納税者の敗訴を最高裁判所が支持しました。

■ タワマン節税ってなに?
 相続税等で用いるマンションの評価では、敷地の路線価や建物の固定資産税評価額等を各戸の専有面積で按分したものを用います。
 戸数の多いタワーマンションの場合、単純に専有面積で按分すると比較的市場価格(時価)の高い高層階で評価額が低く計算されてしまうケースが生じます。
 この差を利用して相続税法上の評価額を抑えて税金を安くする方法がタワマン節税と言われています。

■ 問題となった事案
 問題となった事案は90歳代の男性が東京都と神奈川県の2棟のマンションを多額の借入をしながら合計13億8700万円程で購入し、購入後約3年で亡くなられたケースでした。
 2棟のマンションは路線価等で評価すると約3億3,370万円になるため、購入時の借入金(10億5,500万円)と相殺して相続税をゼロ円と申告しました。
 その後、正当なマンションの評価額は合計12億7,300万円だと主張する国税当局と争いになりました。
 最高裁は多額の節税意図を持って行ったこの様な行為は、租税負担の公平に反するとの判断をし先に述べた通り納税者の敗訴として約3億円の追徴課税を支持しました。

■ なぜ節税目的とバレたのか?
 多額の節税意図があったと判断された理由は「相続開始の約2年6か月前に5億5,000万円で購入した不動産を、相続発生後約9か月で売却していること」、「金融機関での借入時に節税目的でマンションを購入する事を話し、その稟議書を国税当局が把握していたこと」と言われています。
 まさに「壁に耳あり障子に目あり」「天網恢恢疎にして漏らさず」といったところでしょうか…

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