572号 一人飲みは重加算税? | たっくすニュース
新型コロナウイルスに関する情報について

たっくすニュース

税金の話しを中心としたコラムを掲載しております。
文字数の都合により詳細な説明は省略しております。
ご了承のほど、宜しくお願い致します。

 コロナ禍、大人数での会食が敬遠されている中、会社代表者が一人で飲食した(いわゆる一人飲み)代金を会社経費に算入していた件で東京高裁の判決がありましたのでご紹介させて頂きます。

 当該代表者は複数の接待飲食店を利用した際の代金を交際費として税務申告したところ、税務調査で個人的な飲食代金が含まれていると指摘されて修正申告を行いました。

 その後、接待の事実がないのに帳簿に交際費と記載した事が重加算税の賦課決定要件の「仮装・隠蔽」に該当するとの指摘に納得できずに争った事例です。

■ 人脈を広げる為はダメ

 会社代表者は一人飲みでも「飲食店での支出には、人脈を広げるという意味がある」等と主張したものの、東京地裁及び高裁は「単に人脈を広げるという抽象的な必要性では事業関係者に対する接待等に要した交際費とは認められない…」と一蹴しました。

 今回、一人飲み代金が交際費として認められなかっただけではなく、重加算税となる「仮装・隠蔽」に当たるとされた点は非常に厳しい判断といえます。

 ちなみに重加算税になると本税に加えて35%が加算され、さらに延滞税もかかるので大きなペナルティになります。

■ 細かな記帳で自己防衛!

 飲食代や贈答品代等の接待交際費は、税務調査でも重点確認項目になります。

 あらぬ疑いをかけられないためにも、接待の相手先等の記載を忘れずに行いましょう。

 贈答の場合は「贈答の相手先」を、飲食接待の場合は「相手先に加えて参加人数」も記載しましょう。

 大人数での飲食の場合は「○○様他10名で飲食」といった記載で構いません。

 記載場所は「帳簿の摘要欄に記載」「領収書等の余白に記載」のいずれでも構いません。

 なお、数人で飲食して自己負担分(一人分)だけを割り勘で支払った場合でも、相手先が事業関係者である事を説明できれば問題ありません。

 細かな記帳で自己防衛をしていきましょう!!

☆★───────────────────────────

送信元  豊島税理士事務所 豊島正純

〒142-0063 東京都品川区荏原4-1-4-201

Tel 03-3785-1644 Fax 03-3785-1650 http://taxtoyo.com

────────────────────────────★☆