先日、上野の国立西洋美術館で開催中のモネ展に行ってきました。
土日は混雑するだろうと平日の昼過ぎに行ってきたのですが、日本にはまだこんなに人がいるのかと驚くばかりの人混みでした。
前売り券を持っていても、入場まで行列にならび入場後もとんでもない人だかりで、久しぶりに密というものを体感しました。

入場すると、人だかりの奥に小さく見える睡蓮…。
上野動物園のパンダ初上陸だとか、大阪万博の月の石もこんな感じだったのだろうかと、モネとは全く関係ないことを考えていました。
タイミングを見計らうことで間近で鑑賞することが出来た作品もありましたが、サイズの大きな作品は遠くから眺めるに留め、全てを余すことなく鑑賞するにはモネが人気過ぎました。

モネといえば睡蓮と有名ですが、生涯で200枚以上、睡蓮をテーマにした作品を残しているそうです。
たくさんの美術館、企画展などでモネの「睡蓮」とエンカウントしてきましたが、正直に言ってどれが鑑賞済みの睡蓮で、どれがはじめましての睡蓮だか、もはや分かりません。

そんな中でも今回のモネ展でのおすすめの作品は、ロンドンのチャーリングクロス橋、アイリス、日本の橋、の3点です。
どれも睡蓮ではありませんが、これらの作品を通じて、モネが睡蓮の何に惹かれ、たくさんの睡蓮の作品を残すことになったのか分かった気がしました。
いつかお気に入りの睡蓮と出会えたらと思います。

美術館や企画展を楽しんだあとは、いつもであれば併設されたショップに立ち寄り、企画展ならではのコラボ商品や気に入った作品のポストカードを買うのですが、会場から出ると、更にショップに入るまでの整理列が出来ていて、時間の都合から断念する運びとなりました。

国立西洋美術館でのモネ展は、2月11日まで開催しているようですので、事務所にお立ち寄りのついでにモネと混雑を楽しんではいかがでしょうか。

S