もう一人の障害者 | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

もう一人の障害者

以前、脳梗塞で病気療養していた社員が人事教育部に職場復帰してきたことを書いた。
その社員、当初はわしと同じ道をたどっていると、いろいろと気にして仕事の一部もお願いをしていたりした。
しかし、しかーーしである。
どうも考え方がマイナス思考なのである。
「どうせ、私は年寄りです。」とか、
「私は馬鹿だから、これ以上進歩しようがありません。」とか、
「今は判断業務がないから楽なもんですよ。」とか、
「こんな私を誰も気にしていませんよ。」とか、とにかく話しているわしが腹立たしくなるのである。

どうしてそんなふうにしか考えられないのだろうか?
確かに倒れる前は、それなりの仕事を責任持ってやっていたんだろうが、昔の栄光なんていったん捨ててしまわないとやっていけないんですよ。
年をとっていたってええじゃないか。
パソコンのエクセルをよおしらなくたってええじゃないか。
これから自分で勉強して、死に物狂いで勉強して、他の人をあっと言わせればええじゃないか。
 
障害者になってでも今と同じ会社で働いていくのって、そんなに簡単なもんじゃあないんですよ。
しっかりしてくださいよ。
ってことで、今はちょっと間をとって自分の仕事に没頭しています。
けんどね、知らん顔している訳じゃあないんですよ。
わしはそれとはなしに行動を見ているつもりなんですよ。
まずは自分の今いる位置を確認して自己啓発してくださいってとこかなぁ。