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グリフォンズ・ガーデン (ハヤカワ文庫JA)
713円
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4月20日発行の本ですが、実は26年前に出版された作品の文庫化です。
札幌のコンピュータ研究機関に赴任した主人公。そこでバイオ素子コンピュータを使って、ひとつの世界を構築する・・・・
リアルの彼(とその彼女)の世界が「PRIMARY WORLD」。 それともうひとつ、コンピュータが生みだした世界「DUAL WORLD」に出てくる彼と彼女。彼らの繰り広げる対話が、ものすごく美しくてステキで、同時に哲学的で深遠で、初体験な種類の不思議な感動を持ちました。
2年ほど前に図書館本で読んだ時に書いたブログがこちら。よかったらぜひ。
↓
https://ameblo.jp/tatujiro/entry-12105316486.html
ぜひ手元に置きたかった本でしたが絶版で入手不可でした。その本が今回、文庫ではありますが、復刊されてすごくうれしいです![]()
ただ・・ 「大幅改稿」との説明がwwww
そういうものなのかな??
完成作として出された作品なのに、再版にあたって改稿とか??
ファンとしてはある意味ショックですが![]()
でも今回文庫本で読んでみてやっぱり素晴らしいし、とにかく出されたことが何よりなので!
変更部分は気になるけれど、深く考えないことにww
今回読んで新たに思った事。(感想ではなくまるっきり個人的なことですが)
大学って、あるいは勉強って、とりあえず社会で生きていく自分力を高めるのがおもな目的と、まぁ漠然とですが思っていたけれど、
ほんとうの目的は、自分が生きて在るこの世界の存在の真理を知ることなんだ、ほんとうにほんとうに何より知りたいそのことを、もしか見つけさせてもらえるかも知れなかった場所だったんだ![]()
などと思ってしまいましたww もっと勉強すればよかった
いや、今からでも?![]()
イミフかと思いますが![]()
とにかく、知的刺激に満ちたスゴい作品です。メビウスの輪のラストも完璧
うっとりな恋愛小説でもあります。
26年前なのにこの新鮮さもすごいと思います。ぜひ一読をお薦めしたいです。
とりあえず文庫で手元に持てたけど、最初の本も欲しいなーと思うこの頃。
緑の植物が写り込んだ電球だったか?なんだか不思議な表紙絵でした。
中古で1万円位ででています。 どうしようかな・・・・![]()
