4月20日発行の本ですが、実は26年前に出版された作品の文庫化です。

 

札幌のコンピュータ研究機関に赴任した主人公。そこでバイオ素子コンピュータを使って、ひとつの世界を構築する・・・・

リアルの彼(とその彼女)の世界が「PRIMARY WORLD」。 それともうひとつ、コンピュータが生みだした世界「DUAL WORLD」に出てくる彼と彼女。彼らの繰り広げる対話が、ものすごく美しくてステキで、同時に哲学的で深遠で、初体験な種類の不思議な感動を持ちました。

 

2年ほど前に図書館本で読んだ時に書いたブログがこちら。よかったらぜひ。

                   ↓

      https://ameblo.jp/tatujiro/entry-12105316486.html

 

ぜひ手元に置きたかった本でしたが絶版で入手不可でした。その本が今回、文庫ではありますが、復刊されてすごくうれしいですハート

 

ただ・・  「大幅改稿」との説明がwwww

そういうものなのかな??

完成作として出された作品なのに、再版にあたって改稿とか??

ファンとしてはある意味ショックですが汗

 

でも今回文庫本で読んでみてやっぱり素晴らしいし、とにかく出されたことが何よりなので!

変更部分は気になるけれど、深く考えないことにww

 

今回読んで新たに思った事。(感想ではなくまるっきり個人的なことですが)

大学って、あるいは勉強って、とりあえず社会で生きていく自分力を高めるのがおもな目的と、まぁ漠然とですが思っていたけれど、

ほんとうの目的は、自分が生きて在るこの世界の存在の真理を知ることなんだ、ほんとうにほんとうに何より知りたいそのことを、もしか見つけさせてもらえるかも知れなかった場所だったんだあせる

 

などと思ってしまいましたww  もっと勉強すればよかったしょぼん いや、今からでも?えっ

イミフかと思いますが汗

 

とにかく、知的刺激に満ちたスゴい作品です。メビウスの輪のラストも完璧汗うっとりな恋愛小説でもあります。

26年前なのにこの新鮮さもすごいと思います。ぜひ一読をお薦めしたいです。

 

とりあえず文庫で手元に持てたけど、最初の本も欲しいなーと思うこの頃。

緑の植物が写り込んだ電球だったか?なんだか不思議な表紙絵でした。

中古で1万円位ででています。  どうしようかな・・・・あせる