本屋さんにはほぼ毎日立ち寄ってパラパラ本をのぞきますが。

今回手に取った本。

夢を売る男/太田出版

¥1,470
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出版社の編集部が舞台の小説でその始めの部分、

「29才の天才作家だ・・・太宰の再来だよ」

おお!これはおもしろそう~合格

でもこの作家さんのヒット作「永遠の0」はすごく暗くて重そうな戦争小説らしいし(読んでませんが)あんまり深いのはいま読む気しないなーと、作風を確かめるために?とりあえず他の作品も見てみる・・。

で、この短編集。

輝く夜 (講談社文庫)/講談社

¥500
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時季外れだけどクリスマスの5つのお話。

ひとつ目の「魔法の万年筆」を立ち読みして・・ウルウルしょぼんヤバス! 3つのお願いをかなえてあげる・・っていうとってもメルヘンなお話。わずか30ページほどなのにドラマもあってすっごくいいお話!読みやすいし、でこの2冊ともお買い上げ~でした。


「夢を売る男」ですが、予想に反して(というか数ページ読めばすぐわかるww)すごくいやったらしいブラックな編集者が本を出版したい人を顧客としてカモるお話です、ひとことでいうと。叫び
出版業界暴露話的なとこも満載。なんか・・スゴイあせる

主人公の編集者がもうすっごく下品なやなヒトで・・ヤラシしー事ばかり(あ ビジネス的に、ですw)つづきますが。

最後までくるころにはなぜかこのや~な中年のオジサンがちょっと・・いい人に見えてきたり目

実はさいごけっこう感動してウルウル泣いちゃったという・・・あせる

このオジサン、やっぱしすごいプロなんですよ、そのプロさ加減がよかった!!ですラブラブ!

それにしてもこの本はとても読みやすいちょっとお遊びなノリで書いてあって、代表作(多分?」の「永遠の0」の作家さんが?・・・・不思議な感じです。作風がどんどん変わる方なのかな?

作中に作者本人にも言及があって206ページ「元テレビ屋の百田何某・・・直に消える作家だ・・」ってご自分のことですよ、これラブラブ!大笑いデス!

短編集のほうもどれもおもしろかったです。さすが今売れてる作家さん!という感じでした音譜