車椅子おばあちゃん 大ピンチ話その3 | tatu-kuu(車いすおばあちゃん)

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毎日ワクワクしたい
お出かけ大好きな
おばあちゃんです!

あきらめの悪い車椅子おばあちゃんがやらかした

いろいろ大ピンチを書きます。

はらはら、げらげらしていただけたら

うれしいです!

 

コンビニでセルフレジ!

いつものようにビリビリリハビリが終わり
「ありがとうございました」
「おだいじに、お気を付けて」
と病院の玄関をでてスマホを開くと
電車の時間まで20分くらい余裕があります。

ちょっと、図書館によって、トイレでもと思い

エレベーターに乗り2階へ行きました。
 

ビリビリリハビリの病院は2階が公立の図書館です。
ついつい夢中で本棚を見ていて、ふと我に返りスマホを見たら
「やばい」ぎりぎりの時間です
懲りもせず、学習もできず、またもやギリギリチャレンジです。

急いで駅に向かいましたが、「タンパク質を補給しなければ」
といつものコンビニへ、いつものウィダーインゼリー(タンパク質15g入り)を一つ手に取りレジへ
なんと、珍しく2~3人の列。
さらにはファミチキとか、温めとか言っています。

大ピンチ!!

とりあえずレジ待ちの列に並んで、ふと見ると入り口の横に

セルフレジが数台空いています。

「届かないよねぇ」
「やったことないし」
「出来るかなあ」
「どっちが早い?」
「一番端の台なら届きそう!」
「よし、やってみよう!」

即、列を離れセルフレジに向き合う
老眼と、画面が光ってよく見えない~
音声ガイドに従って適当にタッチ、
「カードを差し込むか、タッチしてください」
「え、Suicaじゃなかった」
慌ててクレジットカードをだして「ピ!」

すると誰かが近づいてきました。
IT関係の一流企業のエンジニアのようなかっこいいお兄さんが
私が落とした生協のポイントカードを拾ってくださったのです。
(もっとかっこいいカードを落とせばよかったのに)
 

「あ、すみません、ありがとうございます」
と言って受け取ると
「いいえ、お気を付けて」
ですって!
これだから都会って好き!

とってもいい気分で、

でもぎりぎりチャレンジ中なので急いでコンビニを出ました。
 

今度は老紳士が横から歩いてこられました。
コンビニの前で事故ってはいけないので

電動車いすで道を譲ろうとしたら
ニッコリ笑顔で「どうぞ」と道を譲ってくださいました。
ほんとに、都会って好き!
頭を下げて通り過ぎると「気をつけてね」とまたまた声をかけてくださいました。

エレベーターに乗り、改札口へ
駅員さんに乗りたい電車を告げて
「45分発、間に合いますか?」
「今連絡しますから、どっちにしてもホームでお待ちください」
「はい、お願いします!」
と急いでホームへ向かい、無事予定通りの電車に乗れました。
この電車も逃すと次は30分後しかないのです。

なんだかいっつもギリギリチャレンジです。
以前娘に「乗り換え検索は普通の人の場合だから、ちゃんと余裕持って行った方がいいよ」
と言われたことを思い出しました。

でも初めてセルフレジが使えて、素敵な方に会えて、
幸せ気分の車椅子おばあちゃんです。