車椅子おばあちゃん 大ピンチ話その1 | tatu-kuu(車いすおばあちゃん)

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毎日ワクワクしたい
お出かけ大好きな
おばあちゃんです!

あきらめの悪い車椅子おばあちゃんがやらかした

いろいろ大ピンチを書きます。

はらはら、げらげらしていただけたら

うれしいです!

 

ビリビリリハビリの帰り、私鉄の乗換駅で
仕事帰りの娘と待ち合わせ。
 

揚げたてのてんぷらと、キンキンに冷えた生ビール!
「おつかれさま~」
と楽しく食事をして、いろいろ近況報告を聴きました。
 

「じゃあまたね~、バスの時間あるから帰るね」
買い物をして帰ると言う娘と別れて、
私は、駅員さんにスロープをかけて頂き

急行電車に乗り込みました。
 

「あ、バスの時間見なくっちゃ」
と思い出し、、時刻表を検索すると
 

「が~ん!」
1時間に1本しかない
 

バスセンターの発車時刻19:30
電車に乗ってる現在時刻19:23
 

「や、やばい」
「間に合うだろうか」
急行に乗れたから1駅で着く、

普通なら走れば間に合う時間だけれど
電動車いすには、やばい
このバスを逃すと次は20:30まで待たなくてはならない
 

大ピンチ!!
 

あと5分早くお店を出ればよかった
後悔しても仕方ない

あきらめずに突っ走るしかない
 

そうこう考えているうちに
電車がホームに到着
幸いエレベーターが空いていた
 

改札階へ降りて
「ピ!」
通り抜ける予定だった
が、なぜか赤いランプ「ピー、ピー」
え、え~なんで~
 

運悪く駅員さんは他のお客様に対応中
「すみません出られないんですけど!」
さけぶ!
 

丁寧に確認していただき、改札を通り抜け
バスセンターへ向かう
 

スクランブル交差点の青信号が目の前で点滅を始めた
「あ~万事休す!」
私の横をすり抜けて数人の人たちが走って渡っていく
だが、電動車いすのおばあちゃんが飛び出すわけにいかない
時計は19:19
「むりだ~」
 

普通なら駆け込み乗車ができる距離だけれど
もちろんそんなことはできない
 

バスセンターに近づくとバスが見える、
乗客は乗り込み終わり

バスは今まさに発車しそうな様子
 

が、あきらめの悪い車椅子おばあちゃんは
息を大きく吸い込み

エンジン音に負けないように

大きな声で

迷惑も顧みずさけぶ!
 

「すみませ~ん!」
「乗せてくださ~い!」
 

すると、ひとりの乗客の方が気づいて

運転手さんに声をかけてくださいました。


「神!」
 

車いすを乗せるために、対応席に座っていられたお客様に

移動していただき
スロープを出し、車いすを乗せて固定します。
ご迷惑をおかけしました、2分遅れで発車です。
 

乗客の皆様、運転手さんありがとうございました。
おかげさまで無事おうちに帰れました。

 

バスや電車の時間はちゃんと確認して、

余裕を持って行動しましょう。
と、反省している車椅子おばあちゃんでした。