2014.11.11 AKB48全国ツアー2014 チームK 鳥取公演レポ | AKB48、とある地方ファンの呟き

AKB48、とある地方ファンの呟き

とあるきっかけからAKB48のファンになりました。地方ファンの立場からいろいろと思ったことを綴っていきます。

昨日は、地元で行われたAKB48全国ツアー チームK鳥取公演に行ってきました。

詳細はこの後じっくり書くとして、総括すると

「とにかく楽しかった」の一言に尽きます。


地元でのコンサートだからというのはもちろん大きな要因でしょうが、自分の求めていた理想にかなり近い内容で満足度は高かったです。細かいことを言えば、チームとしての練度であったり、MCの内容だったり、振りの揃い具合だったりあるのですが、それ以上に最初から最後まで楽しめる内容でした。
当初チームKが来るということを知った時は、正直あまり期待していなかったんですが、実際にライブを見てその考えを改めざるを得ませんでした。チームKメンバーの皆さん、スタッフ、関係者の皆さんには鳥取県民の一人として心より感謝申し上げます。ありがとうございました。


会場である米子コンベンションセンターBiG SHiPといえば、3年前の夏に初代チーム4がコンサートを行った場所で、自分もそのコンサートに参加したのですが、ふとその時の思い出が蘇りました。
入場時は身分証明書の確認と握手会の時と同様の金属探知機による検査がありました。多少待たされましたが、10分ほどで中に入れました。入場してすぐのところで物販コーナーがあって、ちらりと見たら阿部マリアさんと内田眞由美さんと島田晴香さんが応対してました。自分が行った頃にはさすがにもういませんでしたが、ファンにとっては嬉しいサプライズですね。
そういえば、席に向かう途中の廊下で、チーム8の鳥取代表である中野郁海さんとすれ違いました。私服だったせいもあり周りの人は気づいていない感じでした、関係者入り口から入ってきたので見学しに来てたみたいですね。

席は11列目下手側で想像してたよりずっと近かったです。(さすがに劇場公演ほどではありませんが、東京ドームは天空席だったので十分過ぎるくらいです)
やや定刻を過ぎて岩佐美咲さんの影アナが始まりましたがすでにお客さんのテンションが高かったです。幕が開くとメンバーの姿が視界に入ってきましたが、近すぎず遠すぎず、ステージ全体が見渡させるのが自分にとっては良かったです。やはり肉眼で表情がわかる位置というのは大きいなとこの間の劇場公演でも感じましたが、この距離感があってこそのライブだなと思いました。

今回はチームK21人が勢揃いということで、(全員が揃ったのは今回の鳥取が初めてだったみたいですね)特に兼任の3人が一同に介するのは滅多にないことらしいので、ライブを見る際にあたってはそれもまた注目していました。3人とも一応昨年の東京ドームで見てはいますが、席からステージが遠すぎてよくわからなかったのですが、今回はきちんと観た感想を書きます。
まず松井珠理奈さんですが、ありきたりな言葉になってしまいますが、存在感が半端なかったです。センターで歌う曲が多かったという理由もありますが、自然と目に入ってくるというか惹きつけるパフォーマンスは流石というしかありません。よく考えれば「大声ダイヤモンド」以降ずっと選抜メンバーの一員であり、またSKE48の顔として引っ張ってきた自負と誇りが感じられました。体調は決して万全でないというのは聞いてましたし、実際終演後には精魂尽き果てて倒れたらしいです。確かに最後の方はフラフラで顔色もあまり良さそうではなかったですが、振り絞るように全力で踊る姿に感銘を受けました。
山本彩さんはNMB48の顔であり、AKB48グループの中でもひときわ大きな存在感を示しています。歌もダンスも目を見張るものがあって、これも陳腐な表現ですがすごく絵になるんですよね。「桜の花びらたち」でトリで登場した時は「おお」と思わずため息が出ました。曲中とMCとでは別人のようになってしまうのも彼女らしいでしょうか(笑)。
兒玉遥さんもHKT48の中心メンバーですが、珠理奈さんや山本彩さんにはない可愛らしい雰囲気で、客席に向かって愛嬌を振りまいている姿が印象的でした。その一方でシリアスな曲の時にはちゃんと表情が切り替えれているところが上手だなと思いました。

今のチームKについて、兼任の3人が中心に来ることについては賛否両論あって、どちらかというと批判的な意見が多かったような記憶があります。確かにSKE48、NMB48、HKT48の兼任メンバーが前にいて、後ろにAKB48生え抜きがいるという構図にはいろいろ思うところはあります。ファンにとっても自分が応援するメンバーによっていろいろな考えがあると思います。ここであれこれ議論をするつもりはありませんし、どちらがいいかという結論は出しませんが、AKBのメンバー、特に若手には奮起して欲しいなと思いながら見ていました。
そんな中で目に飛び込んで来たのが田野優花さんでした。全体曲でも「ヘビーローテーション」を始め、何曲かでセンターを務めてました。ミュージカル「WIZ」の主役に選ばれたり、38thシングル「希望的リフレイン」の選抜に選ばれたり、あとはTBSのドキュメンタリー番組でクローズアップされたりと最近勢いを感じますが、小柄ながらダイナミックなダンスには惹きつけられましたし、同い年(誕生日は1日違い)の松井珠理奈さんと並ぶ場面では、負けじと喰らい付くように踊ってる姿は印象的でした。以前の印象は気分屋的なところがあったのですが、斑がが少なくなって安定してきた姿に成長を感じました。彼女にはもっと前面に立って他のメンバーを引っ張って欲しいという思いがあります。まだ発展途上だと思いますので、今の環境で兼任メンバーからたくさん吸収してもらいたいものです。
若手でいえば相笠萌さん、久々にパフォーマンスを見ましたが、ダンスナンバーではやはり彼女の良さが発揮されていました。デビューした頃はまだ中学生で子供っぽいイメージでしたが、今は高校生段々と大人びてきたのを感じました。個人的に髪の毛は今くらいの色がいいかなと。田野さんと共に期待している存在です。

あとは15期生の湯本亜美さん、最近の公演などを通じて自分の中で密かに評価が上がっているのですが、昨日のコンサートでも光ってました。ダンス巧者の多いチームKの中でも見劣りしませんし、1年前と比べるとすごく垢抜けた印象があります。なんといっても「オキドキ」でのバク転はお見事でした。あの場面は、数秒前から目で追ってて他のメンバーにマイクを預けて、ステージの端へ移動するのを見て思わず「来た」と叫んでしまいました(笑)。場内のお客さんからもどよめきが起こってましたね。女性アイドルのコンサートではなかなかお目にかかれないので、晴れの舞台で特技が披露できたのは良かったです。これも個人的にですが昨日の公演のMVPは彼女でした。
あと1人、どうしてもとりあげたいのがドラフト生の後藤萌咲さんです。彼女を実際に見るのは初めてでしたが、細身で体格もいかにも子供っぽいですが、曲中の運動量の多さは特筆すべきであり、客席へ向かっての煽りも無邪気でとにかく元気一杯な姿は目に焼き付いています。奇しくもドラフト会議から1年経ちますが、あの頃はほとんど興味がなかったのですが、1年経って見方が変わりましたね。もう1人のドラフト生の下口ひななさんも元気に動き回ってましたし、「桜の花びら」での歌唱も上手でした。
一応若手の部類には入るのでしょうが、今や選抜メンバーとして活躍することが多い小嶋真子さん、笑顔がトレードマークな彼女ですが、質実剛健なメンバーの中にあっては異質な存在で、チームKのイメージに合うのかなという思いはありましたが、実際はけっこう体育会系気質なところもありますし、ダンスでは他のメンバーの陰に隠れることはあっても、弾ける笑顔は魅力的でした。鹿の寸劇でのドレス姿を見て思いましたが、良い意味で垢抜けきらないのが彼女の良さなのかなと(笑)。

若手メンバーの名前ばかりで恐縮ですが、もちろん他のメンバーのことも見ていました。
鈴木紫帆里さん、最近なかなかお目にかかる機会がなかったですが、上背があるので全体の中でも目立つんですよね。あとは笑顔が印象的でした。永尾まりやさんと阿部マリアさんは前回のチーム4のツアーの頃に比べるとずいぶん大人になったなあと、昨日のことのように思えて、それだけ月日が流れたということでしょうか。島田さんは前回とあまり変わってませんでしたが3年前に比べると痩せましたね。
岩佐美咲さんは「桜の花びらたち」での歌唱が素晴らしかったです、演歌で鍛えているせいか声量が他のメンバーとは段違いでした。せっかくなのでソロで1曲聴きたかったです。

途中のMCでの鹿の寸劇については、評判はいまいちみたいですが、殆ど緩みのないセットリストにおいては貴重な休憩時間であり、一息つける場面なので見ている側としてはありがたかったです。メンバーもあそこで休憩しないと、最後まで同じペースだったらきっと体力が保たないでしょうし。

チームKということで緑のサイリウムが圧倒的に多かったですが、「草原の奇跡」で緑一色になった場面は感動的でした。客席からステージを眺めていて、メンバーの皆さんの楽しそうな表情を見ているうちになんとも言えない感傷的な気持ちになりました。きっとコンサートが終わってしまうのが寂しかったからかなと。
アンコールの「転がる石になれ」はチームKの代名詞といってもいい曲で、終盤に来てさらに一段ギアが上がる感じで会場の熱気も最高潮でした。次は楽しみにしていた「鳥取48(AKB48の鳥取ver.)」地元ですのでもちろん全て知ってるネタばかりで、これをチョイスしたのかとふむふむと頷きながら聞いてました。最後に一斉にボードをあげる場面は実に壮観で、ニコ生中継などで他の公演で見た時は、別段、何も感じませんでしたが、地元で見るのは格別な思いがありました。3年間待った甲斐があったなと。

このブログではことあるごとに触れてきましたし、個別握手会の支配人部屋では幾度となくツアーについての要望を出してきたのもあって、今回のツアーは行かないわけにはいかないと思ってて、平日ということでスケジュール調整はけっして楽ではなかったのですが、それでも来て良かったなと。コンサートはどこでやっても同じだという考えもありますし、この日も遠方から遠征している方も少なくなかったと思います。普段は自分が遠征する立場ですが、今回は自分がホーム側で迎え入れる側なのでそういう意味でも普段とは違った見方がありました。
全国ツアーの意義については何度かこのブログでも触れてきましたが、地方ファンにとっては東京は交通機関が発達した現代においても比較的遠い存在であり、AKB48の活動は関東中心であり、なかなか身近に感じられないジレンマがありました。全国握手会の規模も縮小されたり、例の事件の影響もあったりしてより距離感を感じていたのが今年上半期でした。
大組閣だったり、選抜総選挙だったりいろいろストレスを感じることがあって、8月の夏祭りでは自分の中で溜まってたものが沸点に達して、珍しく感情的な内容だったり、運営への苦言も込めた記事を載せてました。
自分の中で「ツアーを早期に」という思いはあったものの、まさか今年中に全部回るとは予想つかなかったので、日程を聞いた時は正直慌てました(笑)。「残り27都道府県で・・・」というタイトルにいろいろ突っ込みたい気持ちはあったものの、昔から「残り物には福がある」と前向きに考えるようにしました。
他の県へ遠征へ行こうとも検討しましたが、やはり地元で見てこそ意義があると思ったので控えましたが、それで良かったかと思います。まだ残りはありますがもう十分なので他の方、特にそれぞれの県の地元の方に楽しんでもらえればと思います。何より多くの人に触れてもらうことでファンの裾野が広がればそれだけでツアーを行った成果というのはあるのではないでしょうか。


2時間のコンサートはあっという間で、楽しい時間が過ぎるのは本当に早いものですね。今月に入って劇場公演、個別握手会、そして今回のコンサートと推しごと的には充実した月になっています。今年は今のところ予定がないので、次の活動は年明けになりそうです。
今は心地よい疲れに包まれておりますが、手と足が筋肉痛ですね。次の機会はいつになるのかなと考えつつ、その日が来るのを心待ちにしたいと思います。

以上、非常にまとまりのない内容でしたが、コンサートのレポでした。