篠田麻里子さん卒業へ寄せてのメッセージ(昨夜のANNより) | AKB48、とある地方ファンの呟き

AKB48、とある地方ファンの呟き

とあるきっかけからAKB48のファンになりました。地方ファンの立場からいろいろと思ったことを綴っていきます。

昨夜放送のAKB48のオールナイトニッポンでは、
卒業を目前とした篠田麻里子SPとして、篠田さんと彼女の達ての希望で
秋元才加さん、小嶋陽菜さん、高橋みなみさんとの4人で、卒業に向けた心境と、他のメンバー、ファンに対するメッセージが篠田さんの口から語られました。

篠田麻里子さんの発言内容をまとめてみました。

【卒業を意識した時期について】
「2年前のじゃんけん大会で優勝したとき。AKBとしての自分に悔いがなかった。それまでセンター曲もユニット曲もなくて、しかもじゃんけんで勝ち取ったということで悔いがなかった。センターになりたいっていう気持ちはそこまでなかったけど何か残せるものが欲しいなと思っていた」
「途中でやめなくてよかった。やめてたら後悔していた」
「きつくてやめたいと思った時はあったけど、きついからこそ逆に頑張ろうとがむしゃらにやっていた」
「自分が卒業するのは簡単だけど、自分がAKBにとって何かをしたのかっていうと何もしてないなと思って」


【昨年の総選挙の発言を経て】
「(「つぶすつもりで来てください」って言った後の)1年間は、自分が強いことを言うことで、みんな(の視線)が集中する。ある意味自分に対してのプレッシャーだと思ったから。その1年間は背中を観られているいう気持ちでがむしゃらでいこうと。(中略)ライブとかイベントとがでは手を抜かなかったし休んだこともなかったし。自分の代わりっているようでいないので、自分の代わりはいないと思って頑張っていた。絶対にここのポジションは譲らないっていう気持ちで1年間は頑張ってきた」
「卒業のタイミングについては(秋元先生から)いつでも発表していいよと言われていたが、去年の発言もあったので、総選挙までは辞められないなと」


【最後の握手会の時に】
「twitterで(メッセージを)募ってる気持ちだけで嬉しくかった。(横断幕を見て)自分では悔いがないと思っていてもああいう風にされると嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちといろんな気持ちで泣いてしまった」

【最後の舞台に地元を選んだ理由】
「東京が嫌いというわけではなかったけど、自分がやったぞっていうのを見せたかった。福岡ドームでやりたいっていうのは昔からあったから。(昨年)東京ドームをやった時に、ここ(福岡ドーム)が卒業の場になればいいなと思ってた」
「おばあちゃんが体が弱くて東京ドームまで来れないし、ライブっていうのを1回は見て欲しいし、福岡ドームは来れるから、やっと親孝行と親族孝行ができるっていうのが大きかった」


【後輩からの質問に対して】
・どうしたら人生の勝ち組になれるか?(武藤十夢からの質問)
「言わない方がいい、勝ち組とか負け組とか好きじゃない。比べたことない。自分らしくいけばいいんじゃないかな」

・好きな男性のタイプは?(倉持明日香からの質問)
「男性のタイプはない。自分を持っている人なら好き。わたしに合わせるとか、ぶれることをされるのは好きではない。引っ張ってくれる人がいい、でも柔軟さは欲しい」

・AKB48に入って一番楽しかったことと辛かったことは(大和田南那からの質問)
「一番楽しかったことはこういう仲間と素敵なファンの人ができたこと。そういう人の繋がりが楽しかったっていうか宝物」
「辛かったとは1年に何回かある。一番は決められないけど。このメンバー、グループだからこそ乗り越えられた


・落ち込んだ時はどう立ち直ってるか?(茂木忍からの質問)
「陽菜にめっちゃ言う。ひと言で落ち込む。Twitterに悪口書きこまれただけで落ち込む。でも寝たら忘れる」

・ノリのいい握手のコツを教えて欲しい(高島祐利奈からの質問)
「握手会って、逆の立場で考えると(自分が)怖そうだなって思うからあえて変えてやろうって。ぶっちゃけ楽しもうってどうせ一緒な時間を過ごすわけだから」

・公演で一番心がけていることは?(橋本耀からの質問)
「今の子はやってないと思うけど、捌ける時、背中まで絶対に見られると思って捌けてる。出る前からステージだと思ってる。背中に緊張感を持ってる」
「いつもライブに出る時は250人全員ファンにしようと思って出てる。釣るわけでないけど、「篠田さんすごい」って思わせたい」


・自分のブランドを持ってファッションデザイナーになりたい、今しておいた方がいいことは?(内山奈月からの質問)
「中学校の頃から服が好きだったから、AKBだからできなかったというのではなく、AKBだからできた、近道だったということもある。AKBをやりながら勉強したいなって思ってて、自分で時間をつくること、今あることを一生懸命にやること」
「いつ自分にそういうチャンスがくるかわからないから、自分で自慢できるものを準備しておいた方がいい」


【初期の頃の話について】
「入った時はぶりっ子だった。シンディー(浦野一美)が目に入って「これは人気出るな」と思って乗っかってみたが1週間くらいでやめた。シンディーに公演で「楽屋では違うって」暴露されてから、そっからは素直になろうと思って(笑)」
「初期の頃は、3回公演の合間に病院に行ったりしていたり、公演終わりに倒れて点滴を打ってもらったりしてた。強くなんなきゃいけないって思ってた」


【握手会について】(衣装担当、茅野しのぶさんの証言より)
「AKBっていうのはテレビのアイドルじゃないから。握手会とかサプライズとか、ファンの人あってのイベントで人気が出てきたグループだから、握手会っていうのは大事にしないといけないと思う」

【総選挙について】
「(第1回の総選挙で)3位に入れたっていうのは大きかった。3位っていうことで注目を浴びるようになった。総選挙の曲(『言い訳Maybe』)で3位のポジションを得た時にでかいけどやれるんだぞって見せれたような気がした」
「マイナスな部分でいうと順位を決めてしまうことで、ほんとはポテンシャルはあるのにこの順位って決めてしまうこと。そこは嫌な部分」
「プラスに考えれば上を目指せる、自分を考える機会、1年間の自分の評価でもある。芸能界に出る前のひと区切りというか、出ればもっと見えない順位があるので、練習みたいな。やめる子もいるけどAKBという船を降りた時にもっと厳しい世界があって、そこで負けるようじゃだめじゃないっていう気持ちもある」
「ファンの人のありがたさっていうのを改めて感じさせられる、ありがたいなって考えさせられる」
「(OG枠があっても)出ない。格好よく去りたいから、悲惨な順位になりたくないから(笑)」

【今日共演しているメンバーについて】
「メンバーとしてではなく、人として好きかな」
「見返りとか別に求めてない、逆に支えてもらってる。みんなの頑張りを見てたら自分なんてちっぽけだなって思ってしまう」
「8年間があったからこそこういう仲間になれた」

【今後の自分について】
「AKB48は青春。AKB48に入る前に1回青春は終わっているけど、そこから新しいみんなとのスタートというか、学校みたいだったし、出会いもあり、別れもあり、辛いこともこのメンバーだからこそ乗り越えられたっていうか、よくホームっていうけどこの8年間ずっと一緒にいたし、このメンバー、ファンに出会えて本当に良かったなって。自分の人生の中での宝物だなって思う」
「支えてくれたファンの人、私はカフェから入っているので、ファンの人の声がなかったら今の自分はないし、今もファンの人に支えられて生きてるって思う。普通の芸能人だったら思わなかったと思うし、AKBでオーディションを受けて、カフェからだったからファンの大切さもわかったし、1回挫折してよかったなって思う」
「(1人で活動していくことに)期待もあるけど不安もあって、全力でやってきたからちょっと立ち止まると思うと不安になったりするのかなって。ちょっとスケジュールが空くだけでも、大丈夫かな、この先の人生の方が長いのにって思うことも出てくるけど、自分で一歩踏み出そうと決めたのでプラスに考えて、1回立ち止まることも必要かなって。30になる前に1回自分を振り返って考えてみたいなと思ってたので、最高のタイミングだって思う」
「(ファッションの仕事は)AKBのメンバーでもできるけど、後輩の背中を見てたらいい踏み出さなきゃって思ったので悔いはない。AKBは陰ながら支えていきたいと思っているし、みんなの活動を応援していきながらも自分の新しい人生も充実させていきたい、自分らしくしていきたい」



普段の篠田さんのイメージって飄々としてるっていうか、真面目な時も、(おそらく場を和ませようとしてですが)ちょっとはぐらかしたりとかしてて、でも実際はいろいろ考えていて、メンバーやファンに対する愛情の強さいうのを放送を聴いてて感じました。
やはり8年間の積み重ねというか、篠田さんの場合、1回オーディションに落ちて、カフェっ子からのスタートでしたから、唯一の1.5期生として、自分の立ち位置を模索し続けた8年ではなかったかと思います。
自分は特に篠田さんのファンと言うほどでもないし、数回握手しただけですが、それでも彼女の存在感っていうはひしひしと感じましたし、自分だけでなく周りのメンバーやファンに対する思いは尊敬に値します。

たぶん福岡ドームの前日ということもあって、ほとんどのメンバーはリアルタイムでは聴けなかったと思いますが、彼女の公演や握手会に対する心構えは、研究生だけでなく全メンバーが聴いておくべきだと思いました。たぶんほとんど面識がないであろう研究生の質問にちゃんと答えてたのには感心しました。

明後日の劇場公演を最後に卒業してしまうのは惜しいのですが、これも彼女が選んだ道でもあるので応援したいと思います。そして後輩にはぜひ彼女の意志を受け継いでいって欲しいなと、それがこれまでの彼女の活動に対しての恩返しと言うか餞になるでしょうから。