「同じ空の下で」12期生デビューから1年 | AKB48、とある地方ファンの呟き

AKB48、とある地方ファンの呟き

とあるきっかけからAKB48のファンになりました。地方ファンの立場からいろいろと思ったことを綴っていきます。

ちょうど1年前の5月22日は12期生が劇場公演デビューした日です。
(前座ガールズとしてはそれよりも以前に出ていましたが、「12期生お披露目公演」として「シアターの女神」公演でデビューしたのが2011年5月22日)


節目ということで、今回は12期生について書きたいと思います。
公演出演回数と合わせてご覧下さい。
※2012年5月21日までの出演数
※(  )内の数字は2011年と2012年の回数の内訳です。


岩田華怜
「RESET」公演 9回(5・4)
「シアターの女神」公演 71回(58・13)
「僕の太陽」公演 34回(11・23)
計 114回(74・40)

お披露目公演の日に「将来の夢はブロードウェイ」と言った姿が印象的です。歌もダンスも新人離れしてて、「夜風の仕業」を初めて聴いたときは「ほんとに研究生か?」と疑うくらい上手くて、ミュージカルで鍛えた歌唱力は抜群でしたが、アイドルっぽいかというと、ちょっと違うかなと思うこともあって、でも段々と時間が経つにつれ、表現の仕方も自分の中で考えて修正してきたように見えました。入った時点ですでに高いレベルにあったので、伸びしろという部分ではなかなか見にくい部分があるんですが、現状に満足せず、将来の目標に向かって頑張ってる姿は応援したくなる存在です。仙台出身ということで、とかく震災のことをいわれがちですが(特にアンチの方ほどそれを持ち出す傾向があります)被災された方を冒涜していますし、実際にパフォーマンスをみればそれこそ見当違いな見方だと思います。大人びていてしっかりしてるように見えて、まだ14歳子供っぽい部分もまだまだあるし、運営には無理をさせず大事に育ててあげて欲しいなというのが願いです。



大森美優
「RESET」公演 14回(0・14)
「シアターの女神」公演 88回(52・36)
「僕の太陽」公演 27回(12・15)
計 129回(64・65)

12期生の中で誰よりも汗をかいていたのが彼女。ちょっとくずれた前髪とくしゃっとした笑顔が印象的で、背が大きいのと振りが大きく、一生懸命さがよく伝わってきました。普段泣かない彼女が、生誕祭の時に見せた涙は今でも覚えています。1年経って前髪もしっかりキープできるようになりました。今年1月末に起こった「騒動」の影響を間接的ではありますが、大きく受けたわけで、その後は公演出演回数も急増、体力的に大丈夫かなと心配でしたが、体調不良による休演とは無縁で(自分の知る限りは一度もないはず)、見かけによらず意外とタフな部分も見せてます。単純なようですが現在の多忙なAKBの状況を考えるともっと評価されるべき点だと考えています。最近、一段とアイドルとしての輝きが出てきたように思えます。SSAや全国ツアーではチームKのメンバーと共演するというまたとない経験を積むことができたわけで、今後のステップアップに期待します。



サイード横田絵玲奈
「RESET」公演 4回(0・4)
「シアターの女神」公演 72回(54・18)
「僕の太陽」公演 28回(14・14)
計 104回(68・36)

やはり最初に印象に残ったのは名前、そしてどこかエキゾチックな顔立ち、あとは新体操をやってたので身体が柔らかいこと、お披露目公演ではY字バランスを披露していましたね。デビュー当初から公演出演は同期の中では比較的多い方だったと思いますが、大人しいのかなかなか自分の殻を破れずにいたようも見えました。モバメとかの文章もしっかりしており、素直で気配りのできる性格は好印象なんですが、他人を押しのけてでも前に出るタイプではなさそうで、ちょっと優し過ぎる部分が災いしてしまったかなと、AKB紅白に出られなくて、珍しく悔しさを露わにした時は、気の毒でしたが、でもああやって自分の意志を出せたことはよかったと思いました。正直な話、まだ引っ込み思案なところがあるので、もっと前に出て来て欲しいなと思っています。



佐々木優佳里
「RESET」公演 5回(0・5)
「シアターの女神」公演 44回(26・18)
「僕の太陽」公演 16回(3・13)
計 65回(29・36)

デビューして間もない頃、「アイスの実」のCMでの大抜擢(12.5期生 江口愛実の声という設定)西武ドームのコンサートでは「アイスのくちづけ」を錚々たるメンバーの中、センターポジションで披露しました。どことなく漂う、儚げな雰囲気がどこか放っておけなくなる存在で、早くから握手会人気もうなぎ上りに、ただ肝心の劇場公演は思うように出られないこともあり、本人も一時期かなり思い悩んでいるようにも見えました。今年になって徐々に公演数も増えてきましたが。もともとあまりダンスは得意でなく、確かに最初の方は振りも未熟な部分がけっこうあったんですが、努力の賜物ですが、段々と成長が見られるようになり、できるポジションも増えてきて、着実に成長してるようです。
生真面目な性格なのか、時々思い詰めるところがあって、長文のモバメを送って来たりしてまだちょっと心配な部分もありますが、1年経ってだいぶ逞しくなったなあという思いがあります。



高橋朱里
「RESET」公演 2回(0・2)
「シアターの女神」公演 42回(33・9) 
「僕の太陽」公演 28回(9・19)
計 80回(42・38)

お披露目公演の時、緊張のせいか、血の気が引いたような生気のない表情が印象的に残ってます。今や名言となっている、小嶋陽菜さんの「目が死んでる」は言い得て妙だったと思います。あれで一躍注目されることになったわけですし、「劇団四季入門」の企画で彼女の母が言ってた「あの子は根性の塊」という言葉を聞いて、それ以降ちょっと見方が変わってきました。公演出演は少ない方なんですが、とにかく物怖じしない部分がなんか元気があっていいなと思いました。個別握手会の時に隣のレーンまで彼女の大きな声が聞こえてくるくらいでしたから(笑)運営からも期待されてるように見えますし、今後ますます活躍の場が増えそうな気がします。



田野優花
「目撃者」公演 4回(0・4)
「RESET」公演 13回(4・9)
「シアターの女神」公演 93回(67・26) 
「僕の太陽」公演 33回(6・27)
計 143回(77・66)

公演出演数は12期で一番多く、実質的に12期のエースは彼女だと思っています。小さいながらも大きく見せるダンスは素晴らしくて、初めて観た時の印象は鮮烈でした。華怜ちゃんと共に他の12期生を牽引する役割になっていった感があります。MCでは最初の頃は大人しかったんですが、だんだんと元気な部分が見えて来て、いまではうるさいと言われるくらいに(笑)多くの先輩からも「田野ちゃん」と愛されるキャラクターで、あの上目遣いの見つめる姿はたまらなく可愛いですね。公演を積み重ねるたびに着実に成長も見られ、ゆくゆくはAKB48を引っ張っていける存在になって欲しいなと大いに期待してます。



平田梨奈
「目撃者」公演 4回(0・4)
「RESET」公演 5回(0・5)
「シアターの女神」公演 32回(28・4) 
「僕の太陽」公演 22回(10・12)
計 63回(38・25)

12期生の中でも特異な、いい意味で個性的な子だなと思います。アメリカ人とのハーフで、帰国子女でもある彼女。課題の日本語はまだまだ発展途上ですが、下手なりに、なんとか自分の気持ちを伝えようとする姿がいじらしく感じます。
12期の中でもダンスのスキルは高くて、踊ってるときは、MCの時とは別人のような表情を見せています。
あとアメリカにいたせいか、パソコン関係にも詳しくて、Google+でも「30秒英会話」などの動画を毎日のようにアップしたりと、年齢の関係で「ぐぐたす選抜」には漏れましたが、(この時のコメントがなんとも健気でよかったです)英語もそうですが、自分だけの武器というのは、人数の多いAKBにとっては、必ずやメリットになると思うので、そういう部分はどんどん伸ばしていって欲しいと思います。



武藤十夢
「目撃者」公演 6回(0・6)
「シアターの女神」公演 63回(37・26) 
「僕の太陽」公演 16回(3・13)
計 85回(40・45)

最近見てて、成長したと感じることが多いのが彼女。最初のうちは笑顔もぎこちなくて、どっちかというと地味な印象があって、自分もあまり気に止めていなかったのですが、去年の年末あたりからぐっと表情がよくなってきたように感じていて、垢抜けてきて、もともとの綺麗さに磨きがかかってきて、大人っぽくなったようにも見えます。公演数が少な目なのは、おそらく学業を優先してるためだと思われます。いわゆる芸能コースのある学校ではなく、普通の高校に通っているようで、今年高3なんで、たぶん大学進学も視野に入れていることだ思います。
12期生で唯一「RESET」公演の出演経験がないんですが、そのかわり「目撃者」公演は12期生で一番多い彼女、大人びた雰囲気がこの公演にマッチしているように見えます。



とここまで8人について書いてきましたが、もう1人忘れてはいけないのが3月いっぱいで卒業した鈴木里香さん。なかなか公演出演数に恵まれず、伸び悩んでた時期もありましたが、弱音を吐かずひたむきに頑張っていたことだと思います。大人しく見えますが、意外と先輩や後輩とも積極的に交流したりして社交的な部分も見せていました。モバメやGoogle+の文章力から頭のいい子という印象がありました。最初はぎこちなかった表情も段々とよくなってきてこれからというタイミングでの卒業はほんとに残念でしたが、将来を考えての前向きな選択だと思うので、彼女の行く先を見守ってあげたいなと思いました。




華怜ちゃんがモバメで触れていましたが「12期生は9名」と書いていましたし、自分の中でも12期生はこれからも9名というのは変わらないと思います。以下は華怜ちゃんから里香ちゃんへのメッセージ(モバメより引用)
りか、今空見てる?
雨だけど、私もスタジオから空見てるよ
またこの空の下で、あおうね…!


今では違う道を進み出した彼女たちですが、同期の絆はやはり強いんだなと改めて実感しました。

華怜ちゃんの言葉によれば最初から仲良かったわけではなく、時にぶつかったりすることもあったそうです。そういう経験を乗り越えて9人の結束が高まっていったようです。
9人中、3人が昇格、1人が卒業、そして5人は次の昇格を目指すというかたちとなり、以前と同じようにはいかないと思いますが、いいライバルとして、そして掛け替えのない仲間として今後も切磋琢磨して欲しいなと、デビューから1年たったこの日に思いました。