今日は「米中貿易摩擦・規制強化が日本株式市場に与える影響と戦略」というお題で書きたいと思います。
2025年1月11日(土曜日)に、サンワード証券さんのセミナーで講師を務めました。
セミナーを、ご視聴いただき、ありがとうございました。
https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2025/01/11_2/
セミナーでは、1時間の尺をもらっていたのですが、ほぼ時間通りにできました。
最終的に146名の方がセミナーを申し込まれたとのことです。
サンワード証券さんは、新宿の東京オペラシティタワーの43階にあるのですが、見晴らしが素晴らしい!
それから、昨日(4/16)は、臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年4月16日を配信しました。
臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年4月16日
実は、私のメールマガジンをご購読いただいているまりりさんが、2月の実現利益が約46万円になったそうなのですよ。おー、凄い!









いつもご紹介いただきありがとうございます。
今後も、良い銘柄を見つけていきたいと思います。
それから、まりりさんは、3月の実現利益も約45万円になったそうなのですよ。おー、凄い!
さらに、3月までの年間実現利益は約106万円なのだそうです。
もし、メールマガジンに、ご興味がありましたら、ご購読いただきますよう、お願い申し上げます。
さて、昨日の日経平均は347円安と3日ぶりに反落し、終値は3万3920円になりました。また、TOPIXも15.32ポイント安と3日ぶりに反落し、2498.03ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが643銘柄、値下がりが941銘柄、変わらずが53銘柄で、やや売り優勢の展開でした。
昨日の米国株式市場は米中貿易摩擦の懸念が再燃したことから売られ、その流れを引き継いで日本の株式市場も総じて軟調な展開になりました。
昨日は、NVIDIAが、中国向けに販売している高性能AIチップ「H20」の輸出に関して、米国政府から新たにライセンスが必要であるとの通知を受け、この規制に対応するため、関連費用として約55億ドル(約7200億円)の引当金を計上したと報じられました。そして、これが半導体規制強化を示唆するものとして、NVIDIAの株価は時間外取引で約6%下落しました。
この規制は、H20チップが中国のスーパーコンピューターやAI開発に利用されるリスクを考慮したもので、国家安全保障上の懸念が背景にあるそうです。
H20は、NVIDIAが中国市場向けに設計した製品で、性能を抑えることでこれまで規制を回避していましたが、今回のライセンス要件により、さらなる制約が課されることになったとのことです。
この動きは、米中間の技術競争や輸出規制の強化の一環として捉えられており、NVIDIAの収益や中国市場での競争力に影響を与える可能性があるようですね。
NVIDIAに対する米国政府の規制は、NASDAQやフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)に大きな影響を与えそうです。
この規制の影響は、NVIDIAだけでなく、関連するサプライチェーンや他の半導体企業にも波及しており、アジア市場でも半導体関連株が軒並み下落しました。
さらに、オランダのASMLホールディングスの決算が市場予想を下回ったことも、半導体関連株を下押しした要因になったようです。
また、ドル円が142円台半ばまで円高が進行したことから、輸出関連株も売られました。
その他、昨日は 海運、非鉄金属、銀行などが売られる一方で、空運、建設、水産・農林、不動産などが買われました。
ところで、今日の朝に開かれる日米関税交渉に、トランプ大統領が出席するとSNSに投稿したことが話題になっていますね。
トランプ大統領の出席は、日本側にとって圧力をかけられる可能性があることから不利との評価があるようですけど、これは、今日の相場の波乱要因になるかもしれません。
トランプ大統領が関税交渉への出席をSNSで発表したことは、日本側にとって予想外の展開だったようです。報道によると、トランプ大統領は「日米双方にとって良い解決策を見つけたい」と述べつつも、在日米軍の駐留経費の負担増や貿易の公平性について直接的な要求をする可能性が指摘されています。
トランプ大統領は、ゲームにたとえるならボスキャラですよね。普通、ボスキャラ、たとえば大魔王は、ゲームの冒頭からいきなり登場しません。
おそらく、いきなりボスキャラが登場するのは、ゲームの主導権を握りたいという思惑があるからかもしれませんね。
このような直接的な関与は、相手に圧力をかけるだけでなく、トランプ大統領自身の支持基盤に対して「強いリーダーシップ」をアピールする狙いもあるのかもしれません。まさに、ゲームのボスキャラが「ここからが本番だ」と言わんばかりの登場ですよ。
また、トランプ大統領が日本との関税交渉にいきなり出席する意図は、今後、日本以外の国との交渉を有利に進める意図があると思います。
米国は関税交渉の初戦に日本を選んでいるのですよ。プロ野球でも、日本シリーズは初戦を勝つと、シリーズを有利に進められると言われますからね。さらに、米国は日本は勝ちやすい相手と思っているからですよ。日本は歴史的に米国との関係を重視してきたため、交渉の場で比較的柔軟な姿勢を見せることが多いとされていますからね。
そして、トランプ大統領が日本との交渉で強い姿勢を見せることで、他国との交渉でも「妥協しないリーダー」という印象を与える狙いがあるのかもしれません。まるで日本シリーズの初戦で勢いをつけるように、最初の交渉で勝利を収めることで、後の交渉を有利に進める戦略ですね。
こうした「初戦の重要性」を意識した動きは、彼の交渉術の一環とも言えそうです。
話しは変わりまずが、実は、ボスキャラしか登場しないゲームがあるのですよ。フランスの「Cellyon: Boss Confrontation」というゲームはボス戦しかないゲームなのだそうです。つまり、「Cellyon: Boss Confrontation」は、雑魚キャラがいなくて全員がボスキャラ級なのだそうですよ。変なゲーム。
日本のゲームは、徐々にストーリーを進めながら強くなり、ボス戦に向けて準備を整えるという流れが一般的なのですけどね。例えば、「ファイナルファンタジー」や「ゼルダの伝説」シリーズでは、冒険を通じてアイテムや装備を集め、能力を高めることで、ボスに挑む準備を進めるという作り方ですよね。
のんびり雑魚キャラを倒しながら、ゲームを進めるというのが、キャラクターの成長と自分の技量の成長を同時に楽しめるのですけどね。まぁ、フランス人はせっかちなのかも?
確かに、ボス戦オンリーのゲームは純粋なスリルと達成感を感じますね。それって、ある意味、ゲームというよりは毎回がクライマックスの連続!ちょっとしたアドレナリン祭りですよ。
最後に、今の相場で儲けるための戦略について書きたいと思います。
結局、昨日の記事「結局、相場の行方はトランプ大統領の胸先三寸次第:業績が好調な内需関連銘柄を買うしかない」でも書きましたが、やはり、業績が好調な内需関連の銘柄を拾っていくしかないと思います。
ちなみに、昨日の相場は、大型株・中型株・小型株、全ての売られたのですが、私は、トランプ関税の影響を受けにくい銘柄にシフトしているので、前日比プラスでした。
考えてみると、今の相場で儲けるには、トランプ関税で影響を受けそうな銘柄を外すのが必須なのですよ。
今までの記事でもトランプ関税に影響を受けそうな銘柄は徹底的に外して、影響を受けにくい銘柄を買いましょう、と書いてきたのですが、改めて考えると、今の相場は、トランプ関税の影響を受けにくい銘柄で業績が良い銘柄に買いが集まっているのです。
つまり、以下の業種に当てはまるトランプ関税の影響を受けにくく、かつ、業績が良い銘柄を買うだけで儲かるのですよ。
買われている業種
- 内需関連セクター
・関税政策の影響を受けにくい内需関連業種。例えば、情報・通信業や小売業、食料品業など
- ITサービス
・ ITサービス業が資金の避難先として注目されている。企業のコスト削減や効率化のためのIT投資需要が増加していることが背景にある。
- ディフェンシブセクター
・経済状況に左右されにくい業種、例えば、食料品業などが買われている。
ちなみに、昨日の臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年4月16日で紹介している銘柄は、業績も良く、上記の条件に当てはまっていますよ。
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