今日は「ポケポケ大人気でDeNAストップ高!やはり、コンテンツ産業の銘柄が狙い目ですね」というお題で書きたいと思います。
2025年1月11日(土曜日)に、サンワード証券さんのセミナーで講師を務めました。
セミナーを、ご視聴いただき、ありがとうございました。
https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2025/01/11_2/
セミナーでは、1時間の尺をもらっていたのですが、ほぼ時間通りにできました。
最終的に146名の方がセミナーを申し込まれたとのことです。
サンワード証券さんは、新宿の東京オペラシティタワーの43階にあるのですが、見晴らしが素晴らしい!
それから、一昨日は、臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年2月10日を配信しました。
臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年2月10日
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さて、ディー・エヌ・エー(2432)が2/7に発表した2025年3月期第3四半期決算が好感され、今週の月曜日(2/10)に、ディー・エヌ・エー(2432)がストップ高になりました。ディー・エヌ・エー(2432)の終値は、700円高の3732円でした。
ディー・エヌ・エー(2432)の2025年3月期第3四半期決算の概要は以下の通りです。
1. 業績の全体評価
①売上収益 (IFRS基準)
3Q: 465億円 (前四半期比+28%、前年同期比+60%)
3Q累計: 1167億円 (前年同期比+12%)
→ 売上は前年同期比で大幅増加しており、成長が続いている。
②営業利益 (IFRS基準)
3Q: 155億円 (前四半期比+333%)
3Q累計: 210億円 (前年同期比黒字転換)
→ 前年同期の-276億円の赤字から大きく改善し、黒字転換。
③親会社株主に帰属する四半期利益
3Q: 128億円 (前年同期比黒字転換)
3Q累計: 158億円 (前年同期比黒字転換)
→ 2024年3月期の赤字(-312億円)からの急回復。
④EPS (1株当たり利益)
3Q: 114.54円 (前年同期の-280.51円から改善)
2. セグメント別の評価
①ゲーム事業
売上収益: 3Q 280億円 (前年同期比+120%)
セグメント損益: 186億円 (前年同期比+8127%)
要因:
Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)が好調 (6,000万DL)
収益性の改善、課金ユーザーの増加
→ ゲーム事業がDeNAの業績回復を大きく牽引。
②ライブストリーミング事業
売上収益: 103億円 (前年同期比-4%)
セグメント損益: 4億円 (前年同期-4億円から改善)
要因:
Pocochaのコスト見直し (広告費削減)
IRIAMの成長
→ 収益性改善に成功したが、売上は減少。
③スポーツ事業
売上収益: 49億円 (前年同期比+104%)
セグメント損益: -24億円 (前年同期-50億円から改善)
要因:
横浜DeNAベイスターズの観客動員数過去最高 (236万人)
クライマックスシリーズ・日本シリーズの優勝
→ 大幅な収益改善が見られる。
④ヘルスケア・メディカル事業
売上収益: 9億円 (前年同期比+13%)
セグメント損益: -3億円 (前年同期比ほぼ横ばい)
要因:
データヘルスの受注減少 (データヘルス計画の策定年度でないため)
DX・データソリューション事業の進展
→ 成長は続いているが、まだ黒字化には至らず。
3. 費用構成の変化
売上原価: 172億円 (-7% YoY) → 費用削減
販管費: 139億円 (-10% YoY) → コスト管理強化
人件費: 62億円 (-9% YoY) → 人員削減(従業員数10%減)
→ 収益改善だけでなく、費用削減も利益回復に寄与。
4. キャッシュ・フロー
営業CF: +143億円 (前年同期-97億円から改善)
フリーCF: +72億円 (前年同期-185億円から改善)
→ 事業のキャッシュ創出能力が回復。
5. 2025年3月期の見通し
売上は増収見通し
Non-GAAP営業利益は黒字見込み
ゲーム事業は大幅増収増益見込み
ライブストリーミング事業は減収見込み
特筆すべき事項としては、ディー・エヌ・エー(2432)のゲーム事業のセグメント利益が約82倍:セグメント損益: 186億円 (前年同期比+8127%)となったことです。
これは、Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)が大人気だからなのですよ。
Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)の魅力について調べると、対戦する要素よりもコレクションする要素を重視した作りになっており、バトルをする場合でも、誰でも勝てる要素が組み込んであることが魅力の一つになっているようです。要は、運も味方するようになっているということですね。
さらに重要なのは、無課金でも楽しめるということです。毎日、ポケモンカードが入ったパックを2つ開けられるそうです。
他にも、ポケモンカードのパックを開封した時の演出がリアルで豪華であるとか、ゲーム内イベント、限定パック、新機能の追加など長期間、飽ずにプレイできる点も魅力なのだそうです。
そして、Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)は150か国で展開しており、市場規模が大きい新興国のユーザーにもアピールしているそうです。
とにかく、ポケモンは全世界に通用する強力なIPですからね。以前、ポケモンGOがリリースされた時も、全世界で爆発的にヒットしましたからね。
さらに、Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)について調べてみると、子供だけでなくシニア層にも人気があるのだそうです。やはり、ゲーム会社も、少子高齢が進むことで市場規模が縮小することに懸念を持っているのですね。
このため、今、ゲームを開発する際は、若年層が多い海外市場もターゲットとしてゲームが開発されていたり、大人(シニアも含む)も楽しめるような工夫をしているそうです。
そういえば、ポケモンGOも大人が楽しめるゲームとして、特に、運動不足を解消するためポケモンGOが推奨されていましたよね。
また、玩具事業を展開しているバンダイナムコホールディングス(7832)は、少子高齢化を見据えて、子供よりも大人をターゲットにして、大人向けにお高いガンダムのフィギュアを売っています。しかし、これが限定発売なので、転売ヤーの餌食になっているのですよ。
やはり、以前の記事「米中貿易戦争の激化が心配なら、コンテンツ産業の株が良いかも?」でも書いたように、トランプ大統領の相互関税構想があろうが、米中貿易摩擦が激化しようが、全く関係ない、安心して持てるコンテンツ産業の銘柄が良いと思います。
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