今日は「コンテンツ産業全面高!KADOKAWA サイバー攻撃の特別損失を計上するも純利益が前年同期比増!」というお題で書いてみたいと思います。
2025年1月11日(土曜日)に、サンワード証券さんのセミナーで講師を務めました。
セミナーを、ご視聴いただき、ありがとうございました。
https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2025/01/11_2/
セミナーでは、1時間の尺をもらっていたのですが、ほぼ時間通りにできました。
最終的に146名の方がセミナーを申し込まれたとのことです。
サンワード証券さんは、新宿の東京オペラシティタワーの43階にあるのですが、見晴らしが素晴らしい!
それから、昨日(2/6)、臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年2月6日を配信しました。なお、決算発表済みなので、決算跨ぎの心配はありません。
臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年2月6日
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さて、昨日の日経平均は235円高と3日続伸し、終値は3万9066円になりました。また、TOPIXも6.79ポイント高と3日続伸し、2752.20ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが1192銘柄、値下がりが394銘柄、変わらずが54銘柄と、買い優勢の相場となりました。
昨日は、日銀の田村委員が、上昇が続く物価の状況に言及し「上振れリスクが膨らんできている」「物価安定のためには、来年度後半には少なくとも1%程度までの利上げが必要」と述べ、この発言により日銀の早期利上げが懸念されたことから、ドル円が円高に進み、日経平均とTOPIXを押し下げました。
また、日銀の植田和男総裁が2/4の衆院予算委員会で、日本経済の現状について「現在はデフレではなく、インフレの状態にある」との認識を示したことからも、日銀の早期利上げが懸念されているようです。
日銀の追加利上げが近いのですかね。トヨタ自動車(7203)の決算が好感され、相場が持ち直そうとしているところに、追加利上げ懸念とは。
日経平均の上値が重いのは、日銀の早期利上げ懸念が原因ですよ。ドル円が151円台に一瞬、つけたので、トヨタ自動車(7203)などの外需関連株が軟調な展開でしたからね。
そのような状況の中、トランプ政権の関税引き上げにも関係なく安心して買えることから、またまた、コンテンツ産業の銘柄が買われました。
昨日の記事「トヨタ自動車 営業利益上方修正!コンテンツ産業 どんな銘柄がお勧めか?」で紹介した銘柄は、どうだったかな?昨日の記事のおさらいをしてみましょう。
1.ゲーム関連銘柄
①任天堂(7974)
2/6の株価 300円高(+2.80%)の11000円
「ゼルダの伝説」「スーパーマリオ」などののIPが強く、米国や欧州での売上が好調に推移している。
②カプコン(9697)
2/6の株価 156円高(+4.17%)の3896円
「モンスターハンター」「バイオハザード」など、世界的な人気を誇るIPを保有している。
③バンダイナムコホールディングス(7832)
2/6の株価 433円高(+9.87%)の4822円
ガンダムのフィギュアや玩具事業が好調で、北米・欧州での展開を強化中です。「ドラゴンボール」「ワンピース」などのIPゲームも安定した収益を生んでいる。
④コナミグループ(9766)
2/6の株価 740円高(+4.06%)の18980円
「遊戯王」「eFootbal」などのモバイル・コンシューマーゲームが安定した収益を生んでいる。
⑤コーエーテクモホールディングス(3635)
2/6の株価 54.5円高(+2.67%)の2095円
多数の人気IPを持ち、それを活用したゲーム展開で安定した収益を生み出している。特に、「無双シリーズ(戦国無双、三國無双)」や「アトリエシリーズ 」、「仁王シリーズ」は、世界市場でも評価が高く、長期的な収益源になっている。
2.アニメ関連銘柄
①東映アニメーション(4816)
2/6の株価 165円高(+5.31%)の3275円
「ワンピース」「ドラゴンボール」「プリキュア」などの強力なIPを持つ。アニメ映画の世界興行収入が増加しており、Netflix・Disney+などの配信契約も好調。
②KADOKAWA(9468)
2/6の株価 70円高(+2.15%)の3320円
「Re:ゼロから始める異世界生活」「盾の勇者の成り上がり」「推しの子」「ダンジョン飯」などのラノベ・アニメIPを多数保有。ゲーム事業も強化しており、フロム・ソフトウェア(「エルデンリング」開発会社)を傘下に持つ。
③ソニーグループ(6758)
2/6の株価 4円高(+0.11%)の3517円
傘下のアニプレックスが「鬼滅の刃」「Fateシリーズ」などの大ヒット作品を持つ。
④ブシロード(7803)
2/6の株価 5円安(-1.10%)の450円
「ヴァンガード」「バンドリ!」などのアニメ・ゲームIPを活用したメディアミックス戦略が特徴。トレーディングカードゲーム事業も好調で、北米市場への展開を強化。
3.VTuber等の新興コンテンツ
①カバー(5253)
2/6の株価 20円高(+0.65%)の3105円
VTuberプロジェクト「ホロライブ」を運営。日本だけでなく北米・アジア市場でも人気。YouTubeスーパーチャットの収益ランキングで上位を独占し、成長性が高い。
②ANYCOLOR(5032)
2/6の株価 90円高(+2.74%)の3370円
VTuber「にじさんじプロジェクト」を運営。グッズ、デジタルコンテンツの販売、スマートフォンアプリ「にじさんじ」の開発を行う。英語圏・中国圏での成功事例も多く、グローバル展開が進む。
その他
①サンリオ(8136)
2/6の株価 133円高(+2.28%)の5966円
②タカラトミー(7867)
2/6の株価 228円高(+4.69%)の5088円
③東宝(9602)
2/6の株価 166円高(+2.33%)の7287円
④コナミグループ(9766)
2/6の株価 740円高(+4.06%)の18980円
⑤IGボート(3791)
2/6の株価 66円高(+2.67%)の2536円
惜しい!ブシロード(7803)だけマイナスだった!もうちょっとでパーフェクトだったのに!
ということで、トランプ大統領が関税引き上げの話を持ち出している間は、ディフェンシブ・グロース株のコンテンツ産業の株に資金が移動しそうですね。
最後に、昨日の大引け後にKADOKAWA(9468)が、2025年3月期第3四半期決算を発表したのですが、これが、増収・増益で、何と!サイバー攻撃による特別損失(23億円)を計上しながらも、純利益が前年同期比+16.7%増の73億円になったのですよ。
決算短信を読んでみると、KADOKAWA(9468)、結構、海外が好調なのですよね。
KADOKAWA(9468)の主力事業である出版・IP創出事業は、売上高1,117億円(前年同期比+9.5%)、営業利益63億円(+12.4%)でした。アジア市場で売上増となったことから海外市場での収益が向上しているとのことです。
また、アニメ・実写映像事業は、売上高379億円(+15.5%)、営業利益47億円(+30.1%)でした。『【推しの子】』『Re:ゼロ』などの人気シリーズが好調で、海外ライセンス収入が拡大し、収益を牽引したとのことです。また、実写映画『首』『カラオケ行こ!』も貢献したとのことです。
ゲーム事業は、売上高264億円(+38.6%)、営業利益86億円(+44.5%)でした。『ELDEN RING』DLC販売が絶好調(本編リピート販売も増加)なのだそうです。今年は、『ELDEN RING』の新作『ELDEN RING NIGHTREIGN』が発売されるので、きっと大儲けしますよ。
KADOKAWA(9468)は、ゲーム・アニメの成長が強く、出版・教育も堅調で、さらに、ソニーグループ(6758)との資本業務提携でグローバル戦略を強化していることから、今後の成長が期待できると思います。
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