今日は「トヨタ自動車 営業利益上方修正!コンテンツ産業 どんな銘柄がお勧めか?」というお題で書いてみたいと思います。
2025年1月11日(土曜日)に、サンワード証券さんのセミナーで講師を務めました。
セミナーを、ご視聴いただき、ありがとうございました。
https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2025/01/11_2/
セミナーでは、1時間の尺をもらっていたのですが、ほぼ時間通りにできました。
最終的に146名の方がセミナーを申し込まれたとのことです。
サンワード証券さんは、新宿の東京オペラシティタワーの43階にあるのですが、見晴らしが素晴らしい!
それから、一昨日(2/4)、臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年2月4日を配信しました。なお、決算発表済みなので、決算跨ぎの心配はありません。
臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年2月4日
もし、メールマガジンに、ご興味がありましたら、ご購読いただきますよう、お願い申し上げます。
さて、昨日の日経平均は33円高と続伸し、終値は3万8831円になりました。また、TOPIXも7.39ポイント高と続伸し、2745.42ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが940銘柄、値下がりが645銘柄、変わらずが55銘柄と、やや買い優勢の相場となりました。
昨日は、トヨタ自動車(7203)の決算が好感され、一時、前日比マイナスだった日経平均とTOPIXはプラスに浮上し、日経平均とTOPIXは、何とか続伸しました。
昨日の場中に、トヨタ自動車(7203)の2025年3月期第3四半期決算が発表され、通期の営業利益を4000億円上方修正しました。
円安だけで営業利益が上振れただけでなく、保守部品や中古車事業などの新車販売以外の収益が拡大し、販売奨励金を抑制したことも営業利益の上方修正の要因になったとのことです。
トヨタ自動車(7203)の決算報告プレゼンテーション資料を見ると、販売台数減や一時的費用の影響で減収となったものの、生産回復と原価改善で高水準の利益を確保したと書いてありました。さすが、トヨタ!粘り強い!
日本と北米は、販売台数が減少しているのですが、ここはテコ入れが必要そうですね。やはり、中国のBYDが侵食しているのかもしれませんね。さらに、韓国の現代自動車も強いですからね。北米は、特に激戦地ですから、ここで、中国と韓国の追い上げを阻止する必要がありそうです。
ただ、アジアと欧州は、若干であるものの販売台数が増えているので、トヨタファンが増えているようです。
ここで、トヨタ自動車(7203)がお勧めであることについて書きたいと思います。
トヨタ自動車(7203)は、EV(電気自動車)・ハイブリッド(HEV)・燃料電池車(FCEV)など多様な戦略を持つ点が強みであると思います。
今、トヨタ自動車(7203)は、「マルチパスウェイ戦略」を採用し、HEVとEVの両方を強化しているので、どっちに転んでも対応できる状況なのです。よって、長期的にはリスク分散戦略が功を奏するものと思います。
また、アジア市場での拡大、特に、大市場であるインド市場の開拓が進んでいるそうです。東南アジア・インド市場では、EV・HEVの販売を強化しているそうですよ。
また、全固体電池の開発、ソフトウェア戦略、新興市場の成長など、将来的に有望な要素が多いのもトヨタ自動車(7203)の強みだと思います。
よって、長期的な視点で株式投資をするなら、トヨタ自動車(7203)は安心して持てる銘柄だと思います。
ところで、昨日の記事「米中貿易戦争の激化が心配なら、コンテンツ産業の株が良いかも?」を読んでいただけたでしょうか?
昨日も、米中貿易戦争の激化が懸念される中、コンテンツ産業の銘柄が上昇しました。
例えば、ゲームのカプコン(9697)が110円高(+3.03%)の3740円となり、また、サンリオ(8136)が58円高(+1.00%)の5833円でした。
さらに、昨日はバンダイナムコホールディングス(7832)が、2025年3月期第3四半期決算を発表し、通期業績予想の上方修正を発表しただけでなく、自社株買いの実施も発表したことで、530円高(+13.73%)の4389円となりました。
ホルダーの方良かったですね。
では、米中貿易戦争の激化が懸念される中、コンテンツ産業の銘柄でどんな銘柄が良いか?ということで、お勧めの銘柄を紹介します。
1.ゲーム関連銘柄
①任天堂(7974)
「ゼルダの伝説」「スーパーマリオ」などののIPが強く、米国や欧州での売上が好調に推移している。
②カプコン(9697)
「モンスターハンター」「バイオハザード」など、世界的な人気を誇るIPを保有している。
③バンダイナムコホールディングス(7832)
ガンダムのフィギュアや玩具事業が好調で、北米・欧州での展開を強化中です。「ドラゴンボール」「ワンピース」などのIPゲームも安定した収益を生んでいる。
④コナミグループ(9766)
「遊戯王」「eFootbal」などのモバイル・コンシューマーゲームが安定した収益を生んでいる。
⑤コーエーテクモホールディングス(3635)
多数の人気IPを持ち、それを活用したゲーム展開で安定した収益を生み出している。特に、「無双シリーズ(戦国無双、三國無双)」や「アトリエシリーズ 」、「仁王シリーズ」は、世界市場でも評価が高く、長期的な収益源になっている。
2.アニメ関連銘柄
①東映アニメーション(4816)
「ワンピース」「ドラゴンボール」「プリキュア」などの強力なIPを持つ。アニメ映画の世界興行収入が増加しており、Netflix・Disney+などの配信契約も好調。
②KADOKAWA(9468)
「Re:ゼロから始める異世界生活」「盾の勇者の成り上がり」「推しの子」「ダンジョン飯」などのラノベ・アニメIPを多数保有。ゲーム事業も強化しており、フロム・ソフトウェア(「エルデンリング」開発会社)を傘下に持つ。
③ソニーグループ(6758)
傘下のアニプレックスが「鬼滅の刃」「Fateシリーズ」などの大ヒット作品を持つ。
④ブシロード(7803)
「ヴァンガード」「バンドリ!」などのアニメ・ゲームIPを活用したメディアミックス戦略が特徴。トレーディングカードゲーム事業も好調で、北米市場への展開を強化。
3.VTuber等の新興コンテンツ
①カバー(5253)
VTuberプロジェクト「ホロライブ」を運営。日本だけでなく北米・アジア市場でも人気。YouTubeスーパーチャットの収益ランキングで上位を独占し、成長性が高い。
②ANYCOLOR(5032)
VTuber「にじさんじプロジェクト」を運営。グッズ、デジタルコンテンツの販売、スマートフォンアプリ「にじさんじ」の開発を行う。英語圏・中国圏での成功事例も多く、グローバル展開が進む。
後は、サンリオ(8136)、タカラトミー(7867)、東宝(9602)、コナミグループ(9766)、IGボート(3791)ですかね。