今日は「太陽光発電なんて全然クリーンじゃない!」というお題で書きたいと思います。
さて、昨日は、メールマガジンの配信日でした。
今回のメールマガジンでは、フィボナッチリトレースメントやフィボナッチエクステンションなどのフィボナッチツールの設定値について解説しています。
この解説を読んでいただければ、このフィボナッチツールの設定値が、いかに効いているかが、わかっていただけると思います。
また、先週末に買ったお勧め銘柄について紹介しています。
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さて、世の中には、儲けるためなら、どんな手段を使ってもかまわない!とか言っているおバカさんがいますよね。
例えば、業務で知り得た秘密情報を私的に流用して株式投資で儲けたとか、ブログで吹聴しているインチキ野郎がいますよね。こういう奴は、儲けるためなら、たとえ、塀の向こうに行ってしまうようなことでも、どんな手段を使っても問題ではないと、思っているのです。そして、逃げ切れば勝ちだと思っているのですよ。
実は、先日、ツイッターを見ていたら、こんな記事を見つけました。
田舎暮しの唱悦@shoetsusato
太陽光発電のパネル約50枚が散乱 白馬村の山林内 修理や撤去の見通し立たず|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト https://t.co/dUkKkJBkE4
2022年12月05日 05:28
長野県の白馬村にある山林に設置された太陽光発電のパネルが外れたまま放置されており、修理や撤去の見込みが立っていないそうなのです。
太陽光パネルには、銅、カドミウム、セレンなどの有害物資が含まれており、もし、これらの有害物質が流出した場合は、土壌汚染、地下水汚染などの環境破壊に繋がるのだそうです。
そして、現在でも、費用負担などを理由に修理や撤去の見通しが立っていないのだそうです。
太陽光発電投資をしている人全部じゃないと思いますが、パネルの耐用年数が過ぎたり、事故で故障したりしたら、パネルの修理や撤去なんてせずに、放置して逃げ切れれば勝ちだと思っている人がいるんじゃなの。
実は、後学のため、太陽光発電投資をしている人のYouTube動画を見て、再生エネルギー投資に関する知識を得ようとしたことがあるのですが、太陽光発電投資は、大儲けはできないけど、銀行に預けておくより儲かるとか言ってましたね。
耐用年数が来るまでの間は、発電設備の設置費用(ローン返済など)や借地料、メンテナンス業者へのメンテナンス費用を払っても、天気さえ良ければ、「ゆる〜く、薄〜く」儲かるとか、言ってました。
また、広い、周りに何もないような土地を持っているなら、アパートを建てるよりは、リスクは小さいとも言ってました。
そんな「ゆる〜く、薄〜く」儲かると言われている太陽光発電投資ですが、上記の記事を読むと、事故が起こったら、最悪、儲けがパーになるだけでなく、大幅な持ち出しになる可能性があるのですよ。
とにかく、この問題を起こした業者は、修理・撤去費用を払えないんだからね。ましてや、土壌汚染や地下水汚染なんて起こしたら、詰むな。
とにかく、太陽光発電所投資で、一番問題になるのは、先程のような事故が起こった時、事業者に、修理・撤去費用を負担する資金がない場合なのです。
もし、太陽光パネルが破損して、事業者が修理・撤去費用が払えないと、放置されて、有害物質の流出に繋がってしまうのですよ。
有害物質の流出があった場合、土壌改良費用なんて、どのくらいかかるのでしょう?小規模事業者だと、そもそも資金繰りが苦しいのですから、事故があった時の撤去費用や土壌改良費用を引き当てておくなんて考えられませんからね。
それに、地下水に有害物質が漏れ出したら、近隣の住民に対する補償費用も必要になりますよ。
これ、法律を改正して預託金を徴収しておくしかないのかも知れませんね。
実は、太陽光発電投資については、以前からも、固定買取制度が終了すると、投資目的で設置された太陽光発電設備が、野ざらしで放置される危険性について指摘されていたのです。
このため、2022年7月から法律が改正され、太陽光発電設備を撤去・廃棄する費用を積み立てることが義務化されたのです。しかし、遅いよね。
そもそも、以前から太陽光発電投資をやっている人が、太陽光発電設備の撤去・廃棄費用を積み立てているのか?凄い疑問。
また、固定買取制度の趣旨としては、太陽光発電設備の撤去・廃棄の費用を、我々が負担することになっているのです。
つまり、我々の電気料金に、太陽光発電設備の撤去・廃棄費用が上乗せされているということです。
電気料金の明細を見ると「再生エネルギー賦課金」という項目があると思いますが、これが、太陽光発電設備の撤去・廃棄費用に充当されるはずなのです。
しかし、固定買取制度が終わったら「そんなの関係ねぇ!」と設備を放置する事業者が絶対出てくると思いますよ。
もし、固定買取制度が終わって、事業者が用済みの太陽光発電設備を放置したら、我々が電気料金に上乗せして払っている再生エネルギー賦課金が、丸々、事業者の懐に入ったままになるということです。
そして、環境破壊です。こんなことが許されるのか!
太陽光発電のパネルなんて、台風のような強風が吹いたら一網打尽だし、さらに、地震のリスクもあるし、日本で太陽光発電やるなら、こういうリスクを頭に入れて、保険をかけたり引き当て金を積んだりしていないと何かあったら、無責任に放置することになりますよ。
そもそも、太陽光発電なんて、天気次第なので、農業と同じくお天気が良くなきゃ、儲からないのですよ。それに、最近は、パネルやケーブルをごっそりと盗んでいく奴がいるそうですからね。太陽光発電投資やるなら、こんなリスクにも対応する必要があるということです。
まぁ、太陽光発電投資をやる人は、固定買取制度中に儲かれば良いと思っている輩が少なからずいそうですから、無責任に放置するバカが続出すると思いますよ。
要するに、太陽光発電なんて全然クリーンじゃないのですよ。
太陽光発電投資をやっている人は、もし、事故が起こったら環境破壊に繋がるリスクが大だということを認識しているのかね。
それに、太陽光発電のパネルに使われているシリコンは、新疆ウイグル自治区の人達の強制労働で生産されている話もあるのですよ。
https://cigs.canon/article/20210414_5732.html
まぁ、太陽光発電投資で儲けている人にとっては、そんなことは知ったことではない、ということですね。
アメブロ読んでいると、インチキ野郎のお仲間が、太陽光発電投資をやっていると自慢しているようだけど、事故が起こった時の土壌改良費用や地下水が汚染された時の補償費用、発電設備の撤去・廃棄費用を引き当てたり、保険に入っているのかね。そもそも、耐用年数が過ぎた時の撤去・廃棄費用などを積み立てているのか?
もし、全然考えていないなら、人の迷惑を考えられない、どうしようもない奴だと思うわ。
それに、2040年には、太陽光パネルゴミが大量に出てきて、最終処分場が逼迫して受け入れを拒否される可能性があるのですよ。そもそも、有害物質の流出を防ぐため水漏れを防ぐなどの対策を行っている処分場は限りがあるのですから、今後は、放置や不法投棄が頻出する可能性が高いのです。
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/taiyoukouhaiki.html
太陽光発電投資をやっている人の多くは、そんなリスクは頭の中にはないだろうからね。まぁ、どうせ耐用年数が過ぎたら、適当な業者に廃棄を頼んで、最終的には不法投棄されるのがミエミエだね。
株式投資にしろ何にしろ、投資をするなら、人の迷惑にならないように考えましょう。
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