今日は「人間がサルより劣るのは何故か?」というお題で書きたいと思います。

昨日、サラリーマン投機家さんのブログを読んでいて、その中の記事「利益の原資」で「以上の前提をふまえて、そこには更に、手数料あり、税金あり、売買価格差あり、アルゴのアービットラージありのマイナスサムな状況が背景にある中で、専業投資家は、何から利益を生んでいると思われますか?」という問いがあって、結構、考えてしまいました。

この問題について語るとき、どうしてもプロのアクティブファンドの成績がサルが適当にダーツを投げて当たった銘柄でポートフォリオを組んだものに劣る、という問題にぶち当たるんですよね、

これは、よくアクティブファンドが、株価指数に連動するインデックスファンドに劣るものが多いということと置き換えて語られることがあります。

ブーケ1ブーケ2クローバーあじさい黄色い花コスモスハチヒマワリもみじチューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジブーケ1

まず、株式投資の成績については、サル、プロのアクティブファンドマネジャー、素人がポートフォリオを組んで一年間成績を競った場合には、一般的に以下のようになる、と言われています。

サル>プロのアクティブファンドマネジャー>素人 

この結果となる原因でよく言われることが、人間は感情を持っていること、そして、人間は感情をコントロールすることが難しいことが挙げらます。

要するに、先日の記事「暴落で売るようでは勝てません」で書いたように、人間というのは、損することに対して恐怖心を持つものであり、暴落の恐怖におびえて、売らなくてもいいものを売ってしまう、ということが言えると思います。どうしても、人間は感情に振り回されてしまいますからね。

感情に振り回されず、冷静にトレードが出来る人が、プロ中のプロのファンドマネジャーと言われていますけど、それでもサルには劣ると言われています。

ここで、運用成績が、サル>プロのアクティブファンドマネジャー>素人 となるのは、市場がランダム・ウォークしている、つまり「テクニカル分析なんてしても無駄だよ」というランダム・ウォーク理論者が例としてあげていることです。

テクニカル分析は無駄。つまりトレンドの傾向を見たり、チャート分析すること自体が無駄だ、とランダム・ウォーク理論者は言っているのです。何しろ彼らの理論では、株価が一定の価格帯におさまっていたとしても、翌日に株価がその範囲を逸脱するかどうかの確率は1/2であるとするのですから。

ブーケ1ブーケ2クローバーあじさい黄色い花コスモスハチヒマワリもみじチューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジブーケ1

ところで、先日の記事「長く市場に居ることが投資で成功するための条件」で、「投資の世界には瞬発力と勝負カンが鋭いアスリートみたいな人がいますよね。だいたいこういう人達は、株の信用取引とか高レバレッジのFXで、短期の相場を勝負カンと持ち前の度胸でピタッと当てて、さっと儲けて逃げることが出来るような人達ですよね。」と書きました。

このアスリートみたいな投資家 = 一部の勝ち組投資家は、先程のランダム・ウォーク理論に当てはまらない人達なんですよね。一部の勝ち組投資家 = インデックスファンド以上の成績を常に残している、つまりサルより優秀な人達もいるんでよね。

つまり、一部の勝ち組投資家>サル>プロのアクティブファンドマネジャー>素人 という順位になるのです。

ブーケ1ブーケ2クローバーあじさい黄色い花コスモスハチヒマワリもみじチューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジブーケ1

すると、不思議なことが言えるのです。つまり、サル>プロのアクティブファンドマネジャー>素人 という順位は、人間が感情を持っているから合理的な考えに基づいてトレード出来ないという「プロスペクト理論」と先程の「ランダム・ウォーク理論」の合わせ技で説明できるということです。

「プロスペクト理論」は、よく、購入した株が翌日、大暴落して狼狽売りをしてしまった、といわれるやつです。

ノーベル経済学賞を2002年に「プロスペクト理論」によって受賞した行動経済学のダニエル・カーネマンが、本の中で、50年間にわたるデータを基にした調査によれば、投資マネージャーの運用成績はサイコロ投げにも劣り、この調査によれば少なくとも投信・ファンドの3件に2件は、市場全体のパフォーマンスを下回っていた、と書いています。つまり、サルが適当に選んだポートフォリオの方がマシだ、ということです。

先日の記事「長く市場に居ることが投資で成功するための条件」で書いたことですが、結局、素人が色々動くと(例えば損切り)傷を深めるだけ、つまり、損を拡大させるだけだ、ということです。ありゃ、ありゃ。ニヤリ

現物株投資で、損切りするのは含み損が膨らんでいくのを見たくないだけなのですから、我慢していた方がマシだ、ということです。もっとも、素人が株の信用取引とか高レバレッジのFXをやるなんて、もってのほかで、大怪我して出血多量で死に至るだけだということです。

確かに、自分はバカなのか、鈍感なのか、含み損が膨らんででも、全然売りませんでしたからね。下手に動かなくて良かったのかもしれないです。

ところが、一部の勝ち組投資家>サルについては、先程の「プロスペクト理論」と「ランダム・ウォーク理論」では、説明がつかないのです。

一部の勝ち組投資家は、何らかの再現性が高い法則を見つけているとしか思えないのです。しかし、この法則みたいなものは、誰でも真似できるものではないので、投資に聖杯はない、と言われる所以なのです。

何らかの法則って何なのでしょうね?ちょっと考えてみると不思議ですよね。オカルトですか?ニヤリ 色々「こんな風にやったら」的ブログがあるのですが、完全に再現なんて出来ませんからね。

昨日、サラリーマン投機家さんのブログにコメントした時、「プロスペクト理論」と「ランダム・ウォーク理論」は、物理学の相対性理論で、一部の勝ち組投資家が、何らかの再現性が高い法則を見つけているという考えは、物理学の量子力学だ、と書きました。

量子力学の世界は不思議なもので、「無」の空間から「有」の物資が生まれたり、観察者がいると量子は粒子(物質)のように振る舞い、観察者がいないと波(エネルギー)のように振る舞う、という観察者効果と呼ばれるものもあります。

観察者効果っておかしいですよね。人の意識があるのとないので、量子の振る舞いが異なるなんて、何で?という感じです。量子は人間の意識を感じるの?オカルトですよね。

確かに、量子力学を研究している人は、量子力学を突き詰めていくと哲学的なことにぶち当たると悩んでますからね。観察者効果って、人の意識がエネルギーを物資化することですからね。こりゃ、オカルトか?ニヤリ

ということで、人間がサルより劣るのは、「プロスペクト理論」と「ランダム・ウォーク理論」で説明できますが、一部の勝ち組投資家がいることは、理論的には説明できない、ということです。

だから、普通の人が、アスリートのような一部の勝ち組投資家の真似をしても無駄なのだと思うのです。

そうすると、普通の人が投資でパフォーマンスを出そうとしたら黙ってインデックスファンドを買えば済むと言う、身もふたもない話になってしまうのです。そしたら、何で普通の人が株式投資なんてするのでしょうね。うーん、不思議だ。ニヤリ

普通の人もコツコツ投資して経験を積めばサルを少し追い越せるかも?ですかね。継続していれば光明が見えてくるのでしょうか?

損得の前に、投資する金額に大小はあれど、やっぱり色々考えて戦略を練るのが面白いのかもしれないですねニコニコ


バナーまたはリンクを押していただけると幸いです。


株式ランキング