そんなこんなしてるうちにある事件?が起こった。

真司の取引先の理江ちゃんが練習のゲーム中にぶつかった。彼女は転んだ。なかなか立ち上がらない。

寄ってくる5人の男たち。

は謝った。

症状は軽症だとわかっていたが、一週ごとに「大丈夫?ごめんね。」、「はい。大丈夫です。」と言いつつ練習しない(笑)
この繰り返しが数週間続いた。

真司などは「拓っくん、大変やねぇ(笑)」

は「ねぇ(笑)」としか言わなかった。

真司は副キャプテンという名目があり、僕をわかっていたから本音を言える唯一の人間だったかもしれない。

すると「酷いよね」、「治療費貰った?」、「何かしてもらった?」、「独裁者だよね。」

治療費は部費から出るし保険も加入してる。

などという不要な話が聞こえてくる。耳を塞いでても(笑)

割と冷静だった。

言ってる奴らは想像がつくし、別になんともない。わけはない(笑)
でも、動かなかったし、僕の心を抑えてくれる真司と他チームの方たちがいた。

嘘やろ!?他のチームにまで言ってんの?何のために?仮に僕を潰して。で?(笑)
先述した予想は的中の5人(西中、倉本、松井、松田、上川)+内田
内田理江ちゃんと付き合ってた(笑)
彼らが理江ちゃんをお姫様に仕立て上げてたのは明らかだったw

 

理江ちゃんとぶつかっただけ?

里奈(愛媛から来た子)だったら恐らく「キャップ、大丈夫ッス!!ハ、ハ、ハ、さーせん!w」で終わってると思う。

他チームの数チームには話してたみたいで、逆に「うち、黙らせましたんで。厄介っすよね。複数チーム行ってるみたいだし」と言ってくださった。

先述したが複数チームとは女子プレイヤーが福岡市内のチーム数に対して絶対数が足りない

だから女の子たちが他のチームに行ってるのを発見したので全員メールを飛ばし、練習に参加している子たちには直接言った。
 

「みんながいろんなチームに行ってプレイするのは構わないよ。でも、リーグ内チームに行くのはやめてほしい。なぜか?今日はShot!で出場、来週はレイカーズとして出場。これ、マズイってわかるよね?得失点とか所属チームがどこかわかんないと僕が困る(笑)」

みんな縦に激しく首を振ってた。

そうなんだよね~、来てる子たちはそんなことしないんだよねぇ(笑)

だから、そう言った行為をする子はあまり来ないから伝わらないw

すると来てる子たちからは「うちから外しましょうよ。ぶつかって何か月?あり得ん。」啓子ちゃんが言い始めた。

「キャップがしんどいする必要ないやん!」、里奈しのぶは黙って下を見てた。


書き忘れてた。

福岡県バスケット連盟の女の子がうちにいた。

和歌山出身の子、紀子ちゃん

彼氏が高総体で福岡の男子と知り合い二人で福岡教育大へ。

今、二児の母&中学校教員。
その子が教えてくれた連盟の裏側、連盟の事務所は彼女の住所、電話。留守中はアクシオンに転送。

まさに僕の仕事の世界(笑)
 

彼女はいつも笑顔。わかってくれていた「大変ですよねぇ(笑)」といつも言うだけだけど妙に分かり合えてる感が強い子だった。うちは彼女自体も若いんだけど、高校生とか大学生とかの女の子たちに接するのが上手い子が多かった。

象徴が梨美ちゃん紀子ちゃんだった気がする。

紀子ちゃんは笑ってるけど高校生が寄ってくるように。

 

あっ、邪な考え?それは全くないです。
僕がいくらなんでも、それやっちゃ駄目でしょ(笑)
確かに愛媛の子に手を出そうとしてる同級生がいたのは事実。
奥さん(
梨美ちゃん)いるし、里奈がなんかサインがあれば動こうと思ってたが、妙なもんで「大丈夫っす!」というシンパシーを感じれていたから。不思議なもんだようねぇ(笑)


僕がスルーしてちょっとした我慢をしてれば静まると経験上は思ってたら、横から入ってくる人間っているわけで。
「正式に謝ったらいいちゃない?内田も和解しようし。」
「ちょっと待て、何を誰に謝る?理江ちゃんにはもう謝り尽きるほど謝ったけど、土下座すればいいとや?それ、チームじゃなかろうもん(笑)」

内田と仲良うしちゃりゃいいっちゃない。」

「はぁ、俺、内田と距離も変わらんし、接し方も変わらんし。向こうが近づいてこんだけやろ?」

まあ、意固地になってしまった部分は否めない(笑)

 

予想通り、時間が経てば納まるわけで(笑)

でも、まわりがギクシャクしてるのは火を見るよりも明らかだった。

派閥まではいかないが、宣言してた通り潰そうかと思ったが恐竜並みの脳の僕に一つの案が浮かんだ。

予定してたのを早めようと。

 

キャプテン職を譲る。

 

そして、まわりから見守り、楽しんでバスケしようと。

 

で、本人に伝え、可否を問うたらOKという答えだった。

安心した自分がいた。

こんなに自分が勝手に背負ってたのか?処罰があるわけでもない、殺されるわけでもない、「たかがサークル、されどサークル」だったんだろうね(笑)

 

メンバーを集め話した。

泣く子がいたのには「驚愕」だった。「なんで?」

「なんでも聞くことは重森に聞いてください。重森がキャプテンだから。僕が指示をだすことはありません。それだけです。プライベートは全然、絡んで構いません。こんなオッサンでよければ。」

そしてリーグ内の全チームに試合の時に伝え了承を得た。

ボールを持って帰るのは少し前にみんなに振ってたし。うちは人数が多いから必然的にボール数が多く16個、4個入れだから4袋、車に乗せると結構場所を取る(笑)

真司で7年近くww

 

面白いのは、重森は僕の「核」たるやり方を踏襲しようとする。

だから、都度都度聞きに来る。

別にいいんだけど。

あー、伝わってないのかと思い、「キャプテン譲ったやん。やけん、お前のShot!にしていいとよ?俺が始めたからって、俺仕様ありきじゃないから。お前ソフトバンク好きやったよね。根本さんから王さんに変わった時、大きく変わったやろ?重森Shot!にしていいっちゃけん?」
「はい、わかりました!」
と言って戻って行った。

初めてかもしれない。
こういう時、同じ大学って都合いいなと思いつつ、「わかってないやろうな」と思った(笑)

 

その後、しばらく楽しかった。

純粋にプレイだけをしてシャワー浴びて帰る。

相変わらずの幹部会議と真司が名付けた部費を使っての飲み会w
年寄り35歳以上くらいで女の子数人という。

そうこうしているうちにおふくろから連絡があり、レオパレスのコールセンターができるらしいから帰ってこないか?
正直、しばらく迷った。本当に迷った。
一度帰ったら戻ってこれないような気がして。今、自分で「福岡まで一時間!」なんてPRしてるものの。住むとなると💦

友達の漁師たちとは時間が合わない。
他の町に友達と言えるほどの友達はいない。そもそも他の町は誰がいるのかわからないw
正直、福岡を去るのがものすごい障害で遊戯といえばパチンコ。パチンコは全くしない。それとネット環境。ケーブルテレビが光回線と謳っていたが、どうみても胡散臭い。クラリ●ンにいたお陰で配線の仕組みはわかっていたし(笑)

「よし!帰ろ!」とある時、突然決めれた。

スカパー、競馬、競艇、映画の部屋と環境を整えた。そして引っ越した。

 

帰る旨をメンバーに伝えた。

去った。

2、3日したら敬子ちゃんから連絡あり送別会をするからと。

あまり、そういうの苦手なんだけど💦

あ~、終わった。

そしてリーグの送別会💦

 

正直、脱力感だけだった気がする(笑)

 

色々あった。

・不倫

・女の子の取り合い

・歴史を塗り替える奴

中学校の同級生なんだけど飲み会で「足?早かったよ、昔から」

僕は驚いた。

故郷の陸上大会は所属部活動とは別で選抜される。

だから、種目別で呼ばれる校内予選。

僕は一応、100mで呼ばれ走って落とされる。

「拓也、もう帰っていいぞ~」

「やけん、呼ぶなっていいよろうが!毎年顔みりゃわかろうもん!直接、競泳に行かせろ!」という3年間。

そう、その同級生はその予選にもいない(笑)

こういうのって転機なのしれないよな。彼の中学校時代とか知らないわけだし、ある意味感心した。

・「女装」癖の西中の写真を彼女から見せられ相談されたり💦上と下しかつけてない💦
彼女がかわいそうなのか、どうなのか?「その写真を見て嫌と思うなら別れる。なんとも思わないなら付き合えばいい。で、あいつに責められるような結果になったら僕がそう言ったて言っていいから」と。

・二又三股の関係(関わらないw)

それで女の子も練習に来るからもう僕にはわからない(笑)
・結婚

・離婚

・チームで知り合って結婚し子どもが生れ数年後に離婚

・就職活動のアドバイス

 

でも、嬉しかったのは若い子がどんどん伸びていくのはもう快感だった。高校から入った奴はリーグでも1、2を争うプレイヤーになってたし。ホントにこいつは毎週伸びていくのがわかるほど。

雄太はリーグ内でも5本の指に入ると思う。

他にも上手くなったなぁ。

男子はある程度、強く言えたりするからいいよね。

やんちゃな子たちも次第にまわりをみて序列っていうほどでもないがチームを通して社会を知って行くもんなんだね。

そういう面でいえば密かに目論んでいた「Shot!塾」まではならなかったけど。

ビジネス面で繋がりができれば?なんて生意気に考え始めたのは28歳の頃。

 

僕が故郷に帰る前に真司と二人で飲みに行った。

真司「なんやったちゃろうねぇ。(真司はマスオさん状態の家から抜け出し離婚していた)」

「なぁ」

真司「きつかったろう?」
「どうやろう。」

真司「場所作って、提供し、彼女彼氏ができ、みんな場所を使って?」
「(笑)」
真司「俺らだけは報酬なし?最後は保護者?」

「(笑)」

真司「一つだけ謝らせて。」

「???」
真司「野球しときゃよかったよね。」
「(笑)、そういうもんよ(笑)」

 

その後、西中がこの自主リーグモデルを大きくしたらしい。

当時のリーグ内のチームはいないらしいが。
Facebookでたまに絡んでくる。


そういうもんでしょう(笑)

 

・名前は仮名です。

・チーム名はNBAのチーム名を当てはめています。
・レイカーズ
・ホーネッツ
・ジャズ
・ピストンズ
・ペイサーズ
・ブルズ
・ヒート
・マジック
・Shot!(うち)
・セルティックス
・ニックス

 

ノンフィクションです。