畳と健康?
こんばんわ。
タイトル「畳と健康」?・・・不思議な関係だと思われる方もあるかと思います。
私たち畳屋さんは、毎日畳を触っています。大変多くの方の、お座敷・居間・寝室・子供部屋・等におじゃまします。それは1階だったり・2階・3階てこともあります。
日当たりの良いお部屋・湿気ったお部屋等々、様々な様子(使われ方)を目にします。
そんな中、畳が湿っている。どうも畳の中から虫が出入りをしている。というお部屋から、生活の場所が洋室ですね。といったお宅まで、家の中で「生活の中心の場所がここだ。」とよく分かります。
昔は、年に2度は大掃除。でした。(春と秋)
家具を移動して、畳を干して、床下に空気を入れて・・・
それをやっているご家庭はまず、無いでしょう。
職業柄、5年ぶりに家具を動かした。
職業柄、10年ぶりに家具を動かした
職業柄、20年ぶりに家具を動かした
20年分のほこり。想像してみてください。
コンセント火災(コンセントの上に溜まった埃にスパークして火事になる)寸前のお宅もありました。
ハウスダスト・・・・・アレルギー物質
カビ・・・・・・・・・・・・アレルギー物質(温度・湿度・栄養源・空気の条件が揃った時点で発生)
結露・・・・・・・・・・・カビの原因
高気密住宅・・・・・汚れた空気の滞留
高断熱住宅
アルミサッシ
畳は、お部屋の湿度をコントロールします。
畳表のい草は抗菌作用があります。
適度な・クッションと断熱性に優れています。(フローリングと比べて)
「畳・大好き」たかぎさんでした。
かわいそうな畳さん
「畳・大好き」たかぎさん です。
先日、畳の張り替え作業をしていました。
畳表を包丁で丁寧にはがし、新しい畳表を縫いつける作業なんですが、
畳表をはがしたら、畳床の表面がカッターナイフのような物で切り刻まれているのです。
(畳床とは、稲藁を縦横に50㎝程積み上げた物を機械で5㎝くらいに圧縮して縫い上げた物)
当然、糸が数カ所切られてます。これが、預かった8畳すべて同じ状態。(完全修復不可能)
これは、わざとそうしたのか、全くの素人か、と言う話題になりました。
お客さまに聞いて分かりました。
数年前に「安くやります」のチラシ業者に℡したら、怖そうなお兄ちゃんが来て持ち帰ったそうです。
結局、これなんです。彼らは、我々がやってはならない、掟破りを「へっちゃら」でやってしまうんです。
この結果、まだまだ「ずーっと」と使えるはずだった畳をダメにしちゃうんです。
畳の状態をお客さまにした所、「ショック、私が悪いのよ。変な所に頼んじゃったから」とのお返事でした。
あと味の悪い1日でした。
畳の役割
畳大好きのたかぎさんです。
お店に「畳って気持ちよかとねぇ」と私からのメッセージが掛かってます。
皆さん、畳のある部屋の役割lって何だと思いますか?
寝室・食事を取る所・くつろぎの場・つまり生活の場。(でも、これって洋室でもできますよね。)
じゃあ、畳の上で生活することで何がうまれるのでしょうか?
「正座・あぐら・足を伸ばす」「腕まくら・膝まくら・ごろ寝」・・・体をやすめる。くつろぎでしょうか。
目線も低くなり、天然素材・い草の上での空間。
なぜ、畳のある空間が気持ちいいのか、もっともっと、探ってみたいと思います。