はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
 

 

 

最近は

 

気候としては

 

ポカポカ陽気ですが

 

なんか患者さんが

 

増えてきた気がする。

 

 

 

 

厳密には

 

3月の下旬くらいの

 

寒暖差が大きくなってきてから(?)

 

メンタル崩す人が

 

多くなってきたのかな。

 

 

 

 

相変わらずでもあるけど

 

クリニックによっては

 

新患の予約がますます

 

取りづらくなっている話も

 

耳にしますね。

 

 

 

 

患者さんの数が増えれば

 

精神科なので当然ですが

 

「死にたい」という気持ちに

 

接する機会も増えます。

 

 

 

 

実際のデータとして

 

2023年の日本における

 

小中高生の自殺者数は513人。

 

 

 

 

2022年が514人なのですが

 

さすがに

 

1人減ったことが

 

前向きには捉えられず

 

高止まりの評価です。

 

 

 

 

単純計算で

 

1年365日とすれば

 

毎日1.5人の小中高生が

 

自殺をしています。

 

 

 

 

『学生で自殺なんてね…』

 

とあまり現実味がない人も

 

思った以上に身近な問題だと

 

感じてもらえるのではないでしょうか。


 

 

 

そもそも

 

これは実際に

 

亡くなってしまった人の数です。

 

 

 

 

その背景には

 

もっともっとたくさんの

 

死にたい気持ちを抱えたまま

 

生きている子供がいます。

 

 

 


2016年の全国調査で

 

健やか親子21推進協議会

 

中高生の4~5人に1人が

 

自殺を考えた経験があって…

 

 

中高生の20人に1人が

 

自殺未遂を経験していることを

 

明らかにしています。
 

 

 

 

 

 

かなりの数ですよね。

 

 

 

自分には関係のない

 

遠い誰かの話ではなく…

 

 

学校の30人クラスであれば

 

すぐ傍に”自殺”が身近にある人が

 

存在している認識が

 

必要だったりします。

 

 

 

 

ただ

 

その子供のメンタルの辛さに

 

周りの子供だけではなく

 

大人であれば

 

すぐに気がつけるのでしょうか。

 

 

 

 

結論からいえば

 

それはかなり難しいのです。

 

 

 

 

その理由としては
 

精神的な辛さを抱えている

 

子供がその体調を

 

周りに示すことが難しいです。

 

 

 

 

もし、それが

 

体調というレベルではなく

 

自殺願望となれば

 

なおさらなのです。

 

 

 

 

『周りに相談する勇気が出ない』

 

という問題でけではなく…

 

 

子供のだからこそ

 

自分のメンタル面を

 

言語化する力の問題もあります。

 

 

 

 

ただ

 

精神的な症状そのものではなく

 

子供の場合は原因不明の

 

頭痛や腹痛、吐き気、睡眠障害などの

 

体調不良が続くことは

 

ひとつのヒントになります。

 

 

 

 

周りの大人は

 

こうした兆候に

 

アンテナを張っておいて

 

『もしかして…メンタル?』

 

と連想をする姿勢は必要です。




そのうえで

 

リストカットなどの自傷行為

 

絶対に見逃せないことも重要。

 

 

 

 

もし、あなたが子供の

 

リストカットに気づいても

 

『できることなら

 

その話題に触れたくないなぁ…』

 

 

『それくらい、今の子はやるし

 

そっとしておいた方がいいか…』

 

 

と思うかも知れません。

 

 

 

 

しかし

 

言うまでもなく

 

自傷行為というのは

 

メンタルの苦痛を示す

 

重要なサインでなので

 

見て見ぬふりはNGです。

 

 

 

 

まだまだ

 

世間的に自傷行為は

 

”周囲の気をひくためでしょ?”

 

と勘違いされる風潮もあります。

 

 

 

 

実際に

 

自傷行為の95%以上は

 

ひとりでいる時に実行されており

 

その後も

 

周りにバレないように

 

本人は服で隠したりして

 

過ごしています。

 

 

 

 

だからこそ

 

”周りの気をひくため”とは

 

まったく逆の行動であり

 

 

あなたが偶然にも把握できた

 

”子供の自傷行為”は

 

あくまでも

 

氷山の一角である認識も

 

持っておいて下さい。








今回は

中高生のどれくらいが

 

自殺を考えたことがあるか

 

などについてお話してきました。




おそらくは

 

あなたが思った以上の

 

割合だったのではないでしょうか。

 

 

 

 

それでも普段の日常では

 

なかなか接することも少なく

 

『子供が自殺…?!

 

そんなことあるのかな…?』

 

くらいまでに遠い話だと

 

感じてしまうのです。

 

 

 

 

だからこそ

 

子どもが密かに思う

 

”死にたい気持ち”を発見するには

 

自分が”お節介かな?”と思うくらい

 

敏感に反応する必要があります。

 

 

 

 

 

もちろん

 

『子供が、まさか…

 

自殺なんてねぇ…』

 

と目を逸らしたい気持ちも

 

よく分かります。

 

 

 

 

しかし

 

『あれ…?』と違和感をもった時は

 

大切な命を救えるチャンス

 

手にしている可能性があることを

 

絶対に忘れないでください。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

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