はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

精神科の外来には

 

さまざまなシンドイを抱えてた人が

 

やってこられます。

 

 

 

 

たとえ

 

最終的にはAさんとBさんが

 

同じ病名だったとしても

 

その背景は全く異なるので

 

治療方針や対応方法も違ってきます。

 

 

 

 

一般的なお話しとして

 

あなたは『家族』ときくと

 

どのようなイメージあるでしょうか。

 

 

 

 

おそらく

 

『あたたかい』や『絆』

 

などのイメージがあるかと思います。

 

 

 

 

しかし

 

残念な話ではありますが

 

その『家族』が原因となって

 

精神科を受診することになる人も

 

けっして珍しくありません。

 

 

 

 

とくに

 

幼少期からの

 

親の不適切な関わりによって

 

心が健全に育つことが出来ずに

 

大人になってからも

 

色々な症状に苦しむ人がいます。

 

 

 

 

この不適切な関わりというのは

 

ニュースで見かけるような

 

残忍な虐待もその1つであります。

 

 

 

 

しかし

 

周りから見るかぎりは

 

虐待なども含めて何も問題なさそうな

 

不適切な関わりというものがあります。

 

 

 

その1つが

 

親から子供への嫉妬です。

 

 

 

 

そこで今回は

 

親から子供への嫉妬が

 

どのようなものなのかを

 

お話しさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

もし、あなたが

 

親子関係に悩まずに育ったなら

 

『親が子供に嫉妬する』

 

という表現を聞いても

 

ピンとこないでしょう。

 

 

 

 

しかし、残念ながら

 

世の中には

 

子供への嫉妬心によって

 

子どもの心を傷つける親が

 

たくさん存在します。

 

 

 

 

そもそも

 

親が嫉妬する心理的な背景には

 

何かしらのコンプレックスを抱えています。

 

 

 

 

たとえば

 

親が学歴に対して

 

コンプレックスがあるが故に…

 

子どもの成績が

 

どんどん上がっていくことを

 

素直に喜ばべない人もいます。

 

 

 

 

自分が出来なかったことを

 

目の前でクリアしていくのが

 

腹立たしいのです。

 

 

 

 

学歴以外での嫉妬で

 

多いのが

 

”女性としての美や魅力”です。

 

 

 

 

女性というだけあって

 

やはり母と娘の関係性

 

起こりやすい問題です。

 

 

 

 

とくに

 

母親が若いときからずっと

 

”女性としての美や魅力”に対して

 

高い意識を持っていると

 

このようなことが起こりやすいです。

 

 

 

 

当然の話として

 

どれだけ高い美意識をもっていても

 

年齢を重ねると、自然な反応として

 

しわも増えるし、肌のハリもなくなり

 

白髪がふえたりします。

 

 

 

 

”女性としての美や魅力”への

 

意識が高いだけに

 

そのような加齢的な変化を

 

受け入れられることができず

 

鏡を見るたびにズドーンと

 

心から落ち込んでしまうのです。

 

 

 

 

そのような時に

 

ふと、そばにいる娘を見ると…

 

特に何もケアもしていないのに

 

肌にはハリもあるし

 

髪の毛にもコシがあって

 

若いというだけでキラキラと

 

輝いているように見えるのです。

 

 

 

 

そうなってくると

 

『こっちは、毎日一生けん命

 

美を保つためにケアをしているのに…』

 

と嫉妬心が芽生えていきます。

 

 

 

 

もちろん

 

その嫉妬心を

 

健全な形で解消できる人もいます。

 

 

 

 

しかし

 

その嫉妬心で

 

次のような皮肉的なことを言って

 

娘を傷つける親もいるのです。

 

 

 

『性格が暗いんだから

 

髪の色が明るいの気持ちわるいよ』

 

 

 

『一重まぶたなんだし

 

必死に化粧しても変わらないよ』

 

 

 

 

時には

 

エスカレートして

 

人格を傷つける発言もあります。

 

 

 

『よくも、そんな太い足を

 

人様に見せることができるね』

 

 

 

『あんたは

 

太っているし結婚できないから

 

手に職つけなさい

 

 

 

 

自分の家のなかで

 

ことあるごとに親から

 

このようなことを言われるわけです。

 

 

 

 

もちろん

 

社会人になってからも

 

その親の態度は変わることないし

 

久しぶりに実家に帰ったときも

 

このようなことを言われ続けるのです。

 

 

 

 

どれだけ心が傷つくことなのか

 

あなたが想像するのも

 

とても辛いかと思います。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

今回は

 

親から子供への嫉妬が

 

どのようなものなのかを

 

お話しさせていただきました。

 

 

 

 

その嫉妬には

 

親のコンプレックスが隠れています。

 

 

 

 

ちなみに

 

”女性としての美や魅力”で

 

子どもに嫉妬心をむき出しにする親は

 

子どもがまだまだ学生の頃から

 

その片鱗をみせはじめます。

 

 

 

 

たとえば

 

娘が思春期に入ったころには

 

男性と仲良くしているだけでも

 

”女性の魅力が高い”という


認識になってしまいます。

 

 

 

 

それが

 

かなり腹立たしいので

 

『男の子に媚びて…

 

あんた、恥ずかしい子だね!』

 

のように妨害しようとしたります。

 

 

 

 

実際に

 

恋人ができた時も

 

その進展を妨害するために…

 

 

娘のまえで

 

ずっと恋人の悪口を言ったり

 


謙遜するようなふりをして

 

恋人に娘がどれだけダメかを吹聴する

 

親もいたりします。

 

 

 

 

あなたが

 

俗にいう”一般的”な家庭で

 

過ごしてきたのなら

 

このようなことが

 

起こっている家庭があるなんて

 

信じられないかもしれません。

 

 

 

 

しかし残念ながら

 

決して少なくないケースなのに

 

なかなか表沙汰にもなりません。

 

 

 

 

そのぶん

 

当事者の苦しみを理解できる人も

 

相談にのってくれる人も

 

少なかったりします。

 

 

 

 

だからこそ

 

まずはこのような家庭があり

 

苦しんでいる人がいることを

 

知る人が1人でも増えること

 

精神的な支援にもなっていきます。





さらには

 

このような悲しい家庭が

 

増えることをくい止めることに

 

つながっていくのではないでしょうか。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

=(超・超・超・大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

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