はい、どーも！井上です！
関西を中心に精神科医かつ産業医しています！
ラフな人生をめざしていきましょう(^^）
HSPさんの大半は
自分の意見をしっかり言えずに
『自分自身が内向的な人間だ』
と考えている人も多いです。
たしかに、HSPを提唱した
アーロン博士も
HSPさんの30％には外向的な人がいると
表現しています。
もちろん、この数字が
高いか低いかの判断は
個人によって異なります。
しかし、裏を返せば
HSPさんの70％は内向的な人です。
そのため
・やっぱり内向的って損だよな…
・内向的な自分はダメだ…
とネガティブに考えている人もいます。
ただ、この内向的って意味を
勘違いしている人もたくさんいます。
今日は、HSPにおける内向的が
どのような意味なのかについて
お話したいと思います。
そもそも、人間の思考の方向性を
内向的や外向的に分けて考えたのは
ユングという精神科医です。
精神科医という
大きなくくりで言えば、
私の先輩ですｗ
ユング先輩は有名人なので
知っている人も多いと思います。
分析心理学についての専門家で
人の心に対する分析を重点的に
研究されていました。
そんな、ユング（敬省略）が、言い出した
「内向的」って意味は
現代で使われている意味とは違っています。
もともと、内向的というのは
モノゴトに対する考え方や関心が
自分の内側に向かっている人のことを指しています。
つまり、自分を中心にして
いかに自分の内面の豊かにするかに
気をかけているイメージです。
反対に、外向的と言えば
たしかに社交的なイメージがあります。
しかし、関心などが、自分の外側に向いており
流行などに左右されて
自分をしっかり持てないイメージになります。
つまり、内向的と外向的を分けたユング自身は
内向的なことに関して
決してネガティブなイメージではありません。
それでは、HSPを提唱したアーロン博士は
内向的について、どのような解釈を
しているでしょうか。
実は、アーロン博士は自分の書物の中に
内向的な人についての記述しています。
それは、内向的な人とは
『人をうっとりさせるよな生気が外界だけでなく
内面にも存在する』
と、表現しています。
それどころか、
人間が今まで作っていた文化は
内向的な人が作ってきていると評価しています。
自分の内側にベクトルが向いて
心を満たすからこそ…
・考えがまとまるまで
口にしないだけだったり
・納得できるまで
慎重に行動するのが好きだったり
・腑に落ちるまで
意味を考えるのが好きだったり
なのです。
ただ、HSPさんの場合は、
生まれ持った繊細さに、内向性がプラスして
他人の心地よさが、自分の心を満たす図式に
なってしまっていることが多いのです。
たしかに今まで
『内向的＝ネガティブ』のような
イメージがあったかも知れません。
しかし、それが決して正しくないことが
分かってもらえたのではないでしょうか。
なので、HSPさんは
内向的なところが
決して悪い訳ではないので
その点を、自分で責めたりはしないで下さいね。
では、今日はこのへんで！
See You Next Time Bye－Bye!!
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