教育実習日記37 その1 | 特別支援学級教員のブログ~人生、何事も勉強~

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3浪した大学受験、充実した大学時代を経て、小学校特別支援学級の先生になりました。
そんな日々に思ったことについて、たまに更新していきます。
コメントとか待ってます。

忙しさのピークが去ったので、とっても久し振りのブログ更新です。
ここまでこぎ着けられて良かった(>_<)

これからどんどん更新しますよー!

さて、久し振りの教育実習日記です。
前期と同じように、附属の特別支援学校での週一の臨床実習について。
放課後の一時間を学生がもらって子どもたちを預かり、各テーマに沿った活動を学生がコーディネートするというもの。

大学二年生にとっての、貴重な貴重な臨床経験の場です。

↓詳細な説明はこちら。
教育実習日記33~初めての特支学校実習編 その1



更新が遅れてだいぶ前の記録になりましたが、順々に書いていきたいと思います。
一週目。
内容は、壁当て、玉入れ、ボーリング。ボール遊びがテーマの回でした。
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私たちが担当している小学部の子は他人への興味がほとんどない子が多く、全体で活動するのはほぼ不可能です。
かつ、興味が狭いのと出来ることも限られているため、出来る限り子どもたちの興味に寄り添って、子ども一人ひとりがやりたいこと・出来ることをやっていくことになります。

今回の失敗は、ボールに100%興味を示さない子に気付かず、活動をあえてボール遊びに統一してしまったこと。

なかなか全体の活動が出来ない中で、少しは活動に統一感をだそうかな、と思ったのですが、そんなの子どもには関係ないですもんね…

その中でヒットしたのが、「音の鳴るボール」。
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こんな感じで、プラスチックのボールに小豆を入れて、振るとカシャカシャ鳴るようにしました。

これがハマった!

なかなかボールに興味を示してくれない子が、まずは音に興味を持ってくれ、それをきっかけに玉入れなどの活動に向かってくれました。
子どもの興味をひくきっかけ作り。
どんな種類の教育現場でも必要になってくることですよね。
今まで用意した教材の中では、一番手応えを感じました (^^)
ちょいちょいこういう「やった~\(^^)/」があるから、よし次も頑張ろうって思えるんですよね。

あと、私の担当の子(以下Sさん)は一番活発な子で、他の子にも「遊ぼう!」的な働きかけ(←発語はないですよ)をしてくれます。
よってSくんのペア学生の使命は、Sくんが出来る限り他の子との繋げ役になれるように支援すること。

そんなことを考えていると、ある子(Tくん)がSくんに対し、ボールを投げてくれました。それを、上手くキャッチしたSくん。それを私にパス。私はTくんにパス。そのあと、何度かキャッチボールが続きました。
・・・ちょっとしたことに感じるかも知れませんが、Tくんが他人に対しそこまで働きかけて、しかもすっごく楽しそうに活動してくれた姿なんて、見たことないんです!
Tくんのペア学生とも、終わったあと「やったね!」って興奮して話しました。

後期になって、学生側も子どもの側も、だいぶ成長したのかな?

続く。