ミカエルは言った。
「アブラハムの勝利によって使命完成は取り戻せたことになりま
す。しかしアブラハムは過去の失敗によって責任者になる道が閉ざ
されているためにイサクトライアングルに移行しようということで
すね。私もいろいろと見てきました。本来ならアブラハムが成功し
てその後、イシマエルとイサクの間でWHYとHOWの一体化を成そ
うと計画したことが崩れたため、アブラハムの位置をそのままイサ
クに移行してイサクトライアングルにおいて成功させようというこ
とですね。」
神様は言われた。
「その通りだ。アブラハムの私に対する忠誠心は見上げたものだが
同時にイサクのアブラハムに対する忠誠心もまた素晴らしいもの
だった。何の抵抗のせず、生命の全てを父親に委ねたのだ。
この瞬間に、真事権はアブラハムからイサクに受け継がれた。」
ミカエルは言った。
「何かわくわくしてきました。イサクはアブラハムから真事権を相
続したことで使命完成は終わったことになります。調和完成のため
にはイサクの真事権をその次男に受け継がせ、その次にイサクの長
男と次男を見事に一体化させて三大責任を全うすれば、あなたの目
的は達成されるのですね。ご主人様、私はあなたが何故ハガルとイ
シマエルの追放を許可されたか分かってきたような気がします。も
しアブラハムが初めから成功していれば、長男HOWと次男WHYの
使命はイシマエルとイサクにあったはずでした。しかしアブラハム
の位置がイサクに移行したために、イシマエルの摂理的位置は失わ
れたことになります。それが追放の理由ですね。」
神様は答えられた。
「その通りだ。しかしその清算はいつになろうと、やがて再挑戦さ
れなければならない。それは時代の流れを見れば理解できるであろ
う。イシマエルとイサクの子孫の間でその再現清算が行われるであ
ろう。」
つづく
