世の中の争いを終わらせるには、その原因であるアダム家庭の失敗を再現清算しなければならない | クリスチャン以外にも読んでもらいたい聖書物語

クリスチャン以外にも読んでもらいたい聖書物語

世界には多くのクリスチャンがおられます。様々な教会があり、様々な聖書解釈があります。これから描いていく聖書物語は、人間から見た聖書解釈ではなく、あくまでも神様の目的や視点から見た聖書解釈であり、そこから知り得た人間の責任について書き綴っていきます。

 

 

アブラハムの妻はその名をサラと言った。神様はアブラハムに対し

 

て、空の星のように浜辺の砂のように生み増やすと約束された。し

 

かしサラは妊娠することなく歳月が過ぎた。

 

サラはアブラハムに世継ぎを産もうと日夜神様に祈り求めた。アブ

 

ラハムもまた子供の誕生を渇望した。しかし願いは叶わなかった。

 

もはや望みは絶たれたと判断したサラは、エジプトの女ハガルをア

 

ブラハムにそばめとして与えた。当時のおきてに従い、そばめを通

 

してアブラハムに世継ぎを残そうとした。ハガルは妊娠した。とこ

 

ろが、妊娠したハガルはおごりたかぶり、サラを見下げるように

 

なった。サラはハガルのために大いに悩み、苦しんだ。時が満ちて

 

ハガルは子供を生んだ、。アブラハムはハガルによって、長男イシ

 

マエルを得た。

 

イシマエルについて天使は予言した。

 

「彼は野ろばのような人となり、その手は全ての人に逆らい、全て

 

の人のは彼に逆らい、彼は全ての兄弟に敵して住むでしょう。」

 

イシマエルは今日のアラブの人々の先祖となった。

 

神様はアブラハムを呼んで言われた。

 

「アブラハムよ、私はお前にカナンの全地を与えた。私はお前の神

 

となるであろう。お前とお前の子孫は割礼を受けなければならな

 

い。それが私とお前の契約のしるしだ。即ちお前に属する全ての男

 

は、前の皮を裂かなければならない。子供は生まれて8日目に必ず

 

割礼を受けなければならない。善悪分立の公式は全ての男の下部に

 

適用されなければならない。」

 

アブラハムが割礼を受けたのは99歳、イシマエルは13歳の時で

 

あった。アブラハムに属する男はことごとく割礼を受けた。このよ

 

うにして割礼はアブラハムから始まった。

 

このころ、ソドムとゴモラの町は悪に染まり、淫乱に染まってい

 

た。その悪は天まで届いた。

 

三人の天使達がソドムとゴモラの悪の実態調査のために遣われた。

 

その通り道にアブラハムの天幕があった。アブラハムは天使にひれ

 

伏し、立ち寄るように勧めた。この時、天使はアブラハムの妻サラ

 

に一人の男の子が生まれると告げた。

 

ソドムとゴモラは噂通り悪に染まってた。天使の調査結果は町が滅

 

ぼされてもやむなしというものだった。

 

大いなる災害が町を襲いソドムとゴモラは廃墟となった。今日まで

 

淫乱の町の運命がどうなるかを示す反面教師の町となっている。

 

天使が約束した通り、サラは身ごもった。出産の後、その子はイサ

 

クと名付けられた。イサクが生まれた時アブラハムは100歳、サ

 

ラは99歳だった。イサクは老齢の子であり、待ちに待ったたった

 

一人の子であったため、その可愛さは言葉に表すことができなかっ

 

た。乳離れの日にイサクのために催された宴会は盛大だった。

 

サラはイサクがハガルの子イシマエルと遊んでいるのを見てアブラ

 

ハムに言った。

 

「どうぞハガルとその子イシマエルを追い出して下さい。イシマエ

 

ルが世継ぎになることは許されません。」

 

アブラハムは二人の妻の争いに心を痛め、イシマエルの処遇に苦慮

 

した。

 

神様に質問して言った。

 

「私の妻サラはハガルとイシマエルを追放せよと主張しています。

 

しかしイシマエルといえども私の子供です。そんなひどい仕打ちは

 

私にはできません。しかしあなたの意向に従います。一体どうすれ

 

ばよいのですか?」

 

神様は答えられた。

 

「心配することはない。サラの言うことを聞き入れなさい。私はイ

 

サクを大いなる国民にするだけでなく、イシマエルをも大いなる国

 

民にするであろう。二人ともお前の子だからである。」

 

ミカエルは突然のように神様に質問した。

 

「ご主人様、そんなことが許されて良いのですか?サラはなかなか

 

子を産めなかった自分の代わりにハガルを与えたのです。確かにハ

 

ガルは身ごもるとすぐにサラを見下しました。しかしハガルはサラ

 

が選んで与えたのです。それがこともあろうにイサクが生まれるや

 

否や、イシマエルが邪魔になったからといって追放してくれという

 

のはあまりにもひどすぎます。アブラハムは悩んでいます。あなた

 

の答えが「サラの言う通りにしなさい」というのは理解不能です。

 

よほど深い意味があるのでしょうか。」

 

神様が答えられた。

 

「私は常に私の立てた原則と公式を重んじている。そうでなければ

 

宇宙の基本が崩壊する。ミカエルよ、よく聞きなさい。アブラハム

 

トライアングルは、ノアトライアングルの再現だ。即ちノアの再現

 

はアブラハム、ノアの妻の位置はサラ、長男セムの再現はイシマエ

 

ル、次男ハムの再現はイサクとなる。このアブラハムトライアング

 

ルにおいて、アブラハムが三種類の供え物に成功していれば真事権

 

を確立し、使命完成は成就したはずである。次にサラの母子協調の

 

公式に基づく支援のもとでアブラハムの真事権がイサクに相続され

 

る。これで調和完成が完了する。そして最後の挑戦は長男イシマエ

 

ルと次男イサクの一体化であった。それができれば敬慕完成も成就

 

し、ここで三大責任は完了したはずであった。

 

イシマエルとイサクに焦点を合わせてみよう。イシマエルは先に生

 

まれてアブラハムの愛を受けてきた。イシマエルはアブラハムの子

 

ではあるがそばめの子である。従って親子の深さで言えば本妻から

 

生まれたイサクには勝てない。その上、もしイサクが生まれなけれ

 

ば、イシマエルはアブラハムの愛を一身に受けることのできる位置

 

に立っていた。イサクが生まれたばかりに最も愛される位置から追

 

われることになる。イシマエルの境遇はかつてのルシファーと全く

 

同じである。つまりイシマエルはルシファーの再現である。母親も

 

同じ位置に立っていた。サラとハガルにおいても、アブラハムの妻

 

という観点から見れば、アブラハムを共に支えなければならない位

 

置であるが、愛の観点から言えば位置を奪い合うライバルとなる。

 

ハガルとサラの関係は、そのままカインとアベルの関係つまりルシ

 

ファーとアダムの関係を示している。

 

つまりアブラハムトライアングルはそのままアダムトライアングル

 

の再現である。WHY代表の位置は次男のイサクになる。つまりイ

 

サクとイシマエルが一体となればここでアブラハムトライアングル

 

は完成するはずだった。しかし実際のところアブラハムはその出発

 

点において失敗した。もはや私はアブラハムを用いることはでき

 

な。だからといって今までのように延長することもできない。延長

 

三段階公式に違反するからだ。ミカエル、私はあくまでも法則に

 

引っかからない延長方法を採用する。それが縦からなる横的清算の

 

公式だ。つまりアブラハムの責任を三代で果たしながら、あくまで

 

もアブラハムトライアングルとみなす方法である。今後の私の業を

 

注意深く見ていなさい。」

 

つづく