石井の雑記 5/6 〜サイバレと私〜 | 『たすいち』劇団ブログ

『たすいち』劇団ブログ

東京を拠点とする劇団『たすいち』のブログです。日々、公演情報や稽古でのことを書いていきたいと思っております。

こんばんは。
日曜担当の石井啓太です。今日も今日とて半袖で家を飛び出してしまって凍えながら帰路についている次第でございます。

蚊を見ました。来ましたね。夏が。
蚊に対して絶滅しろ!とは思わないけど、どっかの島にだけ生息してほしい。あ、でも血が吸えないのか。もうなんかでかくなって草とかたべてくれよ。依存するのは良くないよ。
それを言ったら人間も同じか。だめだ蚊を否定することが出来ない。
あ、足の裏めっちゃ洗うと刺されないらしいですよ。

今週はいろいろしました。
サイキックバレンタインの感想が主です。


サイバレ観劇前、渋谷109の地下でマーベルショップがやってるということで行ってきました。
ウーン、でも内容はなんかそんなにパッとしなくて、なんでそれ今なん?っていう限定グッズとかが打ってました。
等身大(?)アイアンマンマーク50はかっこよかったです。今回のアイアンマンはナノなんちゃらを使ってるので変形が自在です。強すぎじゃない?


サイキックバレンタインの話です。
結構長く自分語りが続くので飛ばしていただいても大丈夫です!

ツイッターでも話しましたが、『サイキックバレンタイン』は自分にとって(勝手に)思入れの深い作品でした。

たすいちという劇団が12ヶ月連続公演とかいう命知らずな公演をやっていた時の2月の公演が『サイキックバレンタイン』でした。それが初演?だったんですかね。
僕はその時中学二年生で、これがお金を払って初めて観た舞台でした。(マァ、一度お金を払って観に行った公演はあったのですが舞台というかショーだったのでノーカンです。ノーカンにさせてください。バナナ学園という奴です。)
当時の僕は鳥肌が立ちまくったのを覚えています。同じシアターミラクルでした。

そんで、
高校の最後の大会で『サイキックバレンタイン』の脚本をお借りして大会に臨みました。
中高の演劇部の同期はよく言えば個性がある人たちが集まっていたのですが、悪く言えば「他のどこでもなく演劇部にしか居れない人」が集まっていたように思います。簡単に言うと皆めんどくせえんですね。僕も含めて。
色んなすれ違いとか色んな衝突があって、やっと高校2年で皆が一つになって大会に臨めた実感があったのが最後の『サイキックバレンタイン』でした。結構前のことだから美化は絶対入ってるけど僕はそう思ってたし、確実に青春だったなって思います。超楽しかったし。
大会は一個進んで敗退してしまったんですけどね。

中高の演劇の始まりと終わりが『サイキックバレンタイン』だったなーって思って。いろいろ思い出して感傷に浸っておりました。
高校の同期と一緒に観に行ったのですが、なんというか、そいつも僕も複雑な気持ちでした。複雑な気持ちで観劇前蕎麦を食いました。美味かった。
なんなんですかね!別に悔しいとかじゃないですけど!楽しい思いも悔しい思いもしましたし、死んだ恩師(ホントよく出てくるな)とか、ウーン!甘酸っぺえ!苦しい!みたいな!ウーン!ウーン!

そんな感じで臨みました。

ここから感想です!
長々とすみません。

僕はスイートチームしか観れなかったのですが、スイートチームはビターよりも比較的若いと聞いていました。花音役の森谷さんとかカイン役の秋山とか19歳ですしね。わかっ。
若い雰囲気みたいのは少なからずあった気がして荒々しさもあれどそれがすごい良かったです。とにかくエネルギッシュでガンガン進んでく感じ、すごい僕は良かったです。
夛華さんとサディさんが支えになってて、他の人たちが自由にやれてる感じがしました。夛華さんめっちゃ良かった…。立ち方がもう既に素敵だった。サディさんは言わずもがな、存在感がすごい。役とか格好もあるのかな。
そこになんか経験の多さとかオーラみたいなのをやっぱり感じたなぁって思います。流石です。

あとは小森さんが好きでした。なんだろ、もう既に役が好きなところもあったんだけど、小さいのにとってもパワフルでキュートですごい良かったです。
アイマルさんもすごい良かったです。動きと表情筋が凄かった。真似できねえ。

高校同期の中村は一番体に力が入ってた。笑
めっちゃ面白かった!なんか笑える雰囲気作るの上手って思った。力ありすぎるところもあったけど。力ありすぎて不安になったわ!

最後の秋山と森谷さんは最高でしたね。もうほんと僕あそこ良かった。
僕、森谷さんの花音と秋山のカインは見たことないタイプの2人だったなぁって思ってて。
初演の花音はもっと弱々しい感じ、カインはもっとお調子者っぽかったなって思ってます。
僕が高校の時やった時も、小さい女の子とお調子者って感じでした。少なからず僕はお調子者でした。
でも、森谷さんの花音は強くて、冷淡な雰囲気がする、その中に弱い部分があってっていうのが僕の中では新しかったです。声もハスキーで素敵でした。なんか強え花音。そうならざるを得なかったんだろうなぁみたいな。
秋山のカインはもうホント純粋でしたね。なんかむしろヒロインなんじゃない???っていうかわいさありましたね。下心なさそう!むしろ!って思いました。

そんな2人のラストシーンだから、花音の弱さだったりカインのまっすぐさみたいなのがとてもストレートに見えてきて良かったです。
いや最後ホントよかった。

あともうシンプルに『サイキックバレンタイン』は脚本が好き!目崎さんが好き!

初演の方が面白かったとか好きだったって意見は絶対にあると思う!
でもおれは凄い楽しかったです!楽しかったから◎です!新しいものが観れた!
ていうかおれもやりたい…

観ててこう自分がやってた事と被るところがあって、あーここハモるの練習したなーとかこの台詞覚えてるなーとか、この人の動きあいつに似てるなぁとか。凄い不思議な感覚でした。
観てよかったです。

みなさんお疲れ様でした。
ビターも見たかったー!

僕は今からお酒でも飲みながら自分がやった『サイキックバレンタイン』を観ようと思います。
そして恥ずかしさで死ぬ!

長々と纏まらず殴り書きで書いてしまったので、うるせえよ石井!ってところがあったらごめんなさい。

はい!12時間に合わなかった!ごめんなさい!
また来週!