長谷部の怪我よ治ってくれ!
長谷部が膝の具合が悪そうですね。手術のところが悪化しているのでしょうか。
長谷部のすごいところは、わかる人は勿論わかっているでしょうが、わからない人は結構多いのではないでしょうか。
攻撃的MFやフォアードの選手は華やかで目立ちますのでみんなわかりやすいですが、MFの中でも長谷部の動きを見ていると、私はこの選手はすごいなと思います。
勿論同じMFの遠藤選手は攻撃のリズムや試合の流れを支配できるところが良いわけですが長谷部選手はどうでしょう。
私が見ている限り長谷部選手と言うのは相手の攻撃の起点を潰す天才だなと思って見ています。
要するに相手が攻め上がろうと仕掛かっているところをタックルなどで潰してしまう。
だから相手が速攻で攻めようとする出鼻がくじかれるわけです。
MFならばみんな注意しているのが基本でしょうが、長谷部の目は相手の心理や作戦・意図を速く見抜く能力が群を抜いて優れているので長谷部のおかげで味方がしっかりと守備に戻れる時間が作れたり、攻撃のタイミングを崩させたり、サイドからドリブルでカウンター攻撃を始めようとする敵を止めたりと、それはそれは彼は今までどれだけの攻撃を潰して来たことか、そのおかげでどれだけ味方が助かっているか。
一言で言えば危機管理能力が優れているということだと思います。
事が、事件が、問題が起こってからでないと初めて気づくことが出来ないタイプの人や、
全体の流れを読めていない人、
相手の気持ちや考えていることをある程度洞察出来ない人、
疲れてきた時にこそ周りに注意を払えない人
からみると、長谷部の良さは全くわからないかもしれません。
会社でいえば
本田や香川、大久保、岡崎、大迫や柿谷は営業マンですよね。
結果がすべてと見られて結果が出ると豪語できる。
内田や長友、両酒井は業務やルート営業、システム営業と言ったかんじでしょうか。
長谷部や遠藤、蛍や青山、そしてキーパーは経営企画室でしょうか。
ディフェンス陣は製造部や管理部、クレーム対応や調査室のような感じでしょうかね(^^;)
味方の攻めが失敗した時、長谷部はボールを奪った敵に向かってよく飛び込んでゆきます。
そしてスライディングなどで相手の動きを止めるかボールをサイドに出してしまいます。
時には反対サイドを駆け上がろうとする敵に対しても長谷部より近いところにいる遠藤を飛び越えてまで駆けて行き、相手にスライディングをすることもありましたね。
長谷部は相手が引いて守って、ロングボールでカウンター攻撃を仕掛けるタイプにはあまり効力が出ないかもしれませんが、相手がドリブルや身体能力の高い選手などが攻め上がるような試合には絶対に必要な選手なのです。
そういう意味ではW杯初戦のコートジボアール戦では絶対に必要なのですが、ひょっとして間に合わないかもしれません。
もし間に合わなければ痛いですね。
長谷部が出られなかったら、出た時に比べて日本は1点余分に点を取らなきゃいけなくなるかもしれません。
青山や山口ももちろん頑張っていますが、危機管理の察知能力という意味では長谷部と比べるともう一枚何かが足りない感じがします。
そのあたりは勿論代表選手はわかっていると思います。
日本は遠藤が試合をコントロール出来て、長谷部が相手の攻撃を潰し、両サイドバックは良く走り攻撃重視のメンバー構成になっています。
これは形としては結構纏まっていると思うので、「おまえらなんかに負けるか」という強い気持ちで行けば結構行けそうに思っているだけに・・・・。
長谷部の怪我がコートジボアール戦までになんとか治ってくれますように。
酒井も、長友も、たぶん本田も本番になんとかピークで試合が出来ますように。
