もう阪神大震災から18年も経っていたのですね。
4月13日は大坂でも結構揺れました。
私はといえば大阪でベッドに寝ながら(なんか揺れてるなぁ・・・まだ揺れてるなぁ・・・どこかなぁ)
と他人事のように寝ていました。
阪神大震災の経験と言うのは恐ろしいもので、この程度の地震では驚いてガバッと起きなくなってしまっている自分を振り返って見て、慣れとは怖いものだなぁと感じましたよ。
同じように感じた人はいるでしょうか。
なんとなく、ここまでの揺れなら大したことは無いとか、揺れている時間がどれくらいかで、なんとなく近くか遠くか、さらに規模が大きいか小さいかが体でわかって来ているようなところがあるのです。
昨日の地震も、阪神大震災とほぼ同じ場所、つまり淡路島でしたね。
皆さんは専門家が発表する調査結果を信じればよいでしょうが、私は独自で考えて感じているものがあります。
今回の地震は勿論フィリピン海プレートが動いて巨大なユーラシアプレートを圧迫するわけですが、和歌山から徳島そして松山へと走る巨大断層が「中央構造線」ですよね。この断層の所で枝葉に伸びた古い断層にそのしわ寄せがきて阪神大震災や昨日の地震につながっていると感じています。
中央構造線は下の画像を見ていただければわかります。
中央構造線より南側はもともと南海の島だったみたいです。言っておきますが1億年以上も前の話ですよ。
それが隆起したユーラシアプレートにくっついて、やがて大陸から離れて現在の日本になった。
中央構造線にはこんな理由があって、(私の想像ですが)大陸とくっついた時に上の薄いオレンジの線のように中央構造線から左右に亀裂が入っているのだと思っています。それを学者が何某断層と名付けて調べている。ということです。
そして上の画像のようにフィリピン海プレートが東方向に移動するにあたって、ユーラシアプレートを圧迫します。
すると、先ほども言いましたが中央構造線付近が地盤として一番弱い所になるわけです。
中央構造線そのものはもともと互いにくっついていないので押し合うだけですが、小さな歪の部分は耐えきれずに傷(断層)がずれると言うことです。
2011年の東北大震災以前から、大きな地震はプレートの境界か中央構造線やフォッサマグナあたりの断層と言うより巨大亀裂付近で起こっています。(下の図)
埼玉でも地震がありましたが中央構造線は千葉県茨城県あたりまでありますから関係あるのではないでしょうか。
相模トラフや南海トラフでの地震が少ないのは、もともと島だった中央構造線以南の部分(下の図ではブルーの部分)は、かなり地盤が固いのだと思っています。
ともあれ、今回の地震は大損害とまではいかなかったことが不幸中の幸いかもしれません。
そして、相模トラフから南海トラフまでは、不思議とほとんど地震が起きない状態が続くわけです。
これも私の勝手な想像なのですが、相模トラフから南海トラフまでの間に地震が起きないのは、この中央構造線がクッションの役割をしているのではないだろうか・・・と思いました。