プーチン・安部会談 北方領土解決のチャンスは今しかない 経済交流も |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

--------2013/4/29--------------


【北方領土の解決策はこれしかないと思い直した】


本日安部首相ープーチン大統領の日露首脳会談が行われました。



北方4島について

色々と考えてみた結果、私はこんな解決策しかないと感じました。

日本が4島の土地にこだわるならばこういう風にするしかないでしょう。


①所有権の所在

4島は全て返還してもらう、ただし土地の所有は全て日本国が所有する。

私有地については国が買い取るなどの対策を行う。



②居住権について

北方4島に限っては、ロシアの住民に対して永住権許可証を特別に発行する。

土地については登録許可制にして居住者には無償で貸し出す。(地上権は与える)



③4島の海域について

海路、漁業権についてはロシア船についての航行、漁業権を認める

船の運航はロシアと日本で共同管理をする。



④資源について

4島で産出される資源については、フィフティーフィフティーの原則をもって管理運営を行う。


⑤経済について

4島をパイプラインでつないで、天然ガスの供給ルートを日本にまで伸ばす。


こういう感じでなければ、すでに4島にはたくさんのロシア人が住んでいるのでトラブルが避けられない。4島返還の交渉に過去2度も応じなかった政府と外務省には責任と非がある。


好条件でのロシアとの北方領土解決のチャンスは間違いなく今回が最後だと思います。


プーチン大統領は柔道が好きなこともそうですが、日本に対しては好意的に思っている最後の大統領になると思います。

それに加えて領土解決の実績がある

国内では反プーチン派の反対を押し切れる今しか解決のチャンスはないでしょう。


そのためには①から④までは、こうするしか手立てがないと感じています。


今回は自民党も外務省も頑張ってほしいものです。



以下には領土解決の実績と以前に考えていた私の意見が書かれています。


プーチン大統領への記者質問で「北方4島の実効支配を続けるのか」という質問がありました。

プーチン大統領は領土交渉)プロセスを妨げたいならば、激しい質問をして、同じように激しい回答を得ることになる」と不快感を持って回答しています。

私はその通りだと思います。

おそらくはロシアでもこの記者の様に「激しい質問」をする人間のほうが多いでしょう、プーチンはそれをかろうじて抑えているはずなのです。


・領土を返還して

・ロシア住民を追い出さずに

・共同で共存を図る方法


これが上に書いた私の考え(あくまで素案的な要素)です。

これしか解決は無いはず。


私は領土問題を早く解決して経済交流を深め、ロシアをアメリカ並みの友好国にすることは、政治的にも軍事的にも経済的にも日本の将来に相当なプラスをもたらすと信じています。



---------以下 2012年10月16日-------------------------

 ロシアの大河アムール川の支流にウィスリー川という川があります。

 そこには大きな中洲があり、その中洲をロシアはダマンスキー島、そして中国は珍宝島(ちんぽうとう)と呼んでいて、昔から国境問題で小競り合いが続いていました。

 1969年には大規模な軍事衝突まであり、核戦争寸前までいったことがありました。

 この時、両軍はこの国境地帯になんと双方合計で140万人もの軍人が集結していたのです。


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 このころの日本は翌年に大阪で開かれる万国博覧会の開催で国際的に盛り上がろうとしていた頃です。

 その後ソ連がロシアになるころにゴルバチョフが和解を申し出て、2004年にプーチン大統領と胡錦濤国家主席の間で問題が解決されて、以降中露間に国境問題は無くなりました。


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 つい最近ですが、ロシアとウクライナにあった国境問題も解決しました。

 場所はアジア中部の黒海とアゾフ海の境目にあるケルチ海峡に浮かぶ島であるトゥズラ島という島。

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 プーチン大統領は2012年の7月にこのトゥズラ島をウクライナ領でよいとして、その代りにケルチ海峡を通るロシア船の自由を認めてもらうという条件で、ケルチ海峡の船舶管理は両国が共同で行うということで基本合意し、ロシアとウクライナの国境問題は解決させました。


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ロシアとノルウエーの領海問題も2010年に解決しました。

 


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(PDFリンク)


〇 日本もプーチンが大統領である間に、一気に北方領土問題を片づけるべし。


 北方4島は、江戸時代には択捉島に「大日本恵登呂府」と看板を立てて番所を設けていたためかロシア人も択捉島にまでは来ませんでした。

 また1855年(安政元年)には「日魯通好条約」が結ばれ、日ロ両国の国境は択捉島と得撫島の間に決まりました

 1875年(明治8年)「樺太千島交換条約」を結び、それまで、ロシア領であった得撫島以北の18島を譲り受けました。

 1880年(明治13年)には、新しい行政組織のもと、色丹、国後、択捉の3島に村役場が置かれました

北方領土問題は、ソ連軍が昭和20年8月から我が国固有の領土である択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島を不法に占拠したことにはじまります。
 
昭和31年の日ソ共同宣言により国交が回復しました。本宣言では、平和条約締結後、歯舞群島及び色丹島を日本に引き渡すことに同意する旨規定され、両国の国会・最高会議で批准されました。    
 しかし、その後ソ連は姿勢を後退させ、日ソ間に領土問題は「存在しない」「解決済み」等と主張しました。

その後も、日本政府は、総理大臣の訪ソや外交交渉の場で、ソ連へ働きかけるとともに、昭和56年に、2月7日を「北方領土の日」と定め、北方領土問題に対する国民の関心を高め、理解を深めるため、全国的に返還要求運動の盛り上げに取り組みました。
 また、「北方領土問題等の解決の促進のための特別措置に関する法律」(昭和57年法律第85号)に基づき、北方地域元居住者に対する援護措置や、北方領土隣接地域の振興等のために必要な特別の措置を講じてきています。

(北海道のHPより)

 プーチン大統領は、在任中に各国の国境問題を解決して、経済交流を深めようとしていると思います。

 大統領は現在は日本に対して2島を返還する提案を申し出てきていて、日本の出方をうかがっています。それに対して森元首相などは話に応じる考えでしたが外務省はあくまで4島返還にこだわっており、話のテーブルにすら着けないみたいですね。



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 私は、プーチンが大統領である間に北方領土の問題を解決してほしいと思っているのです。


 プーチン大統領の考え方の基本はフィフティーフィフティーの原則みたいですね。

 私の考えは過去を忘れて北方4島の島の面積を半分にする考え方で、ロシアが択捉島、日本が歯舞、色丹、国後の3島。(これはこれ以上譲れないというラインです。4島返還に越したことはありませんが・・・)

 互いに交錯する漁場や海の管理は双方で決めて互いに航行可能にする。

 というものです。

 4島の面積で考えると択捉島がほかの3島合計より大きいはずです。

 島の数だけを言えば1島がロシア3島は日本になって日本が多い感じがしますが、歯舞群島は島がたくさんあるわけで公平とはいえない考え方だと思うわけです。

 さらに国後島は知床半島より日本側に食い込んでいるわけです。

 択捉島がどうしても日本領と考えるならば、逆に択捉島を譲渡するような気持ちになればどうでしょう。近辺の漁業権は双方で共に管理し、共に共用するような取り決めをすればいいじゃないですか。


 この条件で交渉すると、プーチン大統領はちょっとカチンと来るかもしれませんが、土地として五分五分という主張は一つの正当な考えだと思うのです。もちろん4島すべて変換してもらって、居住権や航行・漁業権を共用するという考えもありです。


 早くこの問題を解決して天然ガスのパイプラインなど経済交流を深めてほしいです。


 どういう交渉結果になろうとも、私の意見に賛否がわかれようとも、今のプーチン大統領は良くも悪くも?統率力があるので、国内の領土問題反対派を抑える力を持っていることは確かだとおもいます。


 でなければ、こんなにポンポンとロシア領土問題が解決してゆくわけがないとおもいます。

 

 次の世代の大統領になってしまうと、ロシアとの領土問題は解決しないように感じます。


 要するに国後島と択捉島の住人については、日本もロシアも出てゆけではなくて相互居住を可能にする、そして漁業権も相互利用できるように考える。というのが私の考えになっています。

 4島返還の立場から見れば「甘い」となるでしょうね。

 先にも書きましたが4島返還で解決できるならそれに越したことはありませんよ。

 その場合でも、たとえば国後島と択捉島間の船舶航行権を認めてあげるとか島の住民は相互居住を認めるとか漁業権の相互乗り入れのエリアを決めるとかそういった条件は必要かと思います。


追伸


 竹島と尖閣の場合の私の考え


 竹島は、あまり揉めるようなら以前の韓国大統領が言ったみたいに冗談抜きで竹島を爆破して水面下にしてしまうというのも、まじめにひとつの考えだと思います。

 2島あるのだから半々でもいいです。漁業権を双方うまく共有させる取り決めがなされてゆけば、それで双方妥協して、とにかく揉めない事です。


 しかし尖閣だけは違います。清の時代でも一度アメリカの仲介で尖閣を清国に譲る話があったのですが、清国は拒否しています。

 昔の文献も、尖閣諸島を横切ったというだけのものです。そんな文献はあっても当然じゃないですか、東シナから日本に来るには遭難を防ぐために島伝いに来ますよ。

 日本は尖閣の領土を何度も何度も何十年も確認してきています。

 

        きんぱこ(^^)v  -1

(2012/10/16 13:00頃 中国軍艦7隻が尖閣方面に向かって北上中)

 中国外務省は日本を泥棒とまで言い切って、軍部や一部学者などおそらくは中国共産党員でしょうが、沖縄も中国領だと言い出すようでは、大阪流で言えば「いちゃもん」でしかなくて、領土問題というよりも今の中国共産党は戦前の軍国主義に走った日本のような感じになってきていることが問題だと思っていますし、そういう観点から一歩も譲ってはいけない問題だと思っています。


注意

 ご意見も多々あるでしょうが、私の認識と一国民の意見ということで。