コンゴの惨状 アメリカ大統領選で候補者はどう考える? 日本から出来ることがあった |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

 コンゴ民主共和国は今でも酷いことが行われているみたいです。


 昨年の末にカビラ大統領が再選されたコンゴ民主共和国。

 東部キブ地区周辺ではいまだに強殺、略奪、強姦などが繰り返されているみたいですね。

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(YOUTUBE リンク)


 2012年4月11日、カビラ大統領は、国際刑事裁判所(ICC)からの強い要請により、児童兵の徴集等の罪に問われているボスコ・ンタガンダ将軍の逮捕につき言及し、4月末からは北キブ州のルチュル地域、マシシ地域及びワリカレ地域を中心として元CNDP兵士と見られる国軍離脱兵と国軍との武力衝突が激化しています。この武力衝突により、コンゴ民主共和国では約10万人の国内避難民が発生し、ルワンダ及びウガンダにも数千人の難民が流入しています。

 南キブ州においては、2012年4月からの東部情勢の不安定化に伴い、FDLR及び各マイ・マイによる戦闘活動が活発化しており、2012年5月15日には、国連コンゴ民主共和国安定化ミッション(MONUSCO)がFDLRの襲撃から住民を保護できなかったことへの不満から、MONUSCOの兵士11人が民衆から襲撃を受けて負傷した事案も発生しています

 キンシャサ特別州(キンシャサ市を含む)
「シェゲ」と呼ばれるストリートチルドレンによるスリ、ひったくり及び「クルナ」と呼ばれる不良暴力集団による殺人、強盗、恐喝事件が多発しているほか、銃器を使用した軍人や警察官等による略奪事案や私服警察官による所持品検査を装った窃盗事案もしばしば起きていますので
(以上は外務省の報告より)



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 この女性は15歳にして、辱めを受けたそうです。暗闇の洞窟の様なところに閉じ込められて毎日毎日。この国の現実はとてもではないけれど私にはまともに見る勇気がありません。それほど非道極まりない。何かを言いたくても言葉すら出ないほどです。

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(ルワンダの大量殺人事件の時には副大統領だったカガメは今は大統領になって、アメリカの支援を受けてルワンダを経済化させている反面、コンゴ民主共和国に兵士を送り込んでいると言われています)

 隣国のウガンダやルワンダから、アメリカによって訓練された兵士が東部に送り込まれていて、コンゴの政府軍と対立している。しかもアメリカはその援助に10億ドルもつぎ込んでいるというのは本当のことなのでしょうか。

 
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 勿論、その背景には政治的な駆け引きもあるのでしょう。

 この国がひどくなったのはやはり西側諸国が必要な資源が見つかってその争奪戦が繰り広げられているからでしょう。
 その中で注目されてるのがレアアースです。

 半導体や自動車、家電製品などに使われてる希少金属の争奪戦が繰り広げられていて、ルワンダが支援するコンゴ民主連合 (RCD)、ウガンダが支援するコンゴ解放運動 (MLC)、そしてRCDから分離したコンゴ民主連合解放運動 (RCD-ML)と政府軍が紛争を続けており、その犠牲になっているのが女性や子供みたいです。


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 日本から見れば、本当に信じられないような惨状で、話を聞くだけでも足が竦むのは私だけではないでしょう。

 そんな中で日本が国を上げて頑張ると、この国を助けることにもなることがありました。

 今年になって、日本の南の島である鳥島近海相当大量のレアアースが眠っていることが発見されたのはご存知でしょうか。しかも公海上ではなくれっきとした日本領の中で発見されたのです。

 それの採取を何とか実現させて、大量に採掘しレアアースの価値自体を下げてしまうのです。

 そうすると、コンゴでもレアアースの価値が下がって紛争の種が薄れて来ることによって利権を狙った連中が撤退し、平和が戻ってくる可能性が高い。


 これは日本にとってもいいことだと思うし、コンゴにも良い影響を与えられるので政府は何とか実現にこぎつけてほしいですね。


 今日はこのことが言いたかったです。