缶詰めパンに感動! |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

 4月11日のことだったのですが・・。


 夕方、何気なく毎日放送を観ていると、「世界遺産」という番組が始まりました。


 この番組は好きなのです(^^)

 国際宇宙ステーションの中で半年間滞在している野口聡一さんが無重力空間で缶詰パンの蓋を開けて取り出していた。



砂坂を這う蟻    現在は・・時代ブログモ~ド~~ (^^)v-1

 最初はイマイチわかりませんでしたが、中からフワフワのパンが出てきました。

「ふーん、高いのだろうなぁ・・・柔らかいのはいいかも・・・宇宙食にはいいかもね」

 などと勝手に思いを巡らせていました。


 この缶詰を製造しているのは

株式会社 パン・アキモト

 という会社でした。


 普通にこれを売っているだけなら、ブログに乗せることもありませんが。


 私は感動しちゃいました(^^)


 この缶詰は3年間保存できるそうです。

 それで企業や官公庁が備蓄用に缶詰パンを買うようになったそうです。


砂坂を這う蟻    現在は・・時代ブログモ~ド~~ (^^)v-1

 社長の秋元さんは、阪神大震災の後にこのパン缶を発明されたそうです。


 ①パン缶を企業・個人・官公庁などに備蓄用として販売

 ②2年経つと、缶詰を回収する

 ③回収した缶を震災などで苦しむ人々へ支援する



 商売をしながら、災害の非常食として役立てるだけではなく、震災などで苦しむ人々へ提供する。


 このやり方が本当に成り立つなら、このシステムはとっても素晴らしいですね。


 日本は戦後の何も無い世界から高度経済成長と言って道路を作りビルを作り、夢の世界を作ろうと躍起になってきた。

 その後は、情報社会を作り上げ、今や何でもある国になってしまいました。


 日本のような資本主義経済は、無の状態から全て満たされる世界を作り上げるまでが満たされる経済であって満たされた後は崩壊の道を歩むわけです。

 そういう構造になっているわけですが、そんなときには過去の例では戦争が起こり全てが無くなって、また資本主義経済が始まってきました。

 しかし、戦争の種はあるけれど戦争にはなりにくい世の中になってしまい、つまり平和になると資本主義には未来が無いわけです。だからといって戦争を起こすわけには行きません。

 何かのイベントを考えながらお金を回し続けないと生きては行けないのが資本主義

 社会主義や共産主義とは違って、資本主義は自由な反面拡張して行くか、どこかでゼロにしてまた作り直すという事をしなければだめな経済なのです。けれど壊すのは勿体無い。

 

 その対策としてこれからは、アメーバピグを発展させたヴァーチャルワールドのような世界を作り、現実と仮想の二重経済にすればいい と言うのは私の持論ですが。

 これはずっと先の話でして・・・。

 それより、この缶詰パンのように災害支援や義援に使えるようにお金の循環を考えて行くと、新しい経済ができるかもしれませんね。いや、この程度なら出来ては居ますけど、もっと大々的な世界的に見た社会生活経済。


 そんな中で大金持ちになれた人の中では、お金を還元させて行く人がいますよね。有名な人ではマイクロソフトのビルゲイツ会長。

 「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」がそうです。夫婦二人が死んでから50年以内に財団のお金を使い切る。そして財団から「ワクチンと予防接種のための世界同盟」に7億5000万ドル(約700億円)を寄付しています。

 余談ですが日本にもお金持ちが居ると思うのですが、こんな話が聞こえてきません。マスコミが報道しないだけなのでしょうか。

 人間なんか2億3億も持っていたら生きるには十分でしょう。ホリエモンのようにあれだけ叩かれても自分の持ち金でロケットと作ろうと頑張っている。そんな夢を持って頑張っている人は兎も角、金だけ溜め込んで何をするわけでもなくセレブに浸るだけで私利私欲で満足している人が多いのでは・・・?大きなお金が動くと恵まれない人々や病気に苦しむ人だけではなくて、市場経済でお金が動くわけですから経済にも良い影響が出るはずです。


 ともあれ企業もNPOに寄付を行っています、それでNPOはやってゆけるけど、寄付では無くてこういうシステムが果たして上手く行くかどうか。


 大きなことは私には言えませんが、要するに、こういう考えの人が沢山出てくると世界は変わるかも・・・と感じた私でした。