久しぶりに天王寺に行きました。
天王寺にはJR天王寺駅があって、その西に天王寺公園、南に近鉄百貨店。
近鉄百貨店の横から堺市に向かう路面電車が走っています。
その道はアーケードになっている商店街でした。
日曜に行ってびっくりしたのが、その商店街が無くなっていました。
商店街が無くなって、ビルやマンションが建つらしい。
なんでも、近鉄百貨店自体が取り壊されて、そこに大阪で一番高層のビルが建つらしいです。
私の感では、そんな高層ビルにしても天王寺に来る人の数は変わらない気がします。
近鉄さんって、金持ってるんだ。
球団売らなきゃよかったのに。
そんなに高いビル建てて、上はホテルなのかな。
ということなら都ホテル?
天王寺近辺で住んだり働いている人は喜んでいるわけでもなく、もっぱら「倒れたら下敷になる」かどうかの話ばかり(笑)。
天王寺は大阪でも高台にあるからニュー近鉄ビルの屋上からはまちがいなく大阪を全て見渡せるんだろうね。
天王寺と阿倍野は同じ場所。(というか道を挟んでお隣さん)
こちらが阿倍野再開発イメージ図。
道路はこんなに広くない。それに道路の真ん中に路面電車が走っているけど描かれてない。
これは阿倍野。この写真の右側に天王寺公園と動物園と通天閣があるはず。
写真の道路を挟んで手前に上の写真の近鉄。
中央の高層ビルは現存のマンションだろうか、この高層ビルに後ろが「飛田新地」というところ。
こうそうマンションの右奥が「あいりん地区」というところになるはずです。
大古の昔から天王寺には四天王寺という寺があって、大阪の歴史そのもの。
今の大阪城の前は石山本願寺。
それは室町時代後期でしかありません。
それまでは石ころの丘だったと聞きます。
戦国時代でも、町は梅田から難波まで。
そこから外は田んぼと畑ばかり。
室町以前は四天王寺の回りに小さな村があっただけで、見捨てられた土地。
大阪を大きくしたのは、本願寺の蓮如上人、その後の豊臣秀吉。
大古の大阪の地に大阪の新しいシンボルができるのか。
昔ながらの味のある建物がどんどんなくなるのは、個人的に寂しい。